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2008年01月 アーカイブ

2008年01月04日

07/08前半戦 通信簿
『曇り時々快晴』

まず、なんといっても1つのカップがとても大きかった。
オレにとっては特にだし、ミランにとっても、クラブW杯のカップがなかったらと思うと、冷や汗ものだろう。
アンチェロッティは職を失っていただろうし、ガリアーニは今頃寝る暇もなかっただろう。
クラブW杯は、出場さえすればそんなに難しいタイトルではないのだけど、世界一の称号が得られるおいしいもの。本気で奪いにいき、きっちり獲得したところは評価したい。
だが、このタイトルで何もかも良しとするわけにはいかない。
そうしようとするガリアーニやアンチェロッティを、認めるわけにはいかない。


三賞をいつも通り。
MVP がんばりま賞 裏切ったで賞
評価は5段階で、
5-素晴らしい
4-良い
3-まあまあ
2-ダメ
1-最悪


では、その2人からいこうか。
いきなりだが、

がんばりま賞 ガリアーニ
夏の補強はエメルソンとパトだけで、期待していたロナウドとグルキュフがさっぱりだった。
前半戦は、完全にガリアーニの見込みの甘さが数字となって現れている。
オレに言わせれば、予想通りの苦戦だ。
年明けから出場できるパトにすべてを背負わせるのか?ロナウドにまだ期待しているのか?
冬の補強は絶対必要だろう。昨季みたいな劇薬を投入しろ。さもなければ、来季のCL出場は無理だ。
モスクワでカップを掲げるなんて夢物語は、オレが見る。ガリアーニは現実を見ろ。
冬の補強は、絶対に必要だ。FW1枚。SB1枚。必ず連れて来い。


アンチェロッティ 2
新しいことを嫌い、冒険をおかせない。今さらではあるが、アンチェロッティにはもう飽きた。
首にならないかな。後任が問題ではあるんだが、新しい監督の下で戦うミランを見たいよ。
今季は昨季の遺産にしがみつき、選手のモチベーションを上げられず、ケガ人も重なり、さんさんたる結果だ。ダービーにも負けたし。
最初に書いたように、クラブW杯はとって当たり前もの。まあ、これがあるから2になったと思ってほしい。
リーグ戦の順位、サンシーロ未勝利は、アンチェロッティの責任である部分が多い。
昨季のように後半戦にスーパーなチームを今季も作れるとは、オレには思えん。
そろそろアンチェロッティの政権は終焉だろう。


では、選手に。

GK ジーダ 2
コイツには目が見えない疑惑があるらしい。
本当にそうではないかと思うシーンが多々あった。
それと、セルティックパークでのあの愚行。もう限界なんだろうな。精神的にも肉体的にも。
GKの補強は必要だな。

DF オッド 2
カフーに求めていたものを、求めてはいけないことは分かっている。
ただ、なぜコイツのクロスは味方に届かないのだろう。
数で勝負できないのだから、質が勝負だと思うが、さっぱりだ。
ミランのフォーメーションにおいて、SBは生命線の1つ。
ここも補強ポイントだな。

DF ネスタ 5
ネスタがいなかったら、この順位にさえつけることはできなかったと思うよ。
けがせず安定したパフォーマンスを発揮してくれて、本当に助かった。
クラブW杯の勝ち越しゴールは、そんなネスタへのご褒美だろう。忘れられないね。
後半戦も、よろしく頼む。
代表を引退し、ミランにすべてを捧げることを決断してくれたネスタ。
これからもミランにたくさんのタイトルをもたらしてくれ。

DF カラーゼ 4
ちょっと評価が高すぎるかもしれないが、ポカもあるけどしっかりディフェンスラインを支えてくれていたと思う。
個人対決は負けないし、ネスタとのコンビもいい。
マルディーニは今季いっぱいだし、今後もミランを支えてくれという期待もこめて、この評価だ。
よろしく頼むよ。

