セリエA 14節 vsユヴェントス『勝てない』 (rossonero)

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セリエA 14節 vsユヴェントス
『勝てない』

これで、サンシーロでは7ゲーム未勝利となった。
確かにアンチェロッティや選手たちが話すように悪いゲームではなかったと、オレも思う。
ユーヴェもいいゲームをした。クリエイティブさには欠けていると思うが、実直な強いチームだ。
そして、ブッフォンはやはり素晴らしいGKだった。
だが、結果がほしかった。ユーヴェに勝ちたかった。
CLの影響があったミランとなかったユーヴェの差は、少なからずあったと思う。
だが勝っていれば。少しの運が転がり込んでくれば。
大きな転機となっていただろうに。悔いが残る。


ユーヴェとのゲーム。
2年ぶりとなったが、やはり気合が入る。ゲーム前からこれほどワクワクさせられるゲームもめったにあるもんじゃない。
白と黒の縦じま。デルピエロ、ネドヴェド、ブッフォン。
これぞセリエAだと、バシバシ感じさせてくれる。この緊張感はたまらない。
セリエAに対してマイナスイメージがどんどん膨らんでいく近頃だが、このゲームはどこに出しても、世界トップだろう。自信を持って言える。
サンシーロの観客は、素晴らしかったよ。
こんな素晴らしいものを汚すヤツ。おとしめるヤツががいることが許せない。


さて、ゲーム。
イアキンタとトレセゲの2トップを選択するラニエリは、なんとも結果主義というか、浪漫を捨てている。
確かにあのパワーは相手を疲弊させ、気を抜くことをいっさい許してくれない。
だが、カモラネージをも欠いたユーヴェは、まったく華がなかった。面白味のない非常にセリエAらしい攻撃を仕掛けてきた。
この選択をオレは支持しようとは思わない。ただ脅威であったことは認めよう。
ネスタとカラーゼは本当によく戦ってくれた。


一方ミランの攻撃はといえば、ユーヴェがペースダウンしてくるまで何もさせてもらえなかった。
スペースを探し続けるカカとプレッシャーに苦しむピルロ。
ここ数でゲーム感じることだが、ハイプレッシャーを仕掛けられるとミランは本当にできることが少なくなる。
この日は裏を狙うことしかできなかった。非常に苦しかった。
オレは、FWどうこうよりも、サイドのクオリティの低さこそが問題だと思う。
比較的圧力の少ないサイドが主導権を奪えれば、中が、カカとピルロが少し自由になる。
オッドはモリナーロに負けていた。話にならない。セルジーニョもSBではない。
ここの人材の補強こそが、FWよりも必要だと思う。


中盤は、悪くはない。
だが、3ボランチ2シャドーは昨季ほど機能しているとはいえない。
昨季はもっと流動性があった。ピルロが高いポジションを取ったり、アンブロジーニがゴール前に突っ込んだり、といった動きがあった。
だが、今季は流動性がなく、セカンドボールを制することができないでいる。
「ユナイテッド戦のチームが見たい」と戦前アンチェロッティが話していたが、中盤の機能性こそがあのチームの最大のキモだった。
もう一度あの時は何ができていて、今は何ができていないのか、確認する必要がある。


ジーダはブッフォンにも劣らない素晴らしいセーブを見せ、ネスタとカラーゼは高いパフォーマンスを発揮して、なんとか崩壊しないように支えてくれている。
ゼロで抑えることができ、負けなかったことはとても大きい。感謝感謝だ。
だからその反面、ジラやカカ、ピッポが訪れていたチャンスを決め切れていればだ。
幸運を運んでくれる選手がほしい。
そういった面では、やはりロナウドということになる。
だがまたケガだ。いまさらながら、FWの補強の必要性を言っている。あほだ。


ジラへのPK。オフサイド。オレはミラニスタだ、あれはいっさい納得できない。
だがなぜなんだろう。サンシーロは認めてくれない。
サンシーロで勝つという壁は、どんどん高くなっている気がする。
ユーヴェとの一戦。0-0では消化不良もいいところだ。
いいゲームだった、が地団太を踏まざるえない。なんとも今シーズンらしいゲームだった。
せっかくのこの一大イベントでも、どうもこう、ぱぁ~とうまい酒が飲めない。。。


負けなかったと取るゲームではなく、勝てなかったというゲームだったとは思う。
だが、この重い雰囲気をなかなか脱出することはできない。
迫ってきたクラブW杯が、1つのきっかけになってくれればいいと思う。
おそらくカカのバロンドールは発表される。それもいい空気を運んでくれるだろう。
クラブW杯は重要なゲームだ。楽しみ半面、少し怖くもあるけど。
意気込みの凄さを感じるので、その分、歓喜と落胆は大きくなるだろう。
目も前で勝ってくれりゃ、オレはもう言うことはない。目の前で負ける姿なんて、本当に見たくないよ。
カップを掲げてくれよ。頼むよ。
どんな角度から、どんなところで、どんな味であろうとも、うまい酒を飲ましてください。お願いしますよ。

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