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2007年05月 アーカイブ

2007年05月03日

CL ベスト4 2nd.leg
vsマンチェスター・ユナイテッド
レジェンド

「俺たちでさえファイナルに行けるとは思っていなかった」ガットゥーゾ。
オレもまったく思ってなかった。というか誰が心の底からそう思ってたヤツがいる。そいつは単なる精神異常者だろ。予想外、想定外、信じられない。余計うれしいね。
「イタリアサッカー全体に士気を取り戻させてくれる勝利だ」セードルフ。
オレらこそがイタリアの旗手、いや世界の旗手なんだよ。お前には本当に頭が下がる思いだ。
「時には厳しい批判も受けたし、中には人に対する敬意を欠いたものもあった」ジラルディーノ。
いじけんなって。オレは、ずっとお前のことを信じてたぜ。
ちゃんとわかってたぜ、やるときはやるという男だということを。
オレは、カカのゴールよりも、ジラのゴールが一番うれしかったんだから。


「夢のようなことだ。我々はまさに完璧なサッカーを披露した」アンチェロッティ。
監督が、夢のようなこと、とか言ってんじゃないよ。情けないねぇ~
まさに完璧だった。この強いミランは、お前が作ったものだ。夢なんかじゃないよ。
「自分自身の最高点に達することができた」カカ。
お前は世界一だ。そして、まだまだ最高点なんかじゃ全然ない。
まだまだ上へ、オレらを連れて行ってくれよ。
カカに出会えたこと。カカがロッソネロを着ていること。本当にうれしい。誇りだ。
ありがとう、カカ。


クレイジーなミランだった。
こんなにミランが強いとは、失礼ながら思っていなかったんだ。
勝つと思ってたし、信じていたよ。2-0というスコアを予想していたんだ。楽観的なオレがね。
でも、いかにオレの中の楽観能天気野郎も、3-0は無理だった。
ここまでの完璧は、サッカーにおいてなかなかないよ。
しかもこのビックゲームでさ。このゲームは、伝説のゲームに加えられるべきでしょ。
少なくとも、オレの中のベストゲームランキングからは、消えていくことはないだろうね。


どしゃ降りのサンシーロ。あの降りようは、サンシーロでは過去見たことがないほどだったと思う。
その中で、カカの表情がとても印象的だった。あまりにもいい男だった。
そして、どうしても抱いてしまうわずかな不安を感じながら、緊張のキックオフ。
たまらんよ、この緊張感。旨い。美味すぎるんだ。
だけど、この緊張感は7分のカカのシュートでなくなっちまった。もう、勝利を確信した。
そしたら、案の定11分に先制ゴールが突き刺さった。
もう、勝った、からね。その後は祝杯気分だった。


ちゃんと、真面目には見てたよ。
ファーガソンは、C・ロナウドを左サイドに持ってきたけど、これはミランにとってありがたかった。
なんといっても、ここはガットゥーゾがいるところ。ミランのもっとも強いところだからね。
ここでの勝負にガットゥーゾが勝利してくれたことが、完全なるミランのゲームになった一番の要因だと思う。もし、C・ロナウドが右にきていたら、セードルフが引っ張られて、展開も変わっていただろう。
スコールズとキャリックは厚い中盤を突破できず、ルーニーは孤立してしまった。
ネスタとカラーゼにとって、あまり仕事をしたという充実感のないゲームだっただろうね。
それほど中盤の争いで、ミランは完全に勝利を収めていた。


ユナイテッドは、明らかにゲームの入り方で、受身に回ってしまった。
サンシーロの雰囲気に圧されたのか。雨でやりにくかったのか。
やっぱり、リードして迎えたやりにくさがあったんだろう。
オールドトラフォードでのローマ戦とは、まったく逆の立場になり、そのローマ側をそっくりそのまま演じてしまった。
もちろん11分の失点はかなり痛かっただろう。そして、ミスからの2失点目だからね。つらい。
一度狂ったプランは、どんな経験豊富な強者でもそう簡単に止められるもんじゃない。恐ろしいよ。
これが、番狂わせが多発し、伝説が生まれる、サッカーの魔力なんだろうね。