DF ヤンクロフスキ 3
お前も期待をこめてのこの評価だ。
けがしちゃいかんよ。お前がいない間、不在を痛感させられた。
とにかくけがはしてはいけない。出場し続けてくれ。
そして、左足でたくさんのゴールを演出してくれ。
後半戦は、フル回転を期待している。

DF マルディーニ 5
クラブW杯に勝利した後のガッツポーズは、一生忘れられないよ。
マルディーニを肉眼で見ることができて本当に良かった。オレとしては、もうあなたに対する悔いはない。
今季、できるだけけがをせず、なんとか有終の美を飾ってほしい。
ただ、あと数ヶ月しか残されていない現役の時間を、心いくまで楽しんでもらいたい。
それがミランのためにもなるし、オレら一番望んでいることだと思う。

DF カフー 3
年齢的な衰えは、もういい加減隠しきれなくなった。
だが、オッドのケツを叩き続けて、存在感を見せ付けてほしい。

DF セルジーニョ 3
ようやくけがから復帰したけど、年齢を感じずにはいられなかった。
だが、これからも必ず出番はある、アンチェロッティが大好きだから。
その期待に応えてやってくれ。

DF ボネーラ 2
比較する対象が悪いのは分かっている。だが、ミランのDFとしての器ではない、と言いたくなる前半戦のプレー振りだった。
今季はもっと成長してくれると期待していたんだけどね。
もうちょっと、集中力をもって、責任をもって、プレーしてもらいたい。


MF ガットゥーゾ 2
2は厳しい評価なんだと思うよ。でも、お前らしさをかなり多くのゲームで見ることができなかったのは事実なんだ。
もっと吠えろ。もっと闘ってくれ。
お前がミランの魂なんだから。お前がしらけてたら、ミランは闘うことはできないよ。

MF ピルロ 3
FKが蘇ったところは評価したい。ここまでセットプレーからかなりのゴールを奪ってくれた。
だけど、プレー中での君らしさが影を潜めてるよ。
さすがピルロ、という専売特許のパスが、稀にしか見れないよ。
お願いしますよ。ピルロがそこにいる意味を、存在感を見せてくださいよ。

MF アンブロジーニ 4
けがしなかったからこの評価。なぜコイツが腕章を巻くのかも、生で観戦して分かった気がする。キャプテンシーは持ってる。
ただ、今季はゴール前での仕事が少なくないかい。得点感覚を忘れたのか。
存在感は示してくれていたけど君による歓喜がなかった。
後半戦は、出場ゲームを減らしてもいい。
だから、爆発的な歓喜の方を多く頼むよ。

MF ブロッキ 3
まあね。もともとの期待度が低いからね。
ベンチを温めて、やるべきことはしっかりやってくれたと思う。

MF エメルソン 1
言い訳は聞いてやらんでもない。もう少し時間をやりたいとも思う。
だが、一体なにをした?
イライラする。コイツにもコイツを獲得したガリアーニにも。

MF グルキュフ 1
オレは、ガリアーニがなぜコイツをあそこまで高評価するのか、分からないんだ。
もともとそこまでのビックプレーヤーになれる素質は、ないと思っている。
だが、確かにもう少しできそうな気もする。
もう若くないよ。今季がミランでのラストチャンスだよ。
もしオレの目が間違っているというのなら、しっかり示してみろ。

MF セードルフ 3
いい働きをしてくれたと思う。安定感はあり、セードルフがいない時といる時の差は、大きい。
今のミランにおいて、とても重要な位置にいる。
だが、もうちょっと数字につながる結果がほしい。ゴールがほしい。
クラブW杯では、君の類まれな能力をしっかりと目に焼き付けさせてもらった。
後半戦も、大車輪の活躍を頼むよ。カカを支えているのはセードルフだ。
セードルフは1/10くらいバロンドールをもらってもいいと思う。

MF カカ MVP
バロンドール受賞おめでとう。
その他の各賞も総なめにした2007年は、カカの年になった。心から祝福したい。
カカのゴール、笑顔、生で見ることができて、オレは本当に幸せものだよ。
後半戦は、リーグ戦でも獅子奮迅の活躍を頼む。
もうお前にお願いするしか、頼るしかないんだよ。
これからも、ロッソネロを着たカカをずっと見ていたい。そして、ずっと一緒に喜びたい。


