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2007年04月 アーカイブ

2007年04月01日

セリエA 30節 vsローマ
マイナスな結果だが

眠ったままゲームに入り(間違いなくやつらは寝てた。オレは起きてたのに!)
完全に押し込まれ、寝起きを襲われて不必要な失点を与え、信じられないほどの失望が押し寄せてきた前半。
1この前半の唯一の収穫は、点で抑えたことだ。
だが、それはとても大きかった。
後半登場したジラのゴールで同点に追いつくという、ラッキーな結末を迎えることが出来た。
確かに後半は目を覚ましたが、もったいないというか、情けない。


ドローは妥当な結果だと思う。 両チーム共に、ゴールをウィークデーに温存しておくことを選択したわけだしね。
確かにあのジラのゴールが決まっていれば、ミランは勝っていた。
が、2ゴールを奪ったジラが、すぐ次のゲームでもまたゴールするとは思えない。(ありえない)
だから、これでよかったんだよ。 あのゴールは、バイエルンゴールに突き刺してやればいい。


それにしても、テンション低いゲームだったね。
オリンピコがそれを物語ってたし、勝たなければ、という鬼気迫った迫力を感じることは出来なった。
せっかくのこのカードなのに、残念に思うよ。
CLというビックマッチが控えているから仕方ないとは思うけど、もう少し勝利を渇望する両チームの姿が見たかった。
ガットゥーゾ、マルディーニがいないと、ミランは気が抜けてる。
ピルロがキャプテンマークを巻いてた。 今後このようなことはやめてほしい。


ただ明るい材料も、多々見つけることは出来た。
まず、ネスタの復帰だ。 それもかなりエレガントに復帰してくれた。
長い間離脱していたことを考えると、とてもいいパフォ-マンスだったと思う。
シミッチも、この日は”いい日”だったし、及第点を与えられるCB陣だった。
だが、カフーはもうきつい。ファバッリはノーセンキューだ。


あと、でかいのはジラのゴールだよ。
アンチェロッティは、一度ジラでいくと腹をくくっておきながら、最近オリヴェイラを起用しやがる。
何をどう考えての選択か、オレにはさっぱりわからん。
ロナウドとのカカとのコンビネーション? そんなものより、ゴール前での非力さが、すべてを包み隠すほど目立つ。
このゲームで、よくわかっただろう。
ジラを使え! その次はピッポ。
弱っちい7番なんか、見たくない。 7番は偉大な番号だ。汚されるぐらいなら封印してしまえ。


まあ負けなくてよかったよ。 ほんと恐ろしい90分後を、ゲーム開始時に想像していたからね。
それを回避してくれたことに満足感が抱けた,、変なゲームだった。
結果を見ればマイナスイメージしか浮かばないが、バイエルン戦へ手ごたえと、可能性を見出せた。
では、ここからはバイエルン戦へ向けてを。


バイエルンは、この週末にシャルケとのビックゲームを2-0で完勝して、まったく予想不可のブンデスリーガ大混戦を演出してくれている。 またも勝ち点6差の中にに4チームがひしめくという状態だ。
ヒッツフェルトが就任してから、アレ?という敗戦はあるが、重要なゲームには勝利してきているというイメージがある。 ベスト8の組み合わせの中では、PSVに続く好敵手だとは思うが、いやな空気を流してくれるもんだ。
このシャルケ戦、マカーイという侮れないストライカーの存在も再確認させられたが、ファン・ボメルの活躍がとても目に付いた。 でも彼は1st.legは出場停止だ。 なんともありがたい。


そしてカーンも出れないんだよね。
やっぱりミランには、CLで明らかに追い風が吹いていることを感じさせてくれるよ。
その1st.legの舞台はサンシーロだ。
180分の戦いとはいえ、やはり最初の90分の結果がとても大きなウェイと占める。
絶対に勝ちたいね。 勝たなきゃダメだろう。
アウェイゴールももちろんやれない。
昨シーズンバイエルンがやってきた一戦は、4-1だ。 繰り返してやればいい。
恐れることは全然ないよ。


ミランのメンバーは、こんな感じか。
GK: ジーダ
DF: オッド ネスタ マルディーニ ヤンクロフスキ
MF: ガットゥーゾ ピルロ アンブロジーニ セードルフ カカ
FW: ジラルディーノ
バイエルンは、
GK: レイシング
DF: サニョル ルシオ ファン・ブイテン ラーム
MF: サリハミジッチ ハーグリーブス オットル シュバインシュタイガー
FW: マカーイ ポドルスキー
だろうね。オットルのところにディミチェリスも考えられる。


