vsトレビーゾ (rossonero)

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vsトレビーゾ

 今のミランの問題点を挙げていこうと思う。


 まず第一に失点の多さが挙げられる。23ゲームで24失点、1ゲームに1点以上取られていることになる。15節からマルディーニが欠場しているのもかなり痛いけど、いつまでも彼に頼っているわけにもいかない。


 今は、どのゲームでもシュートをたくさん打たれすぎている。それはなぜか、ラインが低すぎると思う。失点が重なり、慎重になる気持ちも分かるが、中盤との間にスペースが出来てしまい、バイタルエリアといわれる所で、相手に自由を与えてしまっている。だからネスタも無理なディフェンスになってしまう、ジーダにしてもまったくリズムがつかめていない。


 ラインを挙げられない理由は、ボールの奪われ方の悪さがもっとも大きな原因だろう。ピルロを中心にパスを回し、ボールポゼッションを上げて、サイド攻撃を仕掛けていく、そして時折、ピルロからデフェンスラインの裏にスルーパスを送る。ボールを奪った瞬間、カカにいいボールが入ると、そのままシュートに結びつける。というサッカーで今まで相手を圧倒してきた。


 しかし、今シーズンは、まずボールポゼッションが上がらない。これにはさまざまな原因があると思うけど、ピルロは、不調というか、思うようにプレーできず苛立ちを感じ、ピッチ中央で困惑しているような気がする。そして、カカのボールを奪われるシーンがすごく目立つ。あまりにも相手に仕掛けるプレーが多く、突破できればチャンスになるのだが、引っかかることも多い。


 個人が無理をすることによって、バランスが崩れ、まったく逆を突かれたりするシーンが目立つ。今まではある程度統一されていたので、奪われてもこぼれ球が拾えたり、ガットゥーゾが潰したりしていたのだが、ボールを失う場所と、タイミング悪いため、2次攻撃を仕掛けられないばかりか、シュートまで持っていかれてしまっている。


 そして、ラインを上げれずチーム全体が間延びしてしまい、 いくらガットゥーゾとセードルフといえども、相手にプレッシャーを与えることが出来ない。明らかに悪循環にはまってしまっているように見える。


 トレビーゾ戦ではボールポゼッションと両チームのシュート数に注目してゲームを見てみた。
 アンチェロッティは、ピルロを休ませてフォーゲルを起用した。コンディションが、悪いのかどうかは分からないけど、精彩を欠いているのは間違いない。


 立ち上がり、多少ちぐはぐしていたけど、ジラルディーノのポストからカカがゴールを奪い、先制することに成功。その後もチャンスを作り、追加点を奪えなかったが、いいサッカーを見せていたと思う。
 前半、ミランのシュート数は7本、対するトレビーゾは1本で、危険なシーンはなかった。ボールポゼッションは59%、十分とは言いがたいが、ゲームの主導権は握っていた。


 後半に入ると、立ち上がりトレビーゾに攻め込まれたが、シェバ、ジラルディーノ、シェバとゴールラッシュ。そして、シェバに変わって入ったインザーギもゴールを決め、5-0となった。
 カカが素晴らしかった。ピルロがいないので、いつもより下がってボールを受けて、左右に散らし、ゴール前では決定的な仕事を魅せてくれた。そしてシェフチェンコ、2点目の左足から放たれたシュートはすごかった。このゴールによりミランでのゴール数は165ゴールとなり、ジャンニ リベラを抜いて歴代2位になった。


 ボールポゼッションは59%、シュート数は17本、トレビーゾは6本と快勝だった。トレビーゾが弱かったというか機能していなかったので、もう問題はなくなった、とは思はないが、いいムードにはなったと思う。
 フォーゲルはいいプレーを魅せていた。きっちり中央にポジションを取り、ダイレクトでパスをはたくシーンもあった。前半のシュートは惜しかったし、今後も積極的に起用して欲しいと思った。


 次節はアウェーでのレッジーナ戦、決して簡単なゲームじゃない。でもマルディーニも戻ってくるみたいだし、きっちりと勝利したい。今は勝ち続けること、そして内容、勝ち方も重要、いい雰囲気を作り出し、チームコンディションを上げていかないと、まだまだシーズンは長いんだらか。

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