FW ジラルディーノ 2
なんでなんだろな~
オレとしては、ジラは頑張っていたと思うんだよ。ただ、ジラのせいまでとはいわないまでも、ジラの力不足でかなりの勝ち点を失ったのは事実だ。
後半戦は、化けてくれねぇかな。オレはその可能性があるとずっと信じてるんだけどね。
裏切らないでくれよ。点とればいいんだよ。
お前の能力を発揮すれば、そんなに難しいことじゃないと思うよ。
まず、肩の力を抜けよ。サッカーを楽しもうぜ。

FW インザーギ 4
どうしてこう大舞台に強いんだろうね。
ほんとピッポって不思議だよ。
これからも、ここぞというゴールを決めて、主役に踊り出ちゃってくださいよ。
まだまだ老け込む年じゃないよ。
後半戦も、ピッポが大活躍できる舞台を何とかして作りたいもんだ。

FW ロナウド 裏切ったで賞
いたんだっけ?いたんだよね~
まあ、オレの予想通りだ。
ただ、ここまで何もせんとは思わんかった。最後には移籍話にまで発展しやがるとは(いっちまえ)。
腹が立つ。昨季コイツをを応援していたオレが。ロナウドが戻ってくればとか言うガリアーニが、アンチェロッティが。
後半戦、絶対にオレはコイツに何も期待しません。
早くいなくなってくれればいいと思う。


では、最後に総括を。
ここまで、「曇り時々晴れ」って感じだった。
晴れたときの空は見たこともないような美しさだったが、曇りの時が長すぎ、大雨にもたたられた。
多くはじめじめしていた日々だった。
スーパーカップ獲得。クラブW杯獲得。CL予選1位通過。これは立派だが、リーグ戦12位は信じられない。
ダービーにも負けたし、リーグ戦サンシーロで勝ってない。ノルマ達成とは言えない。
いい気になってのぼせていたら、冷水を何度もぶっ掛けられた前半戦だった。


後半戦、ミランはどれだけ巻き返しをはかることができるだろうか。
それを可能にするためには、再開初戦となるサンシーロでのナポリ戦が大きな鍵を握るだろう。
ここで勝ってサンシーロの呪縛から解き放たれ、連戦連勝となればいいが。
そして、後半戦の意味であるCLの最初の相手はアーセナル。
どう考えても厳しい戦いが予想できる。
まあ、CLでのミランの強さを考えると、かなり期待はできるのだが。
ただ、CLまでの2ヶ月弱がとても大事だ。シーズンは長い。少しでもカンピオナートにおける希望がほしい。
パトが救世主となるのか。そこはとても楽しみにしたいし、ガリアーニは絶対誰か連れてくるだろう。
そして、また昨季のようなスーパーなチームが出来上がる可能性も、なくはない。
あまり悲観的にはならないようにしようと思う。
とにかく、楽しませてほしい。それにはやっぱり勝利が必要なのは言うまでもない。
勝ってほしい。
もう負けすぎだろ、今季は。とにかく敗戦は見たくない。

2008年01月14日

セリエA 18節 vsナポリ
『パトすげぇ~』

パトが、なんとも驚きのデビューを飾った。
この衝撃は今後ずっと語られていくことになるだろう、カカのデビューと共に。
まさに、カカへの衝撃となんら変わらない。いや、オレは周囲のアンチェロッティらが言うのとは違って、疑いの目をもっていた。
ワクワクしたし、期待していたけど、疑っていた。だから驚きうん倍だ。
パトは、素晴らしい選手だ。
1ゲーム見ただけでも、これは断言できよう。


カカのデビュー戦となにが似ていたかというと、あのひたむきさだ。
カカにはもうなき、あのひたむきさが、なんと言ってもまず好印象をオレに与えてくれた。
ボールを追う。あの姿勢、ういういしさ、必死さ、がオレの心を捉えた。
そして技術。まだ多少荒削りではある。メッシやC・ロナウドほどの異様なうまさではない。
だが、しっかりしているし、何よりパトには、華がある。
シュートを何本はなっただろう。パトは、持っている技術をゴールに結びつける術を知っているかのようだ。
オレにとって、ロッソネロの7番は偉大な番号。
その7番を背負う資格が、パトにはある。