ミランが勝ったからというのももちろんあるが、この対戦は、本当に面白かった。
オレは、今のサッカーは最先端の戦術とか、システムとか、そんなものないと思ってる。
いかにスペシャルな個性を持った選手がたくさんいるか、そして、その個性を殺さずチームとして機能させるかがすべて。
だから、存在する選手の特徴とコンビネーション。これらがシステムという枠を超えて最優先されるべきだと思う。
守備的な選手が多ければ、守備的な戦いをすればいい。攻撃的選手が多ければ、もちろん攻めまくればいい。
その中で、バランス感覚が必要にはなってくる。
ユナイテッドとミランは、特徴は違うし、やっているサッカーも違う。
だが、誰1人個性を発揮できていない選手はいなかったし、その中でベストなバランス感覚を監督が見つけ出していた。
スペクタクルなゲームだった。最先端を走っているゲームだったとオレは思っている。


「このチームのキャプテンでいることを本当に誇りに思う。イスタンブールでの決勝のことは、少なくとも1年くらいは忘れなかった。このチームは恐れを抱くことなどないし、僕も出場できることを願っている。
勝利を収めることで、僕の将来が変わる可能性?トロフィーを掲げられたら素晴らしいだろうね。でも、その後も欧州スーパーカップや世界クラブ選手権があるだろう。だから、完全に続ける気でいるよ」マルディーニ。

さあ、アテネだ。リバプールとの、対戦だ。
オレは今、マルディーニがカップを掲げる瞬間が訪れることを、信じて疑っていない。
どんな悲観的鬱なオレも、疑っていない。
パオロに率いられ、カカが新たなる伝説を刻んでくれるはずだ。
たぶん、ジラのゴールも付いてくるだろう?
さあ、アテネへ行こう。行きてぇ~ けど無理だ・・・
だからお願いだよ、マルディーニ、日本に来てくれ!

2007年05月07日

セリエA 35節 vsフィオレンティーナ
勝てばいいのに

こんなぬるいゲーム、ちゃんと勝っとけばいいのにさ。
ミラニスタが作ってくれたサンシーロの祝祭ムードを、ちゃんと盛り上げてあげればいいのに、と思うよ。
確かに、フィオレンティーナはいいメンツがそろってるし、3日前に世紀の一戦を戦ったばかりだったけど、もう少しだけでいいから、テンションを上げてくれれば。
そりゃ、上がらないのはわかるけど、あそこまで差があるとね。
毎週この時間を楽しみにしているオレとしては、ガッカリだった。


たださ、審判が訳のわからない判定でゴールを取り消そうとも、カカがPKを外そうとも、カフーが理解不能なシュートを打とうとも、怒りも何も沸いてこなかった。
まあ、そういうゲームだったってことだ。
「ありがとね。お疲れ様」
それを言いたかったゲームだったわけだしね。
負けたら、愚痴の1つでも言いたくなるけど、そういう結果じゃなかったし、そんな事になりそうな展開でもなかった。
後半はよかったし、いい流れを寸断する事もなかったから。
最低限をこなし、英気を養いながらアテネへ進めばいいんだから、よしとしようかな。


それにしても、このゲームでもDF陣はとても素晴らしかった。
パッツィーニはキレのあるいい動きをしていたし、レジナウドの突進力もなかなかのものだったけど、ジーダ、ネスタ、カラーゼは、見ていて安心感があった。
この安定感は開幕当初を考えれば、信じられないくらいの進展だ。
やはりネスタの復帰はとてつもなく大きいね。
ネスタは世界一、オレにそう言わせるだけのパフォーマンスは披露してくれている。
もっともっと評価されるべき偉大な選手だと思う。
ジーダとカラーゼも、シーズン終盤にきっちりあわせてきてくれた。やっぱりコンディションさえ整えば、トップレベルのプレーヤーなんだよね。


