serieA 9節 vsシエナインテルを捕らえた (rossonero)

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serieA 9節 vsシエナ
インテルを捕らえた

ミランはサンシーロにシエナを迎えた一戦で、順調に勝点を積み上げた。
試合内容は特筆すべきものもない平凡なものだったが、勝ち点3を獲得した事実が重要なのだ。この勝ち点3によって、ついにインテルを捕らえることができた。


ロナウジーニョとフラミニは招集メンバーから外れ、マルディーニには休養が与えられた今節。ボネーラとファバッリがセンターを務めるなんとも危なっかしい最終ラインを敷き、前線にはピッポ、パト、カカが陣取った。そして、レジスタの位置にエメルソンがセリエA今季初先発を果たし、腕章を巻くガットゥーゾとアタランタ戦を休養したセードルフが中盤を組んだ。


今季のミランは日替わりでメンバーが変わっている。
けが人の影響もあるので良いのか悪いのか判断の難しいところだが、オレは好意的にとらえている。アンチェロッティのやりくりは、今のところうまくいっているといっていいだろう。
ボネーラの安定感が増し、アントニーニも十分戦力として目途がついた。ザンブロッタが両サイドでプレーできるのも大きい。そして、この日のエメルソンは今後も期待を抱かせる出来だった。選手層は間違いなく膨らんでいる。


注目の前線もうまくいっている。
シエナ戦の2トップを張ったピッポは、3戦連続ゴールの結果が示すように本人も「最高にいいね」と好調の状態に入った。パトもスピードとゴールへの意欲を武器に攻撃を活性させる役割を十分に果たしている。この日は出場を見送られたボッリも評価を下げたわけではないだろうし、13分間プレーしたシェバもわずかだが上昇をうかがわせるパフォーマンスだった。
カカだけはどうしても外せないが、上記の3人にロナウジーニョを含めた4人をアンチェロッティがうまく操ることができれば、さまざまな形の面白い攻撃陣が形成できあがるはずだ。


シエナ戦は見ていない方々が多いと思うので、試合内容にも触れておこう。
序盤から攻勢を仕掛けたのはミランだった。エメルソンが見事なタクトを振るい、セードルフとガットゥーゾも攻撃に加わりいいリズムが続いた。だが、なかなか決定機を演出するには至らない。サンシーロに徐々にイライラがつのりはじめた30分過ぎに、カカが仕事をした。


センターサークル付近で前を向いたカカが、ディフェンダーを引き連れながら力強く前進し、ペナルティーアークまで駆け上がっていた前方のガットゥーゾへパスを送る。ディフェンダーに囲まれながらパスを受けたガットゥーゾは、絶妙なタッチでカカのパスコースを変えて最終ラインの背後にボールを流し、これに反応したインザーギがGKとの1対1をものにして、ミランが先制した。


その後もミランがペースを握っていた。中盤の3人がハイパフォーマンスを披露して、マルディーニもネスタもカラーゼもいない最終ラインの負担を軽減して、危険なシーンを作らせなかった。だが、後半が始まるとミランは少し受けに回ってしまい、シエナに攻め込むチャンスを与えてしまった。54分に左サイドからのクロスを2列目から走りこんだヴェルガッソーラに叩き込まれて6試合ぶりの失点を喫し、同点に追いつかれてしまった。


だが、ミランはすぐにギアを上げシエナに攻め込む。着火剤となったガットゥーゾの闘志は素晴らしかった。65分、左サイドを切り込み右サイドでフリーになったカカにボールが渡ると、カカが中央へシュート気味の強く低いクロスをインザーギに送り、たまらずシエナがインザーギを倒してしまいPKを得る。これをカカが左隅に冷静に決めてミランが勝ち越した。その後は、終盤は押し込まれたものの危なげなく守りきった。


できれば早々に2点差にしてカカを休ませたかったところだが、勝ち点3には何も変えられない。難しいゲームにしてしまったことは反省材料だが、勝利のサイクルが訪れつつあることを感じさせ、エメルソンやアントニーニに計算がたち、ピッポが得点を積み上げた。収穫も少なくない試合だった。


そして今節は、素晴らしい吉報が届いた。
アルテミオフランキでインテルはフィオレンティーナとドローに終わり、ミランがインテルを1ポイント上回ったのだ。
何年ぶりだろう?もはや快挙といってもいい。
インテルを見下ろせる日がこんなに早く来るとは正直思っていなかったから、本当にうれしいよ。今後絶対この状況が覆らないようにしてもらいたいし、インテルは2戦連続スコアレスドロー。どんどん深みにはまっていってもらいたい。


さてさて、日曜日はナポリ戦だ。首位をいく非常に手強い相手をサンシーロに迎える。
この試合は、ラツィオ戦とダービーに次ぐ今季3度目のビックマッチ。ナポリの強さは結果も内容も雄弁に物語っており、ハイレベルな攻防が繰り広げられるだろう。
ダービーのロナウジーニョのように、違いをもたらせる選手が勝利を引き寄せるはずだ。
ナポリには評価が急上昇中のラベッシやハムシクがいるが、もちろんミランにもカカをはじめその手の人材は豊富に抱えている。まぁカカが負けることはない。
このビックマッチを制すれば、これまたいつ以来だろうという首位も見えてくる。
勝利あるのみだ。今の歩みを止めてはいけない。
オレはボッリのゴールで勝つと予想している。

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