CL グループH vsAEKアテネ光が差し込む完勝 (rossonero)

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CL グループH vsAEKアテネ
光が差し込む完勝

勝ち取った出場権
カルチョスキャンダルの裁定を受けて、予備予選からの出場を余儀なくされたが、当初の判決を考えれば、この舞台に立てることは、どう言われようとミランというクラブが勝ち取った素晴らしい権利だ。
選手、アンチェロッティ、ガリアーニらもコメントに残しているように、このチャンピオンズリーグに出れるということは、とてつもなく大きい意味を持っている。財政面でもそうだし、選手に与えるモチベーションは、雲泥の差だ。
この世界最高のリーグにミランというビッククラブは、常に出場していなければならない。また、出場すべきだ。ここ数シーズンでミランほど安定したクラブはないのだから。


グループH
今シーズンのグループリーグの組み合わせは、恵まれたと言っていいだろう。AEKアテネ、リール、アンデルレヒト。簡単に勝てる相手ではないにしても、ミランの突破はほぼ確実と見て間違いない。
これは予備予選を戦ったご褒美なのだろう。このチャンスを逃さないように、きっちりグループリーグを1位で勝ち抜き、決勝の地アテネに、また戻ってきたいところだ。


開幕
この舞台は、どんな経験豊富な選手たちにとっても特別なものだ。
チャンピオンズリーグアンセムが鳴り響き、引き締まった顔の選手たちが、決意を秘めてピッチに歩を進めていく。
何回見てもいいもんだ。見ているこっちが、背筋が伸びて緊張感が走る。
すべてのゲームがビックゲームであり、ここで活躍する選手が、結果を残した監督が、世界に認められ、自身の価値を証明することになる。
伝説はここで生まれ、歴史に刻まれ、語り継がれていく。
すべてのサッカー選手にとって、夢の舞台だ。


アンチェロッティの笑顔
初戦をサンシーロで迎えられたことは、ミランにとって、そしてアンチェロッティにとって、とても幸運だった。
アンチェロッティはこのゲームを、大胆なメンバー構成で挑んできた。ピルロ、ネスタ、セードルフを休ませ、グルクフをデビューさせ、シミッチをマルディーニと組ませて、ブロッキをセンターに置いた。この布陣は多少ギャンブルをはらんでいた。もし、開始早々のデリバシッチのヘディングシュートが決まっていたら・・・
だが結果は、アンチェロッティの予想を上回るほどのものだった。素晴らしいゲームを魅せての、3ゴールをあげての大勝だ。
それを物語っている誇らしい笑顔を見せたアンチェロッティは、このゲームで大きな手ごたえを感じただろう。


グルクフ
”ジダンの後継者”という前評判を持ちミラネッロにやってきたフランス人の青年は、サンシーロに始めて立ったこのゲームで、見事にその前評判どおりの、いや、それ以上の活躍を魅せてくれた。
グルクフの特徴は、視野の広さと、それを生かす精度の高いキックの両方を高いレベルで持ち合わせていることだ。まだ合流して間もないのに、ダイレクトではたくシーンがとても多かった。周囲をよく把握しているからこそであり、能力の高さの証明といえる。
そして、あのゴール。デビュー戦で、それもCLという舞台でゴールを奪えるというだけで、グルクフの持っている星の輝きを現していると言っていいだろう。
ミランにまた新星が現れた。そんな希望を十分抱かせてくれる夜だった。


笑顔
このゲーム、アンチェロッティが一番だったが、選手たちにも、笑顔がたくさん見られた。
とくにオリベイラはプレーしていてとても楽しそうだ。プレーすることを楽しみながらも、結果を残そうという意欲も十分に感じる。カルチョはそんなに甘くないので、壁にぶち当たり、笑顔を奪ってしまう時期もあるだろうが、今の気持ちを持ち続けてもらいたい。
そして、彼の存在がカカの表情を明るくさせているようだ。相変わらずインザーギはストイックに徹し、ガットゥーゾとブロッキは目に炎を燃やしているが。
チームの雰囲気はとてもいい方向に転がり始めている。06~07ミラン。とてもいい光が差し込んでいる。

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