だけど、もっとも大きいのはアンブロジーニ、コイツの復帰だと思う。
今の1トップシステムが機能し、ピルロにらしさが戻ってきたのも、アンブロジーニの存在のおかげなんだ。
ガットゥーゾ1人では支えきれなかった負担を埋め、ピルロを前に押し出したり、自ら得意のヘディングを武器にゴール前へ侵入する。がっちり役割分担され、ポジションチェンジなんてまったくなかったミランの中盤に、流動性が生まれたからね。
守備の負担が減ったセードルフが、前線で力を発揮出来るようになった。
いい事ばかりなんだよね。
腕章を巻いている意味は、チームに欠かせない重要な存在だという事をしっかり示している。
また、その資格があることも、アンブロジーニは示していると思う。
ただ、コイツはケガがねぇ。ファイナルには絶対出場してもらいたい。気をつけてほしいよ。


そういや~ ロナウドはどうしたんだい?
って、お約束のようにケガ。シーズンを早々に切り上げやがった。
だから、コイツは信用できないんだよね。
みんなを休ませるのがコイツの重要な仕事なのに、もうオレの仕事は終わった、と勝手に決め付けやがる。
大先輩カフーがあれだけ頑張ってるのに、やはり見習わなければいけないでしょ。
来シーズンへの豊富を語るだけ語って、オフの期間を自分で長くまでしやがった。
ちょっとやそっとじゃ許さないよ。オレは、見た目(脂肪の付き方)で判断するよ。
あなたは、ロナウドを信じますか? オレは、ノーだな。


もう1人、糾弾したいヤツがいるんですけど、わかるよね。
オレの大好きな7番をつけているヤツ。オリヴェイラだ。
開幕戦で、オレは”新たなるスターの誕生”とかって書いたんだけど、自分の見る目のなさを嘆くよ。
まったく話にならんね。何もしなかったよ。
情状酌量の余地を持って前半戦を見ていたが、ここまできてこのプレー振りでは、もう叩くしかない。
まあ、ガリアーニも同じ想いだろうから、来シーズンは違う選手が7番をつけることになるはず。
誰がいい? ガリアーニはシェバを戻そうか、なんて言ってたが、それは大いに賛成だね。
だけど、もしオレに選択権があり誰でも選んでいいのなら、ブレーメンのジエゴだ。
カカとジエゴが、交互にトップに張ったりして、自由に前線を動き回るんだ。
絶対これはやばいよ。


そんなこんな夢も、ビックイヤー獲得したら、実現する可能性は大いにある。
だから、夢物語を語る資格はミラニスタは持っているんだ。
当初の大目標、CL圏内4位以内はもう間違いない。
残り3ゲームで勝ち点2ならば、オリヴェイラの1トップでもなんとかなるだろう。もう出場機会はないと思うけどね。
ボーナスチャンス、ものにしたいね。
ここで、リバプール情報。
あいつら負けてるぜ。しかも、あのメンバーは信じられない。
Jリーグの変なルールの必要性さえ感じるよ。
やっていい事と悪い事の限度ってもんがあるだろ。
負けたくない要素が、きりがないほど沸いてくる相手だな、まったく。

2007年05月14日

セリエA 36節 vsカターニャ
『祝 CL圏内』

祝おう、祝おうぜ!
CL圏内という最低限のノルマを達成できただけであるが、存分に祝ってもオレはいいと思う。
まあ、勝てばいいのに、とは思うけどさ。放送が見れなかったからどうでもいいや。
祝 CL圏内獲得。
めでたい、ほんとめでたいことだ。ホッとしたよ。


11月12月、あの辛い時期のことを考えるとさ、よくここまで来てくれたよ。
あの頃のオレは、5月がこんなに楽しくなると想像するには、かなりの酒をあおってバカにならなければいけなかった・・・ とても難しい頭の痛い作業だった。
だから、このカンピオナートをオレは今、”勝った”と思えるんだよね。
ダービーで連敗した。ローマにサンシーロで敗れた。そんなカンピオナートでもあったけど、悪いことは忘れればいいんだよ、今は。
ミランにとって、勝ち取ったものは決して小さいものではない。とても価値のあるものだ。
さすがミラン、どんなに苦しくても最低限はやってのけてくれたチームだ。
おめでとう。そして、ありがとう。よく戦ってくれた。
お祝いだから、ちゃんと賛辞の言葉を並べないとね。


