rossonero: 2006年05月 アーカイブ

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2006年05月 アーカイブ

2006年05月01日

vsリヴォルノ

 ユーヴェとの勝ち点差は3。バルセロナに敗れ、ビックイヤーを絶たれたミランにとっては、大きなプレゼントだ。
 他力本願であるが、スクデットの可能性は十分。ユーヴェの信じられない失速により得たこのチャンス、是が非でも、ものにしたい。


 チャンピオンズリーグ敗戦のショックが心配されたが、そんな心配は不要だった。サンシーロに集まった6万人の観衆は、バルセロナ相手に善戦したチームを温かく迎え、選手たちのモチベーションはいつもと変わらず、勝利を求めていた。


 キャプテンマークを巻き、チームを引っ張るシェフチェンコ、気持ちが入っているインザーギ、実力を発揮し始めたヤンクロフスキがチームを牽引し、ミランはリヴォルノを圧倒。
 ゴールネットを揺らすまで時間がかかったが、インザーギが再三あったチャンスの中から、きっちり2つをものにし、2-0で危なげなくリヴォルノを退けた。


 一方、ユーヴェはシエナと対戦。異常なほどのゴール欠乏症に陥ってしまったユーヴェは、その戦犯に挙げられるイブラヒモビッチをスタメンから外し、デル・ピエロをスタメンで起用する。
 尻に火がついたユーヴェの選手たちは、がむしゃらにゴールに向かい、開始10分までに3ゴールを挙げ、あっさりとゲームを決めてしまった。


 カペッロは、かなり久しぶりにゲームをゆっくり見ることが出来たはず。ヴィエラが、ゴール前まで上がるシーンが久しぶりに見られた。強かった時のユーヴェだ。(ぜんぜん面白くねー。シエナの根性なし。)


 このゲームのインザーギは、バルセロナ戦での沈黙が嘘のような大活躍。やはり、コンディションがまだ整っていなかったのだろう。今更ながら本当に悔やまれる。
 このゲームでもチームを勝利に導いた彼に、リッピから、ついにプレゼントが届いた。


 アズーリに復活したのだ。長い間戦線離脱していたインザーギは、やっと復帰した今シーズン、徐々にミランでポジションを勝ち取り、重要なゴールを決めていった。ビックゲームでゴールをあげる彼を見て、リッピも大きな期待を抱いたのだろう。
 いま、イタリアで最も『怖い』ストライカーは、インザーギだと思う。


 今シーズンの彼は、もうすでに、勝者といってもいいんじゃないだろうか。復活を望む人もいたと思うが、その人数は少数だったはず。アズーリにとっては過去の人になっていたと思う。
 しかし、今は世論が彼のW杯出場を訴えている。マスコミ、国民が彼がゴールを奪ってくれると期待している。


 ナショナルチームでは、大きな結果を残せていない彼だけに、最後となるであろうビックトーナメントでゴールを、結果を残してもらいたい。
 今のアズーリの前線には、インザーギの経験と、ゴールへの執念が必要なはずだ。

2006年05月08日

vsパルマ

ついに、あと2ゲームでセリエAも幕を閉じる時期になった。
振り返れば、今シーズンも新たな歴史が生まれ、数々の好ゲームがピッチで繰り広げられた。


イスタンブールの悲劇を受けて、迎えた今シーズンのミラン。
開幕戦は、どしゃ降りの雨の中、シェフチェンコのゴールで辛くも引き分け。
今思えば、これから訪れる大きな壁の数々を、予感したものだったのかもしれない。


ユーヴェが突っ走った前半戦。10節に行われた直接対決で、ミランは素晴らしい闘志を見せて、ユーヴェに圧勝。不安視されていたものをふっきり、周囲に『ミラン強し』を見せつけてくれた素晴らしいゲームだった。


雪辱のチャンピオンズリーグは大苦戦。PSVにまさかの敗北を喫し、最終節のシャルケ戦まで勝負がもつれ込んでしまった。負ければ敗退の、しびれる大一番。このゲームではカカが、チームを上へと連れて行ってくれた。


フィレンツェでトニにやられた。キエーボにも負けた。さらに、ダービーではアドリアーノにぶち込まれ、久しぶりの敗戦という屈辱。
年が明けて、オリンピコでは、0-1というスコア以上にローマに完敗。サンシーロでは全て勝利していたが、22節サンプドリアと引き分けてしまう。


マルディーニ、カフーが長期離脱し、ずっと言われていたDF陣への不安が、ついに明るみに出てしまった。ジーダ、ネスタの信じられないプレーもあり、崩壊寸前。アンチェロッティの周囲も騒がしくなり、厳しい時期だった。