ミランのメンバーは、このとおり組めるのなら、現状のベストだろう。
ゴールがほしい時にピッポを投入し2トップに、とアンチェロッティは考えているだろうが、オレはピッポを先発で使ってほしい。
彼の持つ大舞台での強さには、たくさんの思い出がある。
期待するだけの価値はあると思う。最悪ピッチには立たせてほしい。
バイエルンの要注意人物は、ポドルスキーだ。
まあ、ネスタとマルディーニが怖がるほどの相手ではないが、やつのキレには注意してもらいたい。


これは、正真正銘マジのビックゲームだ。 寝てるやつがいることはないだろう。
集大成。 ここで結果を出せるかが今シーズンのすべてだ。
ジラよ。 カカよ。 お前らは偉大なカンピオーネだ。
セルティック戦みたいなドラマは必要ないから。
ちゃっちゃと勝って、ガツンバツンとゴールを決めて、全然いいから。
マルディーニをアテネに連れて行こうぜ。

2007年04月04日

CL ベスト8 1st.leg
バイエルン・ミュンヘン
自ら選んだ苦難

「監督の采配が大きく物言ったゲームであったように思います」 倉敷さんはゲームをまとめるコメントにこの言葉を選んだ。
まったくそのとおりだ。 悲しいぐらいそのとおりだ。
アンチェロッティは、「ヒッツフェルトを警戒している」とか何とかゲーム前に語っていたようだが、よくわかっていたんだな、自分で。
監督の器は、バイエルンのほうが上だということを、自覚していたんだ。
なのに、見事にその差を突きつけられた。 ちょっとはもがけ!
情けないよ。


間違いなくこのゲームは、勝たなければいけないゲームだったでしょ。
ピルロがあんなゴールを決めるなんて、ラッキー以外の何者でもなく、ロシア人審判は、PKまでプレゼントしてくれた。
だが、疲労困憊のオッドをピッチに放置し、一番予想しやすい形で同点を許す。 そして、ロスタイムにだ。誰がどう考えても放り込んでくるだろう、サンタクルスの頭めがけて。 そんなわかりきってる単純なパワープレーで、CB2人が競り負け、ジーダは抜かれてはならないところを通してしまった。
信じられないよ。 バイエルンは他に何ができた? 放り込むだけだっただろ!
そんなわかりきってることで、アウェイゴールを2つと、勝ち点1まで与えてしまうとは。。。


オットマー・ヒッツフェルトが、オレは偉大だとは思わないよ。
すごい采配だったか? スタメンはオレの予想通り。ミランに勝つための特別な戦法なんてものも、なかっただろ。
ただ、ピサロとレールを投入し右サイドを活性化させ、パワープレーのためにサンタクルスを入れた。
オイオイ、普通だろ、セオリーだろ、特筆するところなんかないだろ。
確かに交代で入った選手は結果を残したけど、それはミランが対応しなかっただけ。
アンチェロッティは、まずオッドを代えるべきだった。 屈強なボネーラがベンチにいた。
この選択は、簡単だったはずだ。
ピッポ、グルキュフの投入は彼らしいというか、まあわかるけど、その役割も不徹底だった。
グルキュフには、もっとサイドで守備をさせるべきだった。


ほんと悔いが残るよ。
やってはならないことをしたよ。 勝ち上がっていくチームがするようなことじゃないし、ましてや、経験が最大の売りの守備陣が、犯していいようなミスじゃなかった。
ネスタが復帰しマルディーニも出場。ジーダがゴールを守っている。
久しぶりにこのトライアングルが完成したんだ。
すばらしい出来だった。帰ってきたエレガントなミランに、オレは酔ってたよ。
唯一危惧していたポドルスキーは完封してくれるし、マカーイにも隙を与えていなかった。
完璧だったと思うんだよね、失点シーン以外は・・・


久しぶりに、ピルロもよかったからね。 誤算だよ、これは。
ゴールはちょっと出来すぎだけど、レジスタというプレーを見せていたと思うんだ。
その脇を固めるガットゥーゾ、アンブロジーニも仕事量は多大だったけど、よくこなしていた。
だけどそれがたたって、みんなして運動量がガタッと落ちてしまった。
やっぱり、前線でキープしたりして、休む時間を作ってやれなかったのが痛いね。
ジラは、よくやってたよ。
あのヘディングシュートは叩きつけたかったけど、レイシングをほめるべきだし、厳しいポジションから逃げずに、よく戦っていた。
ただ、もう少しボールを収めてほしかったね。