やっぱりロナウドの獲得はとんでもなく大きな出来事だったね。
ロナウドがここまで連れてきてくれた、といっても言い過ぎではないと思う。
「絶対にいらん、必要ない」と言い続けてたけど、「きてくれてありがとう」と今は正直に思ってる。
偉大なカンピオーネだったよ。独特な、違いを持った選手だった。
そのロナウドを連れてきたガリアーニ。うまく使ったアンチェロッティも素晴らしい。
ロナウドによって劇的にチームは生まれ変わったと思う。
まあいろいろ言いたいこともあるけど、今はやめておこう。


予想以上に苦労させられたCL圏内争いだったけど、ラツィオの快進撃が素晴らしかったね。
キャプテンオッドがいなくなって、かなりいいチームになった(そんなことはないよね、笑)。
2月18日から8連勝しやがったからまいったよ。ラツィオもCL圏内にふさわしいチームだ。
だけど、パレルモが落ちてきてくれたんで助かった。
アマウーリのケガがなかったら、どうなっていたか分からなかっただろうけどね。
フィオレンティーナの追い上げも、予想以下だった。もっと勝ってくると思ってたんだけどね。
だけどその変わりにエンポリが奮闘したりして、まあスリルを味合わせてもらえた。
1つ言えることは、今シーズンのスクデット争いよりは、面白かったということだね。


来シーズンもミランをCLで見ることができる。安心したよ。
CLにはミランがいないといけないでしょう。CLのためにもね。
来季の補強も、これでとても楽しみになってきた。
もうすでにいろいろ暗躍してくれてるようだが、ビックネームがやってきそう。
ロナウジーニョは本当に必要なのか?オレは疑問を抱くけど、ロナウドのことがあるからな・・・
エトーのほうが絶対いいと思うよ。
まあそのためにも、もういっちょ資金稼ぎにいっときますか。


アテネまでもう10日を切った。
カターニャ戦で一番重要だったことは、マルディーニが復帰したことだ。
マルディーニがアテネで見れることになった。それだけでうれしいし、なんか負ける気がしないね。
アテネでは、昨日のメンバーからブロッキに変えてアンブロジーニで挑むことになるんだろう。
アンブロジーニも契約延長したね。当然だろ。
1トップはどうするんだろう。ピッポかジラか。最大の焦点になるが、ここはもうアンチェロッティのフィーリングなんだろうね。


リバプール情報。
この週末は、チャールトンと対戦し2-2ドロー。キューエルが出場してる。
それぐらいしかトピックスはありません。
残念ながら、誰も怪我はしていない模様です。
そして、アンチェロッティはジェラードに真ん中でプレーしてほしいと思っているよう。
これからコメントがいろいろと飛び交うでしょう。
「我々の今シーズンは今後さらに忘れがたいものになるはず。すべては我々次第だ」アンチェロッティ
あと9日後。本当のお祝いは、これからだ。

2007年05月20日

セリエA 37節 vsウディネーゼ
『コスタクルタ引退』

コスタクルタの引退試合となったこの試合。
勝てばいいのに~、とか、オリヴェイラは~、とか言うのはやめにして、コスタクルタにありがとうを言おう。
41歳までの27年間現役生活を、「美しい日々」と語ったコスタクルタ。
それはオレたちが言いたいよ。
美しい、忘れられない日々をオレらは過ごさせてもらった。
コスタクルタは、それに大きく貢献してくれた選手なんだから。


やはり、サッキ時代のバレージとCBを組んだあのセンセーショナルなDFラインは忘れられないね。
バレージも偉大だった。が、コスタクルタがいてこそだったと思うし、職人的なクレバーなプレースタイルを、オレはカッコイイと思っていた。
ミランの歴史を創っていってくれた人物の1人であることは間違いない。
感謝、感謝だよ。
まあ、まだまだあのデカッ鼻はベンチで見られることになりそう。
セカンドライフも偉大なものにしてほしいよ。
監督は似合っているような気がするし、これからもミランのために活躍してくれそうだ。


ただ、このゲームがマルディーニのラストゲームにならなくて、よかったと思う。
PKをどっちが蹴るか喧嘩してたかもしれないし。
マルディーニは来シーズンも選手だ。 素晴らしい決断をしてくれたと思うよ。
2人をいっぺんに失うと、何か大きなものが欠落してしまう可能性もあったかもしれない。
願わくば、コスタクルタにビックイヤーを掲げさせてあげたいね。
それでこそ、本当に素晴らしい仲間と言えるはずだよ。


