05~06シーズン、ここまでの戦い
昨シーズン、イスタンブールでの歴史的な敗北、ビックイヤーをリバプールに奪われたミランは、リーグ戦でもユーベとの直接対決に敗れ、スクデットの連覇はならず、無冠でシーズンを終える形となってしまった。
素晴らしい戦いを見せていたのに、最後の大一番に敗れて、結局何も手にすることが出来なかった。
2冠となり歴史に残る偉大なチームになっていてもおかしくはなく、「運が悪かった、あと1つあそこで」と、どうしても言ってしまいたくなるような、くやしく、ショックな結末だった。
無冠で終わったミランの主な移籍は、ヤンクロフスキー、ジラルディーノ、フォーゲル、ビエリ、出て行ったのが、トマソン、クレスポ、ドラソーとなった。
特にジラルディーノは、今シーズンの補強の目玉であり、ゴールという結果を残せるストライカーとして、これからのミランのエースとなっていく可能性を十分に秘めた素晴らしい選手を獲得できた思う。
意外だったのが、ビエリとドラソー。ビエリは、移籍金がなく、いい買い物といえるかもしれないが、僕はいらないと思った。トマソンを残しておいたほうがよっぽどいいと。ドラソーは使えると思っていたんだが、独特のリズムがあり、面白いアクセントになると思っていたのに、残念だった。
ディフェンダー、特に右サイドの選手が欲しかった。でもカフーがやってくれれば問題ないし、どうしても欲しい選手もいないかなとは思うが。
チームが大きく変わるような移籍はなく、戦力を補強したという感じがした。インザーギも戻ってくるし、マルディーニ、ネスタ、ピルロが怪我なく活躍してくれれば、今シーズンも十分期待が持てる戦力は整ったと思う。
開幕は、アウェーでのアスコリ戦。サッカーにならないほどの豪雨の中、シェバのゴールで何とか追いついて1-1、2節のシエナ戦で3-1と今季初勝利を挙げた。しかし、3節サンプドリア戦では、早くも1敗目を喫し、消していいスタートを切ることは出来なかった。
その後は連勝を続けたが、 覇気というかガッツを感じることが出来ず、「見ていて熱くなれない、ゲームを消化している」という印象を感じた。
11節、ここまで9連勝と最高のスタートを魅せているユーベとのサンシーロでの1戦。今後を占う意味でも、大変重要なビックゲームとなった。
ミランは今期一番の戦いを見せた。闘志にあふれ、3-1という完勝を上げた。内容も素晴らしく、やっとチームが1つにまとまり、これからの戦いに大変期待が持てる1戦だった。
しかし、アウェーでフィオレンティーナ、キエーボに、負けてしまい。何か歯車がかみ合わず、15節インテルとのミラノダービーを迎えた。
両チームとも、ユーベを追うには負けられない1戦となった。2-2で迎えたロスタイム、アドリアーノにゴールを決められ、久々のダービーでの敗戦となってしまった。ゲームは終止インテルが主導権を握っており、完敗といっていいような内容だった。
何とか建て直し、メッシーナ、リボルノに大勝し、2005年を終えることは出来たが、うまくかみ合っていないのは間違いなかった。
2006年の初戦、パルマ戦では4ゴールを奪うも、3ゴールを献上する不安定な戦い。続くオリンピコでのローマ戦では、最高のパフォーマンスを魅せたローマの前で、何もすることができず、0-1の敗戦、今期早くも5敗目を喫した。
このゲームでのローマは、トッティを中心に攻守共に、闘志にあふれ、戦う姿勢を前面に出し