このナポリ戦は、解説の川勝さん実況の八塚さんが絶賛していたように、オレも大変楽しめたゲームだった。
その要因の1つとして、やっぽりロナウドには触れないわけにはいくまい。
何も期待はしていない。出てきたからといって、ワクワクもしなかった。うれしくなんて全然ない。ジラが見たかった。
だが、ロナウドのプレーは、本当に素晴らしかった。すごかった。これは認める。
2つのゴールは圧巻だ。どちらともロナウドらしく、彼にとってはなんら特別なことでもないかのようだった。
まさにゴールを奪うことにかけては、特許を持っているといっていい。
存在感も申し分ない。この日の攻撃は、カカではなくロナウドが中心となっていた。


ベルルスコーニとアンチェロッティが、自信をもって送り出した前線のブラジル人トライアングルは、とても機能していた。
5ゴールを奪った結果よりも攻撃の中身が美しかった。それがオレはうれしい。
前線の3人に、セードルフとピルロが絡み、さまざまなアイデアが飛び出していた。
このゲームでは、5ゴールのうち、バロンドールにか輝いたカカは自身で奪った1ゴールしか得点に絡んでいない。
このことが、ミランの攻撃の変化を如実に語っている。
カカを抑えればいいミラン、ではなくなった。
ロナウドとパトがボールを受けると、相手は注意を払わなければならい。
今まではカカだけを見ていればよかった相手は、カカばかりに集中しているわけには行かなくなったのだ。


そして、その脇で結果を出すのが大得意な男セードルフが、よりフリーになり、アイデアを出せる。
ピルロには多くの選択肢が与えられ、彼のファンタジーを感じてくれる受け手がいる。
ロナウドとパトが前線に入ると、ミランの攻撃は見違えるように生まれ変わった。
この日はサイドバックを絡めた攻撃が少なかったが、その必要性もなかったということ。
これからサイドバックも攻撃に絡んでいけば、より魅惑的になっていくだろう。
そして、カカはカカだ。オレらにはカカがいる。


だが、その反面のリスクもしっかりと現れてしまった。
カウンターからの2失点は、オレとしてはラベッシを褒めるしかないかなと思う。噂通りのいい選手であった。
でも、そうは言ってられない。
このゲームでは、すべての攻撃でゴールを奪おうと急ぎすぎていたし、ボールを奪われた時のバランスが悪かった。
ガットゥーゾが入れば改善されるだろうが、もう少しセードルフがバランスを考える必要があるし、ピルロは今までのように、ちんたらと攻撃を組み立てる時間も必要だろう。
イケイケの前半の方が、エンターテイメント性はあり面白かったが、後半の方が現実的に勝ち点を稼げる戦い方だ。
後半の戦い方をベースにしながら、時間を考え行く時は行く、という選手間の意思統一をもう少しはかりたい。


今書いたとおり、課題はあった。完璧なゲームではなかった。
だが、「そんなものはなんだ」と言いたくなるくらい、楽しいゲームだった。
08年初戦としては申し分ないスタートだ。
パトはすげぇ~。これが分かっただけでも素晴らしい夜なのに、ロナウドが良かった。カカも、セードルフも、ピルロも、楽しそうだった。
サンシーロで勝利できたし、追撃体勢は整った。
これからを考え、ワクワクさせてくれる。期待を大きく大きく膨らませてくれた。
あとはヤンクロフスキの復活と、右サイドバックをどうにかすることだ。


ただ、1つ腑に落ちないことがある。
ジラだ。居場所がなくなった。オレにとってこれは辛い。
ただ、ロナウドはおそらくパートタイムでしか働けない。ジラにも存分に出番はあるだろう。
ジラには、腐らず自分を失わず、シーズンを過ごしてほしい。
絶対必要な選手だ。ミランに幸福をもたらしてくれる選手だと思う。
自分を信じろ。オレは、ジラを持っているし、ジラのゴールで勝ちたい。