セードルフもカカもゴールへ向かう一発のパスや仕掛けが多く、時にはキープするなど、時間を作ってあげるべきだった。 休憩時間を。
あそこまで運動量が落ちた原因は、ペース配分もあるけどつねにフルスロットル状態でアップダウンを繰り返させられた結果だ。
テンション上がりすぎ、アドレナリン大放出状態が、彼らを前半からあそこまで走らせたんだろう。
そういうサッカーは大好きだから、責めるつもりはないけど、締めるところはきっちり締めないと。
ほんと、あそこまで走っといて、ショックでかいよ。


2nd.legは、相当しんどくなった。
勝たなければいけない。 相手は、カーンやファンボメルが帰ってくるなど好材料もあるし、かなり自信を持ってゲームに挑んでくるだろう。
ミランはジラが出れず、ゴールを奪わなければいけない状況。
ピッポの1トップ。 もしくはオリヴェイラの起用も考えられる。 アンチェロッティの決断は前者だと思うが、カカへの負担と期待は、莫大に膨らむ。
だけど、一番のポイントを握っているのは、セードルフなんだ。
このゲームも、巧いし、惜しいところまでいく。 だけど結果を出してくれない。
多少あくんだよ、コイツのところが。
だから、セードルフがゴールにつながる仕事をしてくれるとかなり楽になるんだけどね。


週末は、エンポリ戦。これも負けられないが、まあ挽回できる。
アリアンツ・アレーナでは、勝利以外なくなったわけだ。 そりゃ3-3や4-4でもいいけど、それなら勝つほうが簡単だろ!
ウーノゼロってやつでさ。
見せたってよ! マルディーニの偉大さと、カカの格の違いを。
まったくアレほどメイクドラマはいらんと言ったのに、ドラマチックな野郎たちだ!
勝てよ! 勝たなきゃこんなくそドラマはねぇぞ。
主役がファン・ブイテンじゃ、マジお話になりませんから。

2007年04月09日

セリエA 31節 vsエンポリ
ドイツで伝説的なゲームを

バイエルン戦がひかえる中、なんともタフな相手とのゲームになったが、ミランの見せてくれたサッカーは面白かったし、満足できる内容だった。
DFラインは総入れ替えし、セードルフはお休み、というメンバーで挑んだCL圏内直接対決。
もちろん勝たないといけないんだけど、それより大事なものもある。
微妙な位置づけの難しいゲームになったけど、働かなければならないロナウドとジラがきっちりゴールを奪い、DFラインは及第点以上の出来。
ボネーラは屈強でパーフェクトだったし、グルキュフの動きがチームにいいリズムをもたらしていたし、カラーゼとついにセルジーニョが復帰するという、プラスの要素をふんだんに含んだゲームを見せてくれた。迫るバイエルン戦の筋書きとしては、とてもいいゲームだった。
ガットゥーゾの腕に巻かれた腕章も、光り輝いていたしね。


ようやく5位だ。やっとエンポリの上をいき、パレルモとは1ポイント差。
完全に捉えたと言っていいだろう。
ラツィオの強さは、あまりに計算外の偉大さを誇っているので予断は一切許されないが、今節終了時の結果としては悪くない。
残り8ゲーム。けが人が続々復帰してきたし、CL圏内はもう目標ではなくノルマになったね。
まあ、もう問題ないだろう。 ほんと今節の勝利は大きい。
今後の対戦相手も怖がる相手ではなく、唯一の強敵は35節フィオレンティーナだけ。ここにきっちり勝てば、残留のかかった相手のモチベーションは警戒すべきかもしれないが、そんなところで負けていては話にならないから。
しらけたインテルのスクデットを冷めた目で眺めながら、オレらは盛大に、苦難苦難のシーズンの祝杯をあげる日を迎えることが出来るだろう。


