セリエA 29節 vsサンプドリア『ひでぇ』 (rossonero)

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セリエA 29節 vsサンプドリア
『ひでぇ』

「ひどい夜だ」(アンチェロッティ)。
なんだ、あの前半は。 正直、怒りをとおり越してあきれた。笑ってしまった。
「物事は良くなっていると私は考えていたが、実際にはホームゲームで下がるところまで下がってしまった。前半、我々はうわべだけの思い上がった姿勢でこの勝負に臨んでしまった。我々は大きなチャンスを失ったんだ」(アンチェロッティ)
この指揮官は、なにを考えてあんなチームをサンシーロに送り出したんだろう。


前半10分、カカが前節に痛めた背中を悪化させてピッチを退くと、すぐさま先制される。
そして、25分にはあっという間に2点目も奪われた。
失点シーンは不運も重なっていたと思うが、ヤンクロフスキの超緩慢なプレーが大きく響いた。
その後も、点差を広げられなかったのが救いだったという展開。ほんと、ひどい45分だった。


前半のミランは、今季最悪のデキではないだろうか。
ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニは、相手に完全に翻弄されていた。
前節で書いたこの中盤の3人の不甲斐なさは、どこまでも下降していく。
いったいどうしたというのだ。なんでこんなことになるんだ?
カラッチいわく、「適切なメンタリティーでピッチに向かわなかった」らしい。
なめんなと言いたい。
ハーフタイムに起こった大ブーイングは、至極当然の出来事だった。


後半、ジラルディーノを投入したアンチェロッティ。
選手にもかなりカミナリを落としたんだろう、ミランは反撃を試み始めた。
両サイドバックは必死に高い位置を取り、ジラに向かって蹴っていた。
しかし、オッドのキックの精度は、ロッソネロにまったくふさわしくないもの。ため息しか出てこない。
ヤンクロフスキは見切りをつけられ、ファバッリが出てきた。
そう、2点差を返すための最後のカードがファバッリだった。
サンプドリアの選手、関係者、サポーター、みんな胸をなでおろしただろう。


このゲーム、頑張っていたのは、闘っていたのは、パロスキとパトだった。
18才の2人がミランを引っ張っていたんだ。
ようやくネットを揺らしたのもパロスキ、そのクロスを送ったのはパトだ。
その他の高額所得者たちは、彼らの爪の垢を煎じて飲む必要がある。
パロスキが得点したから、パトがアシストしたから、言っているのではない。
戦って、どうにか勝とうとしていたのが、この2人だったんだ。


パロスキとパトは、本当に素晴らしかった。
あきらめずボールに食らいつき、がむしゃらにゴールに突き進んでいた。
プレーよりも、この姿勢をオレは素晴らしかったと言っている。
パロスキは、とにかく闘志が素晴らしい。そしてシュートも冷静に打てる。
パトの素晴らしさは今さらだが、この日のパトには、これからミランを背負っていく価値のある選手だと思わせるものがあった。
パロスキとパトはミランの希望だ。
敗れたとはいえ、この敗戦をオレは忘れないと思う。
パロスキとパトの放った光は、それだけ強烈だった。


この負けは大きい。チームには大改革が必要だ。
まずアンチェロッティを首にしないといけない。
こんなぬるいプレーを選手たちがしているということは、指揮官の責任が大きい。
アーセナルに負け、ミランは初めてサンシーロでプレーした。週末にはローマにも負けていた。
CLにベスト16で負け、4位はどんどん遠のいていっている。
ミラニスタにしては信じられない屈辱だ。
ここまでの危機的な状況で、あのぬるさはひでぇ。あまりにひでぇ。


体力的に限界にきているんだと思う。それはわかる。
だが、口ばっかりの「すべてがファイナル」は。よけいに腹が立つだけだ。
アーセナル戦、負けはしたけど気持ちが入っていた。
だから、あの敗戦は仕方がないと、オレは割り切れた。
ただ、このサンプドリア戦は、その気持ちがまったく見えなかった。
怒りしか沸いてこねぇ。
もう絶対だ。シーズン終了後、大改革を行わないといけない。


やっぱり、フィオレンティーナはナポリに負けた。
勝てば1に縮まっていたというのに。
まあ、勝てる要素はほぼなかったから、ポイントが4つのまま広がらなかったのが、唯一の救いだ。
残り9ゲーム、追い越せない差ではないが、「4位に入るためにはすべての勝ち点が重要となってくる。僕らはもうミスを犯してはいけない」(カラーゼ)
もう勝つしかないわけだ。
次節は、とにかく勝ってほしい。
ただオレは、勝敗よりも、まず闘っている闘志溢れたミランが見たい。

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