さあ、「大事な月を最高の形で始めることができた」(アンチェロティ)
1月は、ミランにとってとても大事な月だ。
クラブW杯での延期分のゲームも組まれ、ゲーム数は多いが、そのすべてで勝ち点3を奪わなければならない。
すべてのゲームで、がノルマに近い状態だ。
4位を目指すのは容易ではない。だが、カカが語るように「残りのシーズンを上手くやる準備ができている」ことを示してくれたゲームだった。
期待は膨らんだ。あとは、結果を積み上げて証明するだけだ。


鍵は、やっぱりロナウドだろう。そして、パトがどれだけ継続性を出せるかだ。
カカの素晴らしさは継続性にもあった。前7番、オレのアイドルシェバもそうだ。
このナポリ戦は、これだけできるんだ、という実力を提示してくれた。
それは、みんなが見た。オレは見た。
だから、今後もこれがボーダーラインになる。相手に左右されることは分かっているが、1つの基準になる。
さあ、続けようじゃないか。今のミランに足りないものは、続けることだ。


パト、すげぇ~ことはわかった。だが、ほんとにすげぇ~ヤツは、いつもこれをやるんだ。期待している。

2008年01月21日

セリエA 19節 vsウディネーゼ
『ジラで勝った』

なんで、このゲームを放送しないんだよ。
もうこの先見ることなんてできねぇかもしれねぇんだぞ、ジラで勝つゲームなんて。
パトも見たかったし、今世界の中でももっとも旬なチームの1つはミランなのに。
ロナウドが新しい髪形にしたらしいし(どうでもいいけど)、このゲームは見たかった。


ということで、文字より得た情報でゲームを推測してみる。
どうも、前節ナポリ戦ほどは、ブラジルトライアングルは威力を発揮しなかったようだ。
アンチェロッティは「我々はいいプレーの時もあれば、そうじゃない時もあった」と話している。
しかし、「我々は気迫を見せつけ、まとまっていた。全員が意欲に溢れ、犠牲的精神もあった。勝つことができたのは将来に向けて非常に重要だ」と喜びをあらわにしている。
白熱したいいゲームだったのではないだろうか。
ウディネーゼは本当にいいチームだからね。


ミランはこの日、GKと両SB、ピルロを失っての戦いだった。
そういう意味でも、勝てたことは大きいよ。
ただ、前線はナポリ戦と代わりなかった。
なのに、ナポリ戦を見たオレとしては、90分間を過ごしゴールを奪えないということは信じられない。
ジラは、83分にロナウドと代わって出場した。
そしてロスタイムに、「ゴールについては正当だったと言っておく。手は確かに(オフサイドラインの)前にあったが、ボールに触れることはできないものだったからね。ルールは手が前にあったとしても関係なく、体の位置を考慮しなければならないとなっている」(アンチェロッティ)という、少し微妙なゴールではあったようだ。


まあ、どんなゴールであれ、ジラがゴールを奪ったというのは、大きい。
パトとロナウドのプレーにより、ジラ不要論が吹き荒れた1週間だった。
ベルルスコーニは「必要な選手」とコメントを残していたが、それを結果で表せたことは、ジラにとってはとても大きいことだし、ジラを贔屓にしているオレにとっても、とても喜ばしいこと。
ジラの必要性は言うまでもない。ロナウドはすぐ壊れるんだから。
ジラはいてもらわないと困るし、必ずオレを幸福に導いてくれるFWなんだ。
今後も、ジラの活躍にはおおいに期待している。
それは、オレだけではないんだ。
カカは「ジラルディーノのことは僕ら全員が喜んでいる。彼にとっても僕らにとっても重要なゴールを決めたんだからね」と喜び、このゴールと勝利に「気迫を漲らせてくれる」と現状がどんどん明るくなっている手ごたえを口にしている。
ミランの反撃体勢は、着々と整ってきている。ジラは欠かせないんだ。