カンピオナートは、これで落ち着いた。
これからのシーズンを楽しむためには、もうCLしかないのは言うまでもない。
アリアンツ・アレーナバイエルン決戦。超えてもらわなければ。
ただ、このなんてことないと思ってた一戦を、ミランは自らとてつもなくハードルの高いゲームにしてしまい、大変な状況に追い込まれてしまった。
でもこの緊張感は、嫌いじゃない。悪くはないね。
このドラマの結末は、とんでもない感動を届けてくれる可能性を感じさせてくれるから。
もちろん、すべて勝利が前提の話なんだけど、そのストーリーがかなり伝説的になる予感を、第一話が強烈に放ってるでしょ。


ただね、ミラン側のキャストに少し問題があるんだ。
ロナウドはもういまさら言わないけど、我らが最多スコアラーのジラが、名を連ねてない。
エンポリ戦の彼らのプレーは、その気持ちを増幅させやがったし、不安な気持ちを抱くなと言われても無理だよ。
ただ、まあこれもこのドラマの面白いところの1つなんだろうね。
それはガンガン感じ取れるしさ。
ミランには、過去にあまりにも偉大な名演技を演じた選手がたくさんいる、彼らの出番でしょ。
ベテランってのは、ここぞという時にその力を見せて、裏切らないもんなんだよ。


それは誰かって?言うまでもないだろ、ピッポだ。
知らないヤツは、このゲームを見れば必ず知ることが出来るはずだ。
間違いなく再現、いやそれ以上のものを見せてくれるから。
その下地を、ピッポは今シーズンずっと演じてきたわけだからさ。
あと、カカまでいるんだよね。
誰がどう見ようと、彼は主役でしょ。 異論は一切ないでしょ。
悲劇のヒーローの可能性もある?
それは、劇的なファイナルにとっとくよ。
こんな舞台で、それはまだふさわしくないと思うよ。


まだまだいるぜ、マルディーニ。 言うまでもないか。
アンブロジーニはもちろん、あんまり知られてないがカラーゼも結構いい演技するんだよ、大舞台では本当に強い。
そして、間に合わないかと思ってたセルジーニョも、ぎりぎりセーフだ。
バイエルン対ミラン。思い出すでしょ、何か運命的なものを感じるでしょ。
でもさ、これが一番の不安なんだけど、まとめるヤツが、アンチェロッティなんだよね・・・
まあ、これもハンデなんだろう。 面白く、感動させるための、筋書きなんだろうよ。


オレはこのドラマの脚本家でもなんでもないよ。
ただ、今まであげた選手たちは、必ずやってくれるはずだ。
そう信じるだけの過去と、それだけの価値がある選手ばかりだ。
サッカーはなにが起こるかまったくわからないし。(だって、ファバッリがゴールするんだぜ)
だから、こんなに緊張するし、こんなに馬鹿なことも頭の中に浮かび上がってくるわけ。
ガットゥーゾが主役になる日も、来ることだってあるんだから。
バイエルンを倒して、またリバプールとファイナルでもやろうかな。
それとも、シェバと戦うってのもいいな。

2007年04月12日

CL ベスト8 2nd.leg
vsバイエルン・ミュンヘン
完璧

完璧だ。まさにオレが見たかったミランが登場してくれた。
1st.legでわかっていたんだ。バイエルンとミランの差は明らかなことは。
でも、ドラマチックでやさしい我らがミランは、オレらにスリルを味あわせ、バイエルンファンに1週間夢を見させてあげたんだろう。
ミュンヘンの地はミランにとって素晴らしい場所だ。歓喜の場所だね。
カーンのコメント「ミランと並ぶことさえできない。僕なら、彼らをビッグイヤー獲得の筆頭に押す」
カーンは個人的に好きなんだよ。正直なヤツだね。
これからはブンデスリーガをしっかり戦って、ラストとなる来シーズン、またミランとゲームを出来るようにがんばってくれ!
そしたらまた素晴らしい歓喜がミランに訪れるからさ(笑)オレはバイエルンを応援してるよ。


このゲーム、オレが何度も繰り返し言ってたとおりだっただろ!
セードルフが結果を残してくれたら、ミランは勝てるんだって、楽になるんだって。
そんで、ピッポは絶対やってくれる男だと。
そのとおりになっただろ、恐ろしいくらいに。
はっきり言って、ちょっと物足りないくらい楽に勝てたね。
贅沢すぎるんだろうけど、後半はスリル感が薄れちまってたもん。せっかくのCLベスト8なのにさ。
安心見ていられた。金子さんと倉敷さんが何を言いたいのか、オレにはさっぱりわからなかったよ。


