セリエA 最終節 vsウディネーゼ『悔しいよ』 (rossonero)

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セリエA 最終節 vsウディネーゼ
『悔しいよ』

オレの願いは届かなかった。
ミランは勝ったが、トリノは破れ、パルマも破れた。
ミランは来季CLに出場することはできない。インテルは3連覇を達成した。
なんてことだ、もっとも恐れていた閉幕だ。
CLはベスト16で破れ、カンピオナートでは5位。
この成績をふまえると、クラブW杯のタイトルなど意味を成さない。
今季のミランは、完全に失敗に終わった。失望のシーズンだった。


ウディネーゼを相手に、まず絶対に勝たなくてはならなかった最終節。
だというのに、信じられない45分間だった。
ガットゥーゾとネスタを欠いたミランは、とんでもなく情けないパフォーマンスを見せてくれた。
オッドの無能さ、カカの決定力不足。そして、カウンターによる失点。
今季のサンシーロでのゲームを象徴するような45分だった。


だが、後半のミランは“強いミラン”に変貌した。
この2面性こそ、今季の象徴なのかもしれない。
怒涛の4ゴールを奪ってウディネーゼを一蹴する。後半のミランならば勝てないチームなどない、と断言させるほど強かった。
カカの躍動。ピッポのゴール。パトというタレント。カフーのさよならゴール。
素晴らしかった。
だが逆に、後半45分のお祭りは、タイムアップの笛を余計に悲しくさせた。
このチームが来季CLに出場できないなんて、サッカー界の損失だ。


この日がミランでのラストマッチになったカフーに、お礼の言葉を述べさせていただきたい。
03年にカフーがやってきてから、ミランは、オレは、素晴らしい時間を過ごすことができた。
カフーの貢献度を今ここで羅列することもないだろう。
カフーの攻撃的マインドがミランの武器になり、誰よりも速く右サイドを疾走して攻撃を牽引してくれた。
カフーがいなければ、今のアンチェロッティミランの成功はなかったと思う。
そう言い切れるほど戦術的にも、精神的にも頼りになる男だった。
彼ほど、栄光に彩られたサッカー人生を送った選手も少ない。カフーは勝者だ。
レジェンドの1人に数えられるべきだし、彼の笑顔をオレは忘れることはない。
本当にありがとう。お疲れ様でした。
これからも楽しいサッカーを続けていってください。
カフーと共に過ごした時間は、本当に幸福な時間でした。


そして、パト。
パトがこれからのミランをカカと共に背負っていく存在になる。
そう確信させてくれるゲームだった。
これまでにも何度も書いてきたが、パトには華がある。重要なゲームで重要なゴールを決められる男だ。
まだ18歳だし、この先彼がどんなサッカー人生を送るのか、どんな可能性もあると思う。2年目の来季こそ真価が問われるし、周囲の期待ももちろんとても大きい。
ただ、メッシやC・ロナウドらを蹴散らしてオレを頂点に連れて行ってくれる。
そう信じよう。信じさせてくれるだけの器を持っている。
ミランの7番は、大きなプレッシャーを跳ね除けてミランに幸福を導かなければならない。オレにとって7番はそんな番号だ。
パトには、本当に期待している。


この結果、もうただただ悔しいよ。
長いシーズンでのたくさんの失敗が招いたわけで、この結果は致し方ないと思うが、とにかく今は悔しさばかりがつのる。
最悪だ。
何が悪かったのか、それはもう少し冷静になってから考えるようと思う。
今は、生まれ変わるための苦しみだと信じて、この悔しさを乗り越えようと思う。
いい事ばかりは続かない。苦しみがあってこそ勝利がより輝くというものだ。
来季はインテルをやっつけることが最大のターゲットになる。
今は、その時の歓喜のために涙をぐっとこらえようと思う。


ガリアーニは、補強することを約束している。
来季はどんな選手たちがロッソネロを着てサンシーロでプレーするのだろうか。
フラミニがやってくることは決まったが、もう4、5人は来るんだろう。
ミランは、来季再スタートを強いられることになった。
今季は失敗であり、一時代の幕が下りたことは事実だ。
それを認めて、来季から新しい強いミランをつくっていけばいい。
まあ、さまざまなニュースがこれからさらに飛び交うんだろう。
想像を膨らませて楽しんでいるよ。


最後に、ミランをしのいでCLを勝ち取ったフィオレンティーナに、おめでとうと言いたい。
彼らは本当に素晴らしいシーズンを送ったと思うし、この結果にふさわしいチームだと思う。
トリノ戦のオスヴァルドのシュートも参ったよ(トリノはよく戦った)。
来季も、しっかりとイタリアの代表としてCLで堂々と戦ってほしい。

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