vsリヴォルノ
ユーヴェとの勝ち点差は3。バルセロナに敗れ、ビックイヤーを絶たれたミランにとっては、大きなプレゼントだ。
他力本願であるが、スクデットの可能性は十分。ユーヴェの信じられない失速により得たこのチャンス、是が非でも、ものにしたい。
チャンピオンズリーグ敗戦のショックが心配されたが、そんな心配は不要だった。サンシーロに集まった6万人の観衆は、バルセロナ相手に善戦したチームを温かく迎え、選手たちのモチベーションはいつもと変わらず、勝利を求めていた。
キャプテンマークを巻き、チームを引っ張るシェフチェンコ、気持ちが入っているインザーギ、実力を発揮し始めたヤンクロフスキがチームを牽引し、ミランはリヴォルノを圧倒。
ゴールネットを揺らすまで時間がかかったが、インザーギが再三あったチャンスの中から、きっちり2つをものにし、2-0で危なげなくリヴォルノを退けた。
一方、ユーヴェはシエナと対戦。異常なほどのゴール欠乏症に陥ってしまったユーヴェは、その戦犯に挙げられるイブラヒモビッチをスタメンから外し、デル・ピエロをスタメンで起用する。
尻に火がついたユーヴェの選手たちは、がむしゃらにゴールに向かい、開始10分までに3ゴールを挙げ、あっさりとゲームを決めてしまった。
カペッロは、かなり久しぶりにゲームをゆっくり見ることが出来たはず。ヴィエラが、ゴール前まで上がるシーンが久しぶりに見られた。強かった時のユーヴェだ。(ぜんぜん面白くねー。シエナの根性なし。)
このゲームのインザーギは、バルセロナ戦での沈黙が嘘のような大活躍。やはり、コンディションがまだ整っていなかったのだろう。今更ながら本当に悔やまれる。
このゲームでもチームを勝利に導いた彼に、リッピから、ついにプレゼントが届いた。
アズーリに復活したのだ。長い間戦線離脱していたインザーギは、やっと復帰した今シーズン、徐々にミランでポジションを勝ち取り、重要なゴールを決めていった。ビックゲームでゴールをあげる彼を見て、リッピも大きな期待を抱いたのだろう。
いま、イタリアで最も『怖い』ストライカーは、インザーギだと思う。
今シーズンの彼は、もうすでに、勝者といってもいいんじゃないだろうか。復活を望む人もいたと思うが、その人数は少数だったはず。アズーリにとっては過去の人になっていたと思う。
しかし、今は世論が彼のW杯出場を訴えている。マスコミ、国民が彼がゴールを奪ってくれると期待している。
ナショナルチームでは、大きな結果を残せていない彼だけに、最後となるであろうビックトーナメントでゴールを、結果を残してもらいたい。
今のアズーリの前線には、インザーギの経験と、ゴールへの執念が必要なはずだ。