それにしても、セードルフのパフォーマンスは、なんだ、なんなんだ。
まさかここまでやってくれるとは思わなかったよ。
先制ゴール、完璧。ピッポへのアシスト、ファンタスティックだよ。
やっぱり大舞台に強いというか、歴史に名を残す偉大な男だね~
そして、ピッポ。
ありがとよ、ほんとありがと。
お前のゴールは、めっちゃくちゃうれしい。本当に信じさせてくれる、応えてくれる男だよ。
またこれで1つ大きな思い出を作ってくれた。本当に感謝感謝だ。


あともう1人、声を大にしてお礼を言わないといけない男がいる、ネスタだ。
まだケガあがり3ゲーム目だよ。それなのにあんなに偉大でいいのだろうか。
ネスタは今シーズン分の仕事をしてくれたよ。サボってやがると思ってた。もう終わったのかという考えも頭をよぎってた。
ごめんなさい。オレらにはネスタがいたんだよね。
DF陣が不安だとか、もうそんなことネスタがロッソネロに袖を通し、ピッチに君臨しているだけで言う必要もないね。横にはマルディーニがいて、後ろにジーダがいる。これがミランだよ。オレらの強いミランだ。


もう皆さんを褒めたいよ。
ガットゥーゾ、頼もしい。ヤンクロフスキ、武器だ。アンチェロッティの采配は効果的ではなかったけど・・・
カカ、このゲームでのパフォーマンスはカカにしてみればたいしたことなかった。
でも、いてくれなければ勝ち上がることは絶対なかった。
いまやまさしくミランの象徴だ。
これからもずっとそうあってくれることを願うよ。
偉大なる歴史をカカなら創れる。来年日本でその姿を見せてくれよ。


このゲームの優劣を決めたのは、金子さんがおしゃるとおり、MF陣の力の差だった。
ミランのキャラがはっきりし役割が徹底されている中盤と、バイエルンの万能だがストロングポイントが上げにくく、攻撃で変化をつけれない中盤の差がとても顕著に現れてしまった。
そして、カテナチオだよね。久しぶりに見た気がするし、この表現が当てはまるゲームだった。
カテナチオとは、プライドが高くないと出来ないんだ。
この日のミランは、プライドと意地を見せ付けてくれた。批判されたりすることもある戦い方ではあるけど、あそこまで徹底し、結果を出してしまうと、めちゃくちゃかっこいい美学に見える。だが、もし結果がでなければ、これほどかっこ悪いものもない。
だから、プライド、自信があるからこそできる戦い方なんだと思う。
この日のミランの選手たちは、とてもかっこよかった。


さあ、マンチェスター・ユナイテッドとのベスト4だ。
ここまで来てくれたことを、このゲームを実現させてくれたことを、素直に感謝したいと思う。
最高のカードだよ。今シーズン最強のチームなんじゃないのか。
オールドトラフォード、2回目だ。楽しみだね。前回は楽勝だったし、マンチェスターもミランにとって歓喜の地なんだ。ビックイヤーを掲げた土地でもあるしね。
昨シーズンは、バルセロナとの対戦を演じてくれた。負けはしたけど、それはそれは素晴らしいゲームだった。
今シーズンはぜひとも勝ちたいね。アテネに行きたい。
それで、リバプールに敵を討つのもいいし、シェバの目の前でビックイヤーを掲げるのもいい。
どっちも言いようのない興奮に包まれるだろう。
こんな想像を今頭の中で描かせてくれるミランに、本当に感謝したい。
ありがとうございますだ。何度お礼を言っても言い尽くせないよ。
オレは今、ミラニスタであることにとても誇りを感じている。

2007年04月19日

セリエA 22節 vsアスコリ
ロナウド~

3分、いきなりオフサイドラインをくぐり抜けると、ポンッとジラへゴールをプレゼント。
11分、カカからのパスを受けると、左足を振りぬきネットに突き刺すが、わずかにオフサイド。
14分、バイタルエリアで前を向くと華麗なステップを踏みファウルを誘発。
そして25分、走った。左サイドでボールを受けるとメラーラを振り切りカカとワンツー、少し流れたリターンが返ってきたが、GKより先に触っていっちょあがり。PK獲得。
次元が違った。ロナウドという才能の偉大さを、またも見せ付けられた。