そのためにもファイナルは勝たないと。
コスタクルタのため、素晴らしいじゃないか。それだけの価値がある選手だろ。
何が何でも勝たないと。
もう2日後だ。そう、マルディーニがカップを掲げるまで、カカのバロンドールが決するまで、ガットゥーゾがアンチェロッティと抱き合うまで、あと2日だ。
楽しみで、どうしようもないね~ ついにやけてしまうよ。
オレはもう、ちゃんと喜ぶ準備万全にととのってるから。


ちょっと違う話題を。
ユーヴェがセリエA昇格を決めた。
おめでとうと言いたいね。おかえり、という気分だよ。
やはり、ユーヴェがいないセリエAは面白くなかった。歯抜け状態で、パンチがなかったもん。
こういっては失礼だが、本物のセリエA(スクデット)ではなかった感じが否めない。
来シーズン、ユーヴェがどれだけの戦力を揃えてくるのかはわからないけど、正式な本物のセリエAを見ることができそうだ。
とりあえず、青と黒のチームをぎゃふんと言わしてやらないといけないな。


今シーズンのサンシーロラストゲーム。
いろいろなはじめましてにも出会い、不思議なゲームだったが、今シーズンを終えるにあたって、ミランが何をしてきたかは、わかるゲームだった。
みな、満足いくここまでだったと思う。その気持ちがサンシーロにあらわれていたと思う。
オレもそう思うしね。
今シーズンは、かなりの底にも落ちたけど、そこから這い上がるたくましさと、ミランというプライドを見せてもらえた。
底を見さされた分、最悪を想像せざるえなかった分、上がってこれた満足感はあるの確かだ。
でも、本当は誰も満足していないのが事実なんだろう。
ミランは、勝者にならなければいけないチームでもある。
この成績だけで満たされるほど、ミラニスタは優しくはないよ。
さあ、まだまだ食べれるから、ちゃんとお腹いっぱいにしてくれよ~

2007年05月22日

CL ファイナル プレビュー
『信じきっている』

いよいよ明日、ミランが欧州チャンピオンになる日がやってくる。
もうはやくきてくれという感じだ。待ちきれない。
ビックゲームの前は不安も抱くものだけど、なぜか不思議と今回はまったく不安が沸いてこないんだ。
オレは確信している。
絶対負けるわけがないと、信じきっている。
どうやって明日喜びを表現しようか、今考えているところなんだ。


それにしても、相手がくしくもリバプールになったということで、2年前を振り返らないわけにはいかない。
そう、3-0の前半、0-3の後半、その後PK戦で敗れたゲームだ。
忘れようにも忘れられない、あのゲーム。
負ではあるが、伝説として俺の中に巣くってるからね。
リベンジという言葉はあまり使いたくないが、そういうゲームだ。
明日、喜びをひとしおにさせてくれる、序章となったゲームともいえる。


簡単に振り返っておこう。
マルディーニがいきなりゴールを決め、クレスポが2ゴールを積み重ねて、完全にはまった前半を過ごした。
しかし、54分から6分間で3ゴールを叩き込まれ同点に。
延長戦を経過し、PK戦で敗れてしまった。
ミランは、6分間でビックイヤーを投げ捨ててしまった。
悪夢だった。何が夢で何が現実なのか、消化するのに苦労したのを憶えている。
まだこのコラムを書き始めていないころだったから、その時の感情が文字として残っていないが、一体どういう風に書いたんだろうと思うよ。
まあたぶん、審判への罵倒から始まったであろう事は間違いないけどが。


こんなゲームがあって、明日がある。
2年前出場しいて今いない選手は、まずなんと言ってもシェバ。そしてクレスポ。2トップは2人ともいなくなった。
あと、スタムがいたね。ヤンクロフスキーと変わった格好になる。
一方リバプールは、トップが変わり、ヒーピアがアッガーに変わった。
お、あと英雄デュデクがレイナに変わったな。
まあ、両チームとも監督が変わっていないし、核が変わっていない。
シェバがいない。(スタンドで観戦するらしいが)これが一番変わったところだろう。