ミランを見ることができなかったので、他のゲームを見た。
まず、インテル戦。
素晴らしく楽しい88分間を過ごさせてもらったよ。その後は最悪だったけど。
あれがインテルの強さだと言うなら、もうどうしようもない。
今のインテルは、勝ちのサイクルにどっぷりつかっている。
ズラタンがケガでもしてしまわない限り、インテルのスクデットはほぼ間違いないかもしれない。
これで8連勝だ。次節、ミランを手こずらせた、昨季インテルの連勝を止めた、ウディネーゼに期待したい。


2位のローマは、トッティ不在の中でもきっちり勝ち点を積んだ。
オリンピコではまたもや暴動事件がおき、オレを落胆させるが、ローマの強さも疑いようのない本物だ。
ただ、ユーヴェはかなり厳しい。2連続ドローで、08年はまだ勝っていない。
DFラインにケガ人が多発し、ゴール欠乏症。
ラニエリの限界がやってきたというところか。
フィオレンティーナはしぶとく勝ち点を積み上げており、4位を争うミランのライバルになるだろう。
安定感があるし、ヴィエリが得点している。
プランデッリのことだし、しぶとく最後まで戦ってきそうだ。


今節で折り返しとなったセリエAは、大方の予想通りやっぱりインテルの独走状態だ。つまらない。
確かに飛び抜けた強さを見せている。だが、どうにかして止めなくては、今にもセリエAの火が消えてしまう。
セリエAの権威を賭けて、それだけは避けなければならない。
シーズンはまだまだ長い。一致団結してインテルを止めようじゃないか。
ストップ・ザ・インテル。開幕前も書いた気がするが、これはセリエA19チームの合言葉だ。
ミランは今から追い上げる。それが届くように、みんな頑張ってくれ。


さてミランは、水曜日にアタランタと戦う。
延期のゲームを1つ1つこなし、確実に勝ち点を積み上げていかなくてはならない。
今節の勝利はとても大きなものだったが、「まだ進むべき道は長い」(アンチェロッティ)。
おそらく水曜日のゲームも、オレは見ることができない。だから最悪勝ち点3を届けてくれ。
勝って、週末を迎えてくれよ。そして、楽しい週末にしてくれ。

カカ、点をとれ。やっぱお前が主役に躍り出ないと、ミランの反撃のスタートとは言えないんだから。

2008年01月28日

セリエA 20節 vsジェノア
『パトで勝った。が・・・』

ウィークデーのアタランタ戦。
連勝を続けたい。それはノルマでもあったがミランは敗れた。
ガットゥーゾのゴールという珍事もありながら、カラーゼの自身も認めるミスにより、勝ち点を失った。
ウディネーゼ戦で殊勲の決勝弾を叩き込んだジラが先発してパトと2トップを組んだが、どちらもいいプレーはできなかったよう。
どうしてウチのFWはこう継続性がないのか、嘆きたくなる。
なかなか波に乗れない。
またもや、周囲から懐疑の目を向けられて、ミランはサンシーロに戻ってきた。


ロナウドの負傷というなんとも情けないニュースが届き、アンチェロッティはパトの1トップを選択した。
3ボランチを採用し、”どうにか堅実に勝ち点を取りたい”冒険心と野望に欠けるアンチェロッティらしい采配だ。まったく情けない。
ジェノアは、ボリエッロの1トップ。
そのボッリは今季ここまで17得点を挙げ、得点ランクイタリア人最高の4位と大躍進している。
なんでこうなるんだ?不思議な想いとうれしい想いがあいまるが、このゲームでもその成長ぶりをしっかりと見せてくれた。
昨季のボッリとは比べ物にならない選手になっていた。


パトは、1トップでも無難にプレーしていた。
裏へ抜け出すスピードとシュートまで持ち込もうという姿勢は、とても評価できる。
しかし2度の決定機を外し、前線で変化をつけたり、タメになる存在としては物足りなかった。
カかは単独での突破を試みるしか手がなく、ミランの攻撃は完全に行き詰っていた。
「前半は良くなかった。非常にプレーが遅く、予想しやすいものだった」(アンチェロッティ)
ピルロから作る攻撃にはまったくリズムがなく、ボールはキープしているものの、ジェノアの方がPA内で危険な攻撃を仕掛けていた。
0-0で終えられてよかった前半だった。