最近ロナウドは雄弁にメディアに登場しているが、それはメディアが放っておけない存在だということだ。
太ったと言われ続け、俺には絶対要らないと言われ(ゴメン、許してくれ)終わったと思われたロナウドが、復活したんだ。それもカルチョで、ミラノという都市で。
まだ完全復活、インテル時代のフェノメノ振りには程遠い。後半は何もしてない。
だが、戻ってきていることを、ロナウドが偉大であるということを、確認させてくれるよ。
ロッソネロをまとってからは、周囲を黙らせる、逆に騒がせる、プレーを披露してくれている。


ベルルスコーニ、ガリアーニは本当にいい仕事をした。ロナウド獲得は、近年稀にみる”冬の大当たり”だ。
アンチェロッティも褒めてやらないと。信頼して使って結果を出させる。
コイツはベテラン選手の扱い方はうまい。これはミランにとっての大きなアドバンテージだ。
ロナウドの目を本気にさせ、痩せさせたんだ、たいしたもんだよ。
ロナウド投入というギャンブルに、ミランは大勝利を収めた。
誰も手を出さなかったジョーカーをガリアーニが引き、アンチェロッティが見事に使いこなした。
ここまで成功するなんて、オレだけじゃなく想像は不可能だったでしょ。


ロナウドは自信満々に語ってる。
「今はまだまだ70%の状態だ。来季は100%の状態の真のロナウドを見せるよ」
この言葉、今のオレは信じちまってるからね。期待に胸いっぱいだからね。(バカだろ)
満足してしまい、またたくさんの脂肪をつけて来季登場するんじゃないかという不安もあるけど、真のロナウド、あのロナウド、見たいよ。
そう期待させてくれるだけのプレーを今見せてくれてる。楽しみだね、来季のロナウド。
来季に向けて、オフシーズンは本当に真剣に取り組んでほしいんだけど、もう1つ、ロナウジーニョ獲得にも尽力してもらいたい。こっちの方が重要かも・・・
カカ、ロナウジーニョ、真のロナウド、お~見たいぜ!
さすがベルルスコーニ、160億用意してる?期待を裏切らない男だ。


カンピオナートは、延期されていた22節アスコリ戦が終わって、4位だ。
5位のパレルモとは4ポイントの差。ようやくひと息つけるし、ロナウジーニョ獲得へ向け視界良好だね。
ラツィオも2引き分けと下降気味だし、フィオも予想より下回る追い上げしか見せてこない。
なんとかなったな。最悪は免れてくれたよ、やっぱりミランはミランだ。
これもすべてロナウドの力がなかったら出来なかっただろう。感謝してるよ。


ロナウドをこんなに褒めまくったが、迫るマンU戦にコイツは出れない。
だけど、何を心配することがあろう、俺らにはジラがいるじゃないか。
ジラらしい2ゴールを挙げ、ハットトリックを投げてまでロナウドにパスしようというあの余裕、あの視野。
あきらかな判断ミスだが、それがまたジラらしいじゃないか。
苦しんで、苦しんで、苦しんだ今シーズン。
最後に大きな試練を乗り越えたご褒美が待っているんじゃないのか。
カカにも、歯がゆい、情けない、報われなかった今シーズン。
最後に神が微笑んでくれることだろう。


カラッチを見なければならない苦痛。ボネーラの珍しい緩慢プレー。
7点以上とれ!と息巻いてたオレをガッカリもさせてくれたが、うまい酒が飲めた、緊張感なくリラックスして。週末のミランのゲームが見られないストレスを発散させてくれたね。
さあ、カリアリをやっつけたらユナイテッドが待っている。
ジーダよ、たのむから間に合ってくれよ~

2007年04月25日

CL ベスト4 1st.leg
vsマンチェスター・ユナイテッド
サンシーロがある

かぁ~ なんてことだ。
不運だ。マルディーニのケガ、ガットゥーゾのケガ。
これらがなければ、明らかに結果は変わっていたはずなのに。
ついに、CLの神様は我を見放すのだろうか。この2人を選ぶなんて、ちょっと酷すぎるよ。


ミランは素晴らしいゲームをしたと思う。
とりあえず、登場シーンに驚いた。ジラの坊主、似合ってるじゃねぇか。
ようやく決意を固めたようだ。
まあ、オレが側にいたら、06年の内に毛は全部なくなってたけど。
ルーニー、ロナウドがニヤニヤしているのに対して、ミランの選手は気合入ってた。
大舞台、ロッソネロは本当に似合う(今日は白だったけど)絵になるチームだよ。