光が差してきたのは、チャンピオンズリーグ、バイエルン戦。このビックゲームで、DF陣は高い集中力を取り戻し、完全復活したインザーギがスーパーゴールを挙げ、チームを勢いづかせてくれた。


インザーギが旗手となり、やっと強いミランが出来上がった。リヨンに追い詰められながらも劇的に勝利し、ダービーではきっちり仇を討ち、勝利を積み上げていった。


そして、迎えた全世界注目のビックマッチ。チャンピオンズリーグ準決勝という最高の舞台で、ミランvsバルセロナというカードが実現した。惜しくもバルセロナの前に敗れ去ってしまったが、バルセロナ相手に劣っていたものは何もなく、勝負を分けたのは本当に些細なものだった。


カンピオナートでは順調に勝利し、ここまでで、82の勝ち点を得ている。スクデットをとったシーズンよりもすでに上回っているのだが、その上をいくユーヴェが強すぎ、堅すぎだ。(他のチーム情けなさすぎ)しかし、そのユーヴェが手の届くところまで落ちてきてくれた。


勝つしかないパルマ戦は、今シーズンを象徴するようなゲームだった。ゴールを奪っていくが、失点も重ねていく。でも、勝つ。なんとも不安定な強さだ。
ユーヴェもパレルモに勝利した。これでカペッロは、最終節を引き分けてもよい状況になってしまった。ごたごたがあり、返ってチームがまとまってしまったようだ。


最終節は、サンシーロにローマを迎える。トッティが出てくるだろうし、ローマも絶対勝たなければいけない。ミランも勝利しかない。
これまで、最後の最後でいくつものドラマが生まれてきた。このゲームは、どっちが勝っても劇的な結末になる可能性がある。絶対見逃せない。さすが、セリエAだ。


とにかく勝とうぜ、ミラン。勝って終わろう。トッティ無理だけはするなよ。
FORZA レッジーナ!!!

2006年05月15日

vsローマ 最終節

ティフォージは暖かい拍手を送り、素晴らしいシーズンを見せてくれたチームに惜しみない祝福を送った。
スクデットとビックイヤー、どちらも僅かだが届かず、2シーズン連続で無冠となってしまったわけだが、シーズンを通して、熱い気持ちとスペクタクルなプレーを見せ続けてくれた選手たちに、ファンからの素直な賞賛の気持ちの表れだった。


リーグ戦では、勝ち点88を獲得。特に後半戦は、ユーヴェを追ってひたすら勝ち続け、決まっていたと思われた勝負を最終節まで持ち込んだ。
チャンピオンズリーグでは、熱戦の末バルセロナの前に敗れ去ったが、リヨンとの激闘など、歴史に残る好ゲームを見せてくれた。


最終節もローマを相手に、両チームとも勝ち点3だけを求めていた中、最後まで粘り強く戦い、勝利を手に入れてくれた。
一時期は苦しいときもあったが、アンチェロッティを中心によくまとまり、シェフチェンコ、カカ、インザーギ、ガットゥーゾが素晴らしい活躍を見せてチームを牽引し、いいチームへと成長していったと思う。


確かに、DF面での不安は常につきまとっていたが、85ゴールを奪った攻撃陣はとても充実していて、どこからでも、誰からでもゴールが生まれそうな力強さがあったと思う。
この素晴らしい攻撃陣は、どんな相手を前にしても、ファンが誇らしく思えるほど、信じて期待できる、破壊力とスペクタクルを見せてくれた。


このミランを上回る勝ち点91を奪いスクデットを獲得したユーヴェは、強すぎたというしかない。
彼らの安定感はシーズン開幕から変わることなく、伝統とでも言うべき勝負強さを、どんなゲームでも発揮していた。最後の失速は、セリエAを盛り上げるためだったのだろう。
「カペッロ率いるユーヴェは本当に強かった」と、僕は正直に思っているし、優勝するにふさわしいチームだとも思っている。


だが、いまユーヴェに起こっている問題の数々が、こんな偉大なチームを台無しにしてしまい、残念で仕方ない。
素晴らしいドラマが待ち受けている可能性があったこの最終節が、このような問題が起こってしまったことによって、スポーツというもの意外で話題が独占され、ゲームの結果、1つのゴール、1回のホイッスルに対して、純粋なものを抱けなくなってしまったのだから、とても複雑で、はっきり言ってつまらない。


最終的には、すべてが明らかにされることはないと思う。イタリアという国を考えてもそうだし、ユヴェントスというチームを考えても、何らかの措置は下されるかもしれないが、結局は不透明のまま終わってしまうのだろう。


シェフチェンコの移籍話や、このような問題が、あまりにも大きく取り上げられすぎ、単純なサッカーというゲームに対する興味が薄れてしまっているのではないかと思う。
これでは、ここまで素晴らしい戦いを繰り広げてきた選手や監督に対して、あまりにも失礼なのではないだろうか。

