セリエA 20節 vsジェノア『パトで勝った。が・・・』 (rossonero)

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セリエA 20節 vsジェノア
『パトで勝った。が・・・』

ウィークデーのアタランタ戦。
連勝を続けたい。それはノルマでもあったがミランは敗れた。
ガットゥーゾのゴールという珍事もありながら、カラーゼの自身も認めるミスにより、勝ち点を失った。
ウディネーゼ戦で殊勲の決勝弾を叩き込んだジラが先発してパトと2トップを組んだが、どちらもいいプレーはできなかったよう。
どうしてウチのFWはこう継続性がないのか、嘆きたくなる。
なかなか波に乗れない。
またもや、周囲から懐疑の目を向けられて、ミランはサンシーロに戻ってきた。


ロナウドの負傷というなんとも情けないニュースが届き、アンチェロッティはパトの1トップを選択した。
3ボランチを採用し、”どうにか堅実に勝ち点を取りたい”冒険心と野望に欠けるアンチェロッティらしい采配だ。まったく情けない。
ジェノアは、ボリエッロの1トップ。
そのボッリは今季ここまで17得点を挙げ、得点ランクイタリア人最高の4位と大躍進している。
なんでこうなるんだ?不思議な想いとうれしい想いがあいまるが、このゲームでもその成長ぶりをしっかりと見せてくれた。
昨季のボッリとは比べ物にならない選手になっていた。


パトは、1トップでも無難にプレーしていた。
裏へ抜け出すスピードとシュートまで持ち込もうという姿勢は、とても評価できる。
しかし2度の決定機を外し、前線で変化をつけたり、タメになる存在としては物足りなかった。
カかは単独での突破を試みるしか手がなく、ミランの攻撃は完全に行き詰っていた。
「前半は良くなかった。非常にプレーが遅く、予想しやすいものだった」(アンチェロッティ)
ピルロから作る攻撃にはまったくリズムがなく、ボールはキープしているものの、ジェノアの方がPA内で危険な攻撃を仕掛けていた。
0-0で終えられてよかった前半だった。


後半は、アンブロジーニやセードルフが積極的に前線に顔を出し、なりふり構わずゴールに向かおう、という姿勢で強引にリズムを作り出して、ゴールに迫った。
しかし、いくつかの決定機を外しいやな空気が立ち込めた中、先制点はパトによってもたらされた。マルディーニのクロスに競ったセードルフのこぼれを見逃さず決めたゴールだった。
チームでなりふり構わず、好セーブを見せていたルベニョのゴールをこじ開けた。
その後は、パトが抜け出してルベニョを退場に追いやる。
そして、82分にパトがとどめの追加点を決めて、ドッピエッタを達成。2-0でミランが勝利した。


パトは、このゲーム結果だけを振り返れば、素晴らしい貢献をしたということになる。
チームを勝利に導き、ストライカーの仕事をきっちりと果たした。
しかし、もっと早くにゴールを決めるチャンスはいくらでもあった。まだ18歳の青年であるとはいえ、ひと言文句をつけたくなる。
もし、このゲームがノーゴールに終わっていたら、槍玉に上げられていただろう。
カルチョは厳しい。特にストライカーに対しては、とんでもなく厳しい。
もっと冷静にゴールを決める技術が必要だし、ワンチャンスを大事にしないといけない。
ただ、ゴール前の嗅覚と物怖じしない性格はたいしたもんだ。
これからカルチョの洗礼を必ず浴びると思うが、この青年は結果を出せる力がある。
本当に、ミランのエースとして資格を有しているのではないだろうか。


ミランはパトのゴールに助けられ、勝ち点を積み上げた。
パトは4ゲームで3ゴール。この若者がいなかったらと思うと背筋が凍る。
しかし、チームとしてのパフォーマンス自体は褒められたものではなく、今後に期待ができるかと言えば、答えはノーだ。
ただ、今は1つでも多く勝ち点を積み上げていくことこそが大事。
順位を7位まで上げたが、まだ目標の4位とは、10ポイントの差がある。
連勝を続けなければいけないし、連勝を続けることで生まれる勢いがとにかくほしい。
そういう意味では、結果が残せたことで次につながるゲームとはなった。
連勝するために今のミランに必要なこと、それは攻守の切り替えを速くすることだろう。
あまりにも相手にカウンターを受けすぎる。そして、ボールを奪う位置があまりに低すぎる。
これでは、失点を食らう可能性は高くなるし、相手に守備の陣形をセットされてからでは、ゴールをこじ開けるのは至難の業だ。
決めるところで決める決定力と共に、特に守から攻への切り替えを速くしないといけない。


その鍵を握るのは、やっぱりガットゥーゾだろう。元気がなさすぎる。
セカンドボールに噛み付くガットゥーゾの姿が頻発し、このゲームはちっとはマシだったオッドらSBが、どんどん攻撃に絡んでいかなければ、ミランの連戦連勝は難しい。
そして、やっぱりカカだ。
カカがゴールを決めれば勢いもつく。守備での貢献ももっと必要だ。
要求は高くなるのはもちろんだ。中心としてもっと結果にこだわり牽引していってほしい。
ガットゥーゾとカカ。そして、ピルロが躍動して初めて、ミランは完全体なんだ。
パトというフィニッシャーが登場しつつある今こそ、彼らが本来の姿を取り戻せば、ミランは連勝街道をばく進できる。


レッジーナ戦は、ぜひとも勝利をお願いする。
そして、週末のフィオレンティーナ戦。勝って勢いをつけよう。
大切な1週間だ。

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