だけど、それがちょっと空回った?あの失点はいただけない。
落ち着け、まだ大したことない、自分に必死に言いかけてた、大変だったよ。
それにしても、この1トップシステムは、本当に機能している。特に前半はオレの想像をはるかに超えてた。
今までなかった流動性があり、ジラは巻のように動き、つぶれて、カカがボールを持てるという好循環。
セードルフも生きてる。ヤンクロフスキも上がれる。
守備への切り替えも早く、挟み込める。
やっと、06/07版強いミランが出来上がったと感じさせてくれた。


そして、必然の2ゴール!
まず同点ゴールだが、あれが理想形だ。
この日のカカは切れまくってた。偉大、誰も止められない、止まらない。
コンディション万全のこの男が、どれほど素晴らしいかを見せ付けてくれたね。
贅沢を言うなら、2点目のゴールを”歓喜大爆発”にさせてくれなかったこと(笑)
まあ、カカに言ってもしょうがないけど、オイどうなんだ!やった、入った!あれはないよね。
それと、3点目も取れたよなぁ。


だけど、ユナイテッドもやっぱり強かった。
ミランはマルディーニとガットゥーゾをゲーム中に失ったわけだけど、彼らはゲーム前にガリー、リオ、ヴィディッチ、サハ、これだけいなかったんだからね。ミランの不運は言えないな。
今旬の男、C・ロナウドをミランはよく止めていたと思う。
だが、何度もやられてた。ギグスも絡んでくるし、あれが限界だよ。


そして、ルーニー。
ちょっと待て、今シーズンベストコンディションが、今来てるよ、コイツ。
あの最後のシュートは、すごいよ。
確かに、ジーダは破られてはいけないコースだったと思う。でも、オレはルーニーを賞賛したいね。
誰かに文句を言いたいのなら、ブロッキに言うべきだ。
オレもコイツには言いたい。ガットゥーゾが戻ってきてくれることを本当に願うよ。


まったく、ミランはドラマチックなゲームを続けてくださいます。
3-2、予想するほうが無理だし、驚きのスコアだよ。
守りに入ったことをカカは悔やんでいたが、それは仕方ないと思う。
このシステム、今のメンタリティ、ネスタの存在、はめれるはずだったんだ。
でも、ユナイテッドの偉大さとオールドトラフォードという場所が、それを許してくれなかった。
ただ、マルディーニとガットゥーゾがいれば・・・ 言いたくはなるよ。
アンチェロッティは、今回ばかりは責められない。


さて、勝負の2nd.leg。サンシーロ。
条件は、オッドも言うように悪くはないと思う。勝てばいい、1-0でいいんだ。
ガットゥーゾは間に合うのか、マルディーニは?不安はある。
でも、オレはそんなものよりはるかに期待が上回っている。
カカが止められるとは、思えない。
セードルフもすこぶるいい。
ネスタがいて、ジーダがいる。大丈夫だ。
ジラの坊主が、いい加減何かやるだろう。
ピッポという神も、オレらにはついている。


このゲームで見せてくれたサッカー。本当に強いミランが見れたと思ってる。
なんといってもピルロがよかった。コイツもベストコンディションが今来てる。
アウェイだということを考えろ、それもオールドトラフォードだ。
確かに負けはしたが、悲観する内容では決してなかった。
そして、オレらにはサンシーロがある。新たなる伝説を刻むべき舞台が、待ち構えてる。
ユナイテッドを下し、マルディーニをアテネへ。
オレは来週、絶対そういうタイトルで書き始めるだろう。

2007年04月30日

セリエA 34節 vsトリノ
いよいよだ

スカパーのバカタレ。。。
この愚痴はもう言わないとしよう、とあきらめてるんだけどね。
だけど、今季の大一番が控えた、アンチェロッティに言わせたら「勝つことと、エネルギーをあまり無駄に消費しすぎないことが大切」というとんでもなく難しいゲームに、オフィシャルサイトは「ミッションコンプリート」と評しているんだから、見たかったよ。
トリノはいいチームだと思ってたし、苦戦するかと思ってたけど、コメントや紙面を見てるとそうでもなかったようだ。 ロナウドは、どうせ意味を取り違え省エネに勤めたんだろうけど。
ここにきての、リーグ戦5連勝は立派。もうCL圏内は間違いないだろう。
「ミッションコンプリート」まあ納得してやってもいいかな。