さて、スタメン予想をいこうか。
まずリバプールから。
DFラインは変えようがないだろう。フィナン、キャラガー、アッガー、リーセで決まりだ。
問題は中盤。ジェラードの位置だ。
オレはセンターできてほしい。クロスをあげられたほうが嫌だ。
ジェラードがセンターできてくれれば、ジェラードの守備の負担が大きくなる。そうなったほうがうれしい。
でもたぶんベニテスは、シャビ・アロンソとマスチェラーノをセンターにおくんだろう。
ジェラードは右に置くと左は誰だ?ゼンデンは微妙らしいし、ジェラード左で右にペナントか?
で、2トップはどうしてくるんだろう。クラウチなのか、ベラミーなのか。
オレはクラウチできてほしいね。ヤツが大舞台で何かできるとは思えない。


ミランはどうなる?
マルディーニの出場も間違いないようだし、クリスマスツリーの星の部分以外は変わるわけがない。
1トップをどっちでいくかだけだ。
アンチェロッティのここまでから想像すると、ピッポではないだろうか。
だがベルルスコーニは「スタメンはジラで途中からピッポがいい」と言っているよう。
オレもベルルスコーニの意見に賛成だ。
ピッポは途中からでも仕事ができるから、ピッポがベンチにいればジョーカーを持っていることになる。
だが、ピッポに長い時間を与えたいのも確か。ピッポの勝負強さを最大限使いたい。
まあ、ここはアンチェロッティに任せる。この選択はとても大事だ。
たぶんアンチェロッティはまだ迷ってるだろう。


ゲーム展開を予想すれば、2年前みたいにいきなりスコアが動くことは考えにくい。
リバプールはしっかり守ってくるだろう。
たぶんカカにマスチェラーノをマンマーク気味にぶつけてくると思う。
僅差のゲームに持ち込みたいのが、リバプールの思惑だろう。
ミランとしては、先制点がほしいのは当たり前だが、それまでしっかり我慢して戦うことだ。
先制点をリバプールに与えてしまっては、とても難しいゲームになる。それだけは避けたい。
あと、やっぱりセードルフがどんな仕事ができるかは、大きなターニングポイントになる。
いいチャンスは作ってくれると思うが、それを決めれるかどうかだ。
でも心配はいらないだろう。今セードルフはすこぶるいい。


ゲームを大きく動かす出来事が起こるとしたら、それが偶発的なものでないとしたら、チームの顔であるカカかジェラードが動かすはずだ。
それは間違いないと思う。
どちらがより決定的貢献度を果たすか、これがすべてかもしれない。
この点も心配はいらない。カカは今、世界一の選手だ。
それをこの大舞台で証明してくれるだろう。


では、最後にミランが勝つ理由を並べようか。
まず、アテネという地は、93/94シーズンにクライフ率いるバルセロナを決勝で破った場所。歴史は繰り返されるものなんだ。
そして、主審を務めるファンデルとミランはすこぶる相性がいい。ミラン5戦5勝。リバプール1勝2分。悪くないでしょ。
シェバが「ミランが2-0で勝つ」と言っている。まあ、これはどうでもいいか。
でも、モウリーニョもファーガソンもカペッロもみんな言ってるからね。そういえばカーンも言ってた。
まあ、間違いなくミランが優勢なのは間違いない。現状強いのはミランだ。


今シーズンのCLを思い返せば、予備予選ツルベナ・ズベズタ戦から始まったんだ。
らくちんなグループをのらりくらりと勝ち上がり、俊輔を倒して、バイエルンを葬り、ユナイテッドとの事実上の決勝戦に勝ってここまできた。
苦労もあったし、素晴らしい夜もあった。
さあ、いよいよ明日が最後だ。
ほんと、見出しは何にしようか。「カカが世界一」 「グランデミラン」 「また1つ増えた」
では、楽しみにしていてください。

