セリエA 19節 vsレッジーナ
勝利というスタート
この結果を素直に喜べない僕は、ひねくれ者なんだろうか。
いや、そうじゃないはずだ。このゲームを見られた方であれば、そういう気持ちは、少なからず抱いたはずだ。
カカの不在での勝ち点3だ。もっと喜んでもいいと思うのだが・・・
このサッカーでは、そうもいかない。
”A HAPPY NEW YEAR!!”と、ご挨拶してくれたピルロのFKは素晴らしく、この上ないスタートをきったミランだったが、ゲームはほぼレッジーナペースで進んでいく。
しかし、この日の殊勲者ヤンクロフスキと支配者セードルフの、抜群のカウンターで35分に2点目を奪う、という去年のミランには、できなかったゲーム展開を見せるも、ゲームを支配しているとは言い難い。
前半のスコアは2-0。文句のつけ所がない。
だが、どこか腑に落ちない。
後半、いくつものチャンスを逃し続けてくれたレッジーナが、ビアンキのスーパーシュートで、1点差に迫る。
このゴールは、その形こそミランのDF陣を責められるものではないが、必然のゴールだっただろう。
その後、インザーギに代わって入ったグルキュフが、相手ボールを奪うとジラルディーノへプレゼントボールを。
これをきっちりジラが流し込み、ゲームの決着をつけた。
スコアは、3-1。勝ち点3を得たのはミラン。
2007年最初のゲームを、勝利で飾ることに成功した。
この結果には、大いに満足している。
3週間開いたので、ミランのゲームに飢えていたし、勝利はとても必要なものだった。
僕は、心から勝利を望んでいたから、充たしてくれるものは、あった。
だが、去年と同じ問題点を、いまだ抱え込んだままだった。
この休みで、なんらかのポジティブな変化を期待していたが、スコア以外の部分で、喜べる要素は少なかった。
まず、よかったことから書こう。
セードルフは、チームの中心としての責任感を背負い、まさにミランの中央に立ち、いいパフォーマンスを見せてくれた。頼りになる10番だった。アンチェロッティが最後まで代えなかったのも当然だ。
勝ちたいんだ!という気持ちを前面に見せてくれていたのが、僕にはとても嬉しい。
そして、ヤンクロフスキ。彼はミランの武器だ。
躍動感があったし、強い意志も感じた。チャンスはほぼヤンクロフスキ経由で生まれていたし、ゴールにも結びつけた。自身でゴールも奪えたと思うが、彼はアタッカーではない。十分な働きだったと思う。
ピルロも、復調を僅かだが感じさせてくれた。
FKでゴールが奪えたというのは、とっても大きい。今後も高確率で期待したい。
あとマルディーニ。やっぱりパオロがいると締まる。
2点目のカウンターは彼がボールを奪って始まったものだし、存在感は絶大。
ピッチに立っていてくれることが、ミランにとってはやはり必要だ。
さて、よくなかったこと。
まず、中盤でのとってもぬるい空気。ガットゥーゾ不在時には必ず生まれるこの空気が、僕は大嫌いだ。
中盤のプレッシャーが弱いから、相手に自由を与えてしまい、ずるずるラインが下がる。
なぜ、中盤でプレッシャーにいけないか。2トップにボールが収まらないから。奪われ方が悪いからだ。
このゲームでの先発2トップは、ジラとピッポ。
2人のパス交換はあっただろうか。コンビなんて言葉の存在が、見当たらなかった。
ジラとピッポ。明らかにピッポの方がチームへの貢献度は高かったと思う。
もともと、PA内が職場の彼が、そこから飛び出して動き出し、攻撃をリードしてくれていた。
一方ジラは、真ん中に陣取ってゴール前での駆け引きを繰り返しているが、光ったプレーは、2つだけだった。
先制点を導いくFKを奪ったプレーの絡みと、3点目のゴール。それ以外、何をしていたかわからない。
だが、アンチェロッティは先にピッポをベンチに引っ込めた。
この気持ち、わからないでもない。非難する気もない。
アンチェロッティは、もうジラと心中することを決めてるし、僕も決めてる。
だが、ピッポの気持ちを考えれば、やりきれない思いにはなる。
アンチェロッティは、決断しなければいけないだろう。
もう、ジラ=ミラン=アンチェロッティと考えるなら、1トップにすべきだ。
それは、もうこのゲームを見て明らかになったはず。議論の必要もない。ジラとピッポ、どちらかを選ぶしかない。
もしくは、ジラの周りを動くような選手を連れてくるべきだ。
カッサーノがいらない?彼こそ必要ではないのだろうか!
ガットゥーゾとカカがいれば、かなり改善されるだろうが、前線での問題を片付けることは、避けては通れない。
アンチェロッティは決断すべきだし、ガリアーニは仕事をすべきだし、インザーギは我慢して結果で語るべきだ。
勝利というスタートを飾れたことは、とっても嬉しいのだが、
3週間ぶりに、またミランの問題点に思い出さされ、頭を抱えなければならなくなった。
そんなゲームだった。
あと、書く気にもなれないが、カラッチに給料を払ってるヤツの顔が見てみたい。
ファバッリは人数合わせでコンパにやってきて、いるかいないかわからないヤツだった。