ここからはユナイテッド戦プレビューに費やそう。
奴らは、この週末のエバートン戦にC・ロナウドを休ませ、4-2と勝利している。
2点を先行されながらも、ルーニーが決勝ゴールを奪い、厳しいゲームをものにしてる。
ルーニーのコンディションのよさは、半端じゃないようだ。
この結果、チェルシーが引き分けたため5ポイント差に広がった。
大きいよ。この追い風は、今のチームの勢いを感じさせるものがある。


さて、この勢いにどう対処しようか、難しそうだ。
まずメンバーから考えてみようか。
ミランは、ガットゥーゾは大丈夫のようだから、マルディーニが間に合うのかどうかだ。
もしダメな場合、たぶんボネーラだろうが、カラーゼもあるのかなと思う。
でも、是非ともマルディーニには出てもらいたいよ。
もちろんキャプテンとして、プレーレベルも彼の存在も必要不可欠なんだけど、もうカウントダウンが始まっているマルディーニの現役生活に、この舞台も刻まれるべきなんだ。
そして、アテネでラストこそふさわしい。自らの手でその舞台を勝ち取ってほしいね。


ユナイテッドは、あのタヌキがどう来るのか予想は難しい。
リオとヴィディッチの復帰もあるのかもしれないし、前線の形も考えられるパターンはいくつかある。
オレの予想は、1st.legと変わりなしだと思う。
スミスやスールシャールを起用してくるのかもしれないが、変更なしと考えるのが普通でしょ。
ファーガソンは、流動的に動く前線に手ごたえを掴んでいると思うし。
ただ、今シーズンのCLのアウェイの成績(3勝3敗)から見てもわかるとおり、ユナイテッドは決していい成績をアウェイで残していない。これは過去を見てもいえること。
だから、ファーガソンはそのことを過剰に意識したメンバーでくることも考えられる。
リードしているわけだからね。失点しなければいいわけだから。


1st.legの2-3。これはどちらに有利ともいえないスコアだと、オレは思ってる。
確かに、アドバンテージを握っているのはユナイテッドだ。
だが、そのアドバンテージに縛られることも考えられる。
準決勝のローマ戦では、ユナイテッドは逆の立場だった。
負けはしたがアウェイゴールを奪い、ホームに戻って迎え撃つ。
勝たなければいけない。ゴールしなければいけない。
こういう気持ちでゲームに入れることは、いいことだと思う。
ミランは、今回それを最大限に生かしたいね。


ローマを迎えたオールドトラフォードのゲームを見てもわかるように、先制点はとても大事だ。
ミランは、1st.legで犯したようなミスは必ず繰り返してはいけない。
ゲームの入り方はとても大事だ。
だが、ミランの選手たちは、百戦錬磨の猛者たち、心配は要らないだろう。
向こうもルーニーがいいが、こちらもカカのコンディションはすこぶるいい。
主導権をもってくるのは、この2人のプレーにかかっていると思う。
最初のカカとルーニーのプレーには要注目だ。


そして、C・ロナウド。コイツは今止められない選手。
どうやって止めるかという議論をすべきじゃない選手だ。
一番有効な手は、焦りを誘い視野を狭くさせること。余裕を与えたらとんでもないことになる。
対するミランは、セードルフが今絶好調。
ユナイテッドとしては、カカに注意が行き、セードルフを抑えるのは難しいだろう。
そこで、バイエルン戦のように結果に残る仕事をしてもらいたい。


この一戦は、とてつもなくドラマチックな結末を迎える可能性も、とても高いと思うよ。
終盤戦、ロスタイム、ドラマが待っているかもしれない。
両チームには素晴らしい役者もいるからね。
ユナイテッドはスールシャール。ミランはピッポ。
この最高のジョーカーの切り方も、とても魅力的なゲームの見方だと思う。
黙っていないと思うんだよね、この2人は。
しびれる可能性はかなり高いんじゃないのか。
ミラクルが、この両者の対決の勝敗を分けるという予感がしてたまらないよ。


ガリアーニがいいことを言っている。
「私はすでに緊張している。だが、それを経験できるのは素晴らしいことだよ。我々はアテネでの決勝まであと1ゴールに迫っている。それを実現しなければいけない」
そういうことだ。
オレらは、あと1ゴールまで迫っているんだ。
オレも、だんだん緊張してきた。でもほんと素晴らしい緊張感だよ。とても心地いい。
さあ、いよいよだ。