2006年05月23日

シェバ、ミランから離れないでくれ

「好きな選手は誰?」って聞かれると、僕はいつも「シェフチェンコ」と答えている。
僕がサッカーを本格的に見始めてから、好きになった選手はたくさんいるけど、シェフチェンコだけは僕の中ではいつも別格の存在だ。


シェフチェンコを初めて見たのは、ディナモキエフのストライカーとして、チャンピオンズリーグを戦っていた97-98シーズンだったと思う。
確か、WOWOWでチャンピオンズリーグが放送され始めたばかりで、それまでヨーロッパのサッカーといえば、僕の中ではセリエAだけだったのだが、チャンピオンズリーグを見始めてから、僕の世界は一気に広がった。


マンチェスター・ユナイテッドのすべてが好きになったし、バルセロナ、レアル・マドリッドの偉大さも徐々に勉強していった。
展開されるサッカーが国によってぜんぜん違うのが良く分かったし、ファンの盛り上がり方なんかもセリエAとは違った素晴らしさがあって、すぐに虜になってしまった。


その中でも、雑誌で名前を見たこともない選手しかいないディナモキエフが、次々と強豪を倒していくのが面白くてたまらなかった。
そして、ディナモキエフのエースストライカー、シェフチェンコという名前はすぐに覚えた。圧倒的なスピードを武器に、次々に印象的なゴールを決めていくシェフチェンコが、僕の中でのNo.1FWになった。


次のシーズン、カンプノウでハットトリックをしたゲームは、かなり興奮したことを今でもよく覚えている。バルセロナがシェフチェンコ1人に負けたようなゲームだった。
世界的なビックネームになった彼が、どのクラブに移籍するのかが大きく取り上げられていた中、早々に僕の大好きなミランに来ることが決まったと聞いたとき、ガッツポーズをして喜んだような気がする。


僕が本当にミランを応援し始めたのは彼が来てからだと思う。それまでも、好きなチームはミランだったけど、ミランが負けて苛立つことはなかった。
ちょうど、スカパーでセリエAが放送されるようになり、毎週ミランのゲームを見るようになったのが、このシーズンからだったというのも関係しているとは思う。


サンシーロに現れたシェフチェンコは、周囲の期待を上回る活躍を見せ、ミランが苦しい時期でありながら、2シーズン続けて得点王を獲得。
僕の中では、完全に、ミラン=シェフチェンコになった。


しかし、なかなかタイトルには恵まれなかったが、02-03シーズン、ついにビックイヤーを獲得。このシーズンのシェフチェンコは、ケガがあり苦しいシーズンだったが、ファイナルでカップをもたらすPKを決め、ようやく彼に、そして僕に歓喜が訪れた。
翌シーズンは念願のスクデットを獲得。さらに04年度バロンドールに輝いた。


彼は、まさに世界最高のプレーヤーとして、歴史にその名を刻んだ。
今シーズン、マルディーニが不在時には、キャプテンマークを巻き、ミランを象徴する選手になり、クラブ、ティフォージからの信頼も絶大だ。


そのシェフチェンコが、ミランを離れるかもしれないという話が現実味を帯びてきている。
彼ほどの選手になれば、当然そういった話が出てくること事態はおかしくはない。これまでも、レアルが獲得の意思を示しているといった話は出ていたし、チェルシーという話は昨シーズンも出ていた。
だが、今まではまったく噂の域を出ていなかったし、何の不安も感じることはなかった。


ただ今回の移籍の話は、シェフチェンコ自身が希望しているといった話が出ている。ミラン首脳陣はまったく出すつもりはないみたいだが、彼自身の希望となれば、どうなるかまったくわからない。


僕が、サッカーにこんなにはまったのは、シェフチェンコがいたからといっても過言ではない。僕のアイドルはシェフチェンコだ。僕のサッカーの歴史の中では、彼は常に僕の見方として、たくさんのゴールを決めてくれ、一緒に喜んだし、たくさんあっためちゃくちゃ悔しい敗戦も、一緒に涙してきた。


どうか、どこにも行かないで欲しい。ミランで現役を終えて欲しい。まだまだ、僕らミラニスタのために、たくさんのゴールを決めて欲しいと思う。


今週中には結果が出るようだ。
もう祈るしかない。『お願いだシェフチェンコ、どこにも行かないでくれ』

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日程・結果

6節 vsカリアリ(A) 0-0


7節 10/19 vsサンプドリア(H)

8節 10/26 vsアタランタ(A)

9節 10/29 vsシエナ(H)

10節 11/2 vsナポリ(H)

11節 11/9 vsレッチェ(A)