後半は、アンブロジーニやセードルフが積極的に前線に顔を出し、なりふり構わずゴールに向かおう、という姿勢で強引にリズムを作り出して、ゴールに迫った。
しかし、いくつかの決定機を外しいやな空気が立ち込めた中、先制点はパトによってもたらされた。マルディーニのクロスに競ったセードルフのこぼれを見逃さず決めたゴールだった。
チームでなりふり構わず、好セーブを見せていたルベニョのゴールをこじ開けた。
その後は、パトが抜け出してルベニョを退場に追いやる。
そして、82分にパトがとどめの追加点を決めて、ドッピエッタを達成。2-0でミランが勝利した。


パトは、このゲーム結果だけを振り返れば、素晴らしい貢献をしたということになる。
チームを勝利に導き、ストライカーの仕事をきっちりと果たした。
しかし、もっと早くにゴールを決めるチャンスはいくらでもあった。まだ18歳の青年であるとはいえ、ひと言文句をつけたくなる。
もし、このゲームがノーゴールに終わっていたら、槍玉に上げられていただろう。
カルチョは厳しい。特にストライカーに対しては、とんでもなく厳しい。
もっと冷静にゴールを決める技術が必要だし、ワンチャンスを大事にしないといけない。
ただ、ゴール前の嗅覚と物怖じしない性格はたいしたもんだ。
これからカルチョの洗礼を必ず浴びると思うが、この青年は結果を出せる力がある。
本当に、ミランのエースとして資格を有しているのではないだろうか。


ミランはパトのゴールに助けられ、勝ち点を積み上げた。
パトは4ゲームで3ゴール。この若者がいなかったらと思うと背筋が凍る。
しかし、チームとしてのパフォーマンス自体は褒められたものではなく、今後に期待ができるかと言えば、答えはノーだ。
ただ、今は1つでも多く勝ち点を積み上げていくことこそが大事。
順位を7位まで上げたが、まだ目標の4位とは、10ポイントの差がある。
連勝を続けなければいけないし、連勝を続けることで生まれる勢いがとにかくほしい。
そういう意味では、結果が残せたことで次につながるゲームとはなった。
連勝するために今のミランに必要なこと、それは攻守の切り替えを速くすることだろう。
あまりにも相手にカウンターを受けすぎる。そして、ボールを奪う位置があまりに低すぎる。
これでは、失点を食らう可能性は高くなるし、相手に守備の陣形をセットされてからでは、ゴールをこじ開けるのは至難の業だ。
決めるところで決める決定力と共に、特に守から攻への切り替えを速くしないといけない。


その鍵を握るのは、やっぱりガットゥーゾだろう。元気がなさすぎる。
セカンドボールに噛み付くガットゥーゾの姿が頻発し、このゲームはちっとはマシだったオッドらSBが、どんどん攻撃に絡んでいかなければ、ミランの連戦連勝は難しい。
そして、やっぱりカカだ。
カカがゴールを決めれば勢いもつく。守備での貢献ももっと必要だ。
要求は高くなるのはもちろんだ。中心としてもっと結果にこだわり牽引していってほしい。
ガットゥーゾとカカ。そして、ピルロが躍動して初めて、ミランは完全体なんだ。
パトというフィニッシャーが登場しつつある今こそ、彼らが本来の姿を取り戻せば、ミランは連勝街道をばく進できる。


レッジーナ戦は、ぜひとも勝利をお願いする。
そして、週末のフィオレンティーナ戦。勝って勢いをつけよう。
大切な1週間だ。

About 2008年01月

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日程・結果

6節 vsカリアリ(A) 0-0


7節 10/19 vsサンプドリア(H)

8節 10/26 vsアタランタ(A)

9節 10/29 vsシエナ(H)

10節 11/2 vsナポリ(H)

11節 11/9 vsレッチェ(A)