2007年05月24日

CL ファイナル vsリバプール
『7度目は、ピッポによって』

「われわれがこのタイトルを勝ち取るのは運命だった」アンチェロッティ。
らしいぜ、らしいぜ、らしいぜ。
でも、オレもそう思う。アンチェロッティの言っていることが正しいと思うよ。
運命、そうとしか言いようがないんじゃないだろうか。誰が予想できよう、誰が100%信じることが出来ていただろう。
これは間違いないが、アンチェロッティも信じていなかった。当然オレも信じていなかった。
だからこそだ、余計うれしいね。すさまじくうれしい。
ミランが一番だよ~ あのミランが、頂点に立ち、ビックイヤーを掲げたんだよ~
だから、サッカーは面白いよ。サッカーは素晴らしいよ。


アンチェロッティは、ピッポを選んだ。
これも運命だったということか、アンチェロッティに何らかのお告げがあったということだろうか。
どうだっていいが、素晴らしい選択であったことは間違いない。
まあ、オレの理想通りではなかったが、予想通りではあったね。
それにしても、ピッポ。すごい男だ。
あの2プレーだけだ。いや、実質82分の1プレーだけといってもいい。
もう、勝負強いとか、大舞台に強いとか、そんなやわな言葉では物足りない。
コイツは、生きるレジェンド製造マシーンだ。


前半ロスタイムのピルロのFK。「入っちまえ、入っちまえ」オレはハンドパワーを送ってた(笑)
そしたら、入っちまったねぇ~
それまで完全にリバプールにゲームを進められていた。
ベニテスのとったジェラード1トップ作戦は、十分予想できるものだったけど、大変機能してやがった。
ピルロ、セードルフに自由を与えてくれなかったからね。しんどかった。
ただ、やはりゲームを動かしたのはカカだった。
先制点につながるFKを奪ったのはカカだったんだ。
それを、ピルロとピッポの黄金コンビが、今まで何度も見たような素晴らしい連携を見せてくれた。
ピルロの珍しくスピードあるスルーパスに、ピッポが応え、先制した。


この1点は、とてつもなくでかかった。
圧倒的なストライカーがいない両チームだったからこそ、先制点は至極大切なものだったんだ。
後半、リバプールは予想以上に博打を打ってこなかった。
リバプールファンにしたら物足りなかっただろうが、ベニテスの気持ちはオレにはわかるような気がする。
1-0はワンチャンスだからね。それよりもカカに仕事をさせない方を選択したんだ。
結局、マスチェラーノがベンチに退くと、カカが仕事をして、2-0になった。
早く動いていれば、この2点目がその分早くなったということだと思う。
クラウチ、というのもベニテスの腰を重くさせたとは思うけど。


リードした展開に持ち込めば、ミランは強い。
オールドトラフォードでは逆転負けしたが、あれはアクシデンのせいだから。
ネスタは、この日もパーフェクトだった。世界一だった。
ジーダがいることも忘れてはいけない。ジェラードのシュート、ほんとよく止めた。
ガットゥーゾは疲労困憊で、何度か味方の首を絞めそうになったが、存在が必要不可欠だ。
そして、マルディーニ。いるいないではチームが変わる。
来シーズンもいてくれることになった。日本に来てくれることになった。
素晴らしいことだよ。ほんと楽しみにしているよ。


これでカカのバロンドールは間違いないだろう。
ミランがチャンピオンになったということは、カカがチャンピオンになったということだ。
この日も、カカはやはり特別な存在だったよ。
カカにとっては、初のビックイヤーだ。
さて、これから後何回このカップに口付けすることになるんだろう。
3回は固いね。シェバのように裏切らなければ、間違いなく3回以上はいけるだろう。
あと、バロンドールの件だが、ピッポもありなんじゃないかと思う、マジで。2位にはしてあげたい。
思い出せば8月。ピッポのゴールからアテネへの道は始まったんだ。
最初と最後、きっちりしめてる。このビックイヤーは ピッポなしではありえなかったんだ。
ピッポによってもたらされたものなんだよ。


マルディーニがビックイヤーを掲げる、この歓喜の時、掲げるほうもたまらんだろうが、見るほうもたまらないよ。
最高にうまい。
こんな光景が見れるなんて、こんな酒がのめるなんてね。
確かにオレの今シーズンのスローガンは「マルディーニをアテネへ」だった。
現実してしまったよ。言ってみるもんだ。
7度目の栄冠。まだまだこれからもミランはグランデであり続ける。それは間違いないだろう。
これほどまでの興奮、感動を与えてくれるミランを、オレはこれからも、いかなる時も見続けていこうと思う。
素晴らしい一夜だった。忘れられない一夜になった。
ミラン、ありがとう。
万歳、ばんざい、バンザ~イ

2007年05月28日

セリエA 最終節 vsレッジーナ
『幸せな閉幕』

悪くない最終節だったと思う。
CL組は誰1人でないだろうと思ってたし、相手は残留を最終節まで望みを残したレッジーナだ。
ミランが負けたほうが、オレもなんだか気分がいい、そんなゲームだったからね。
まあ、かんた~んにその通りになったが、それでいいのか?と言う必要はないだろう。
幸せな閉幕だったと思うよ。ミランにとってもね。


そう、レッジーナは本当に残留をよく勝ち取ったよ。彼らは勝者だ。
ミランと同じくマイナスポイントで始まった今シーズン。レッジーナはミランより3ポイント多い-11からだったというのに。
レッジーナの会長は、「我々にどうしろというんだ」とシーズン前に嘆いていたことを思い出すよ。
だが、マッツァーリ監督の下、ビアンキ、アモルーゾという強力2トップを生かして、シーズンを勝ち越したからね。
12勝15分11敗。勝ち越したチームが降格しちゃいけないよ。


それにしても、ビアンキとアモルーゾ。2人で34点だぜ。すげぇ~よ。
ミランにもしこの2トップがいたら、楽にシーズンが進めただろうね。
別に、ピッポがどうとか、ジラがいらない、と言いたいわけじゃないんだけど。
攻撃的で、いいサッカーをして、2トップが点をとって、マツァーリ監督は本当にいいチームを作った。
スタディオ・オレステ・グラニッロは、とても幸せな場所になった。
それにミランもわずかでも貢献できたということは、オレは正しい行為だったと思う。


今年も、セリエAは全日程を終える時がきた。
インテルのスクデット。確かに彼らは強かった。イタリア一の称号は与えてやってもいい。
2位はローマ。スパレッティローマは今シーズンさらに進化したが、インテル独走をとめてほしかった。ユナイテッド戦の傷をい癒すため、今オフはがんばってもらいたい。
3位、ラツィオ。こんなところにラツィオがいるとはね。大成功の結果だ。来シーズンはCLを戦う。予備選で負けるなんてことはしてほしいくないね。


で、やっと出てくる我らがミラン、4位だ。
まあ、成功といえる結果だろう。苦しみぬいたが、ロナウドの獲得が大きかった。
そして、欧州王者になった。これがすべてなんだけどね。
ビックイヤーを掲げる栄誉は、何にも変えがたい。
インテルはイタリア王者。ミランは欧州王者。比べる必要もないと思うけど。


まあ、カンピオナートはもう少したってからゆっくり揺りかえろう。
ミランの選手たちは、アンチェロッティも、本当に今シーズンは疲れただろう。
よくやったよ。お疲れ様でした。
今は労をねぎらいたい気分だし、賞賛の言葉を浴びせかけたい。
カカ、ありがとう。マルディーニ、来シーズインもよろしく。ガットーゥゾ、しっかり休め。
アンチェロッティ、来シーズンはもう始まってるぞ。


さあて、ベルルスコーニ、ガリアーニ、出番だ。
とても楽しみにしているよ。
この夏、たくさんの夢を見させていただきたい。
今からでもかなり期待が持てるけど、どこまで現実にしてくれるのか。
昨シーズンみたいにモラッティに完敗しやがると、本当に許さんよ。


「今季はこの上なく複雑なシーズンだった。予期しなかったCL優勝で幕を閉じ、我々はこれ以上ないほど幸せだよ」アンチェロッティ。
「最高のシーズンが幕を閉じた。我々は自分たちが望んだ目標のすべてを達成した。さらなる情熱を持って来年もリスタートを切っていく」ガリアーニ。
いいシーズンだった。忘れられないシーズンになったことは確かだ。
2月あたりから、ミランは1つのチームになって、素晴らしいサッカーを展開してくれた。
そして頂点に立った。
この優越感を抱きしめながら、オレはこの夏が過ごせる。本当に感謝したい。
ありがとう、おつかれ、ミラン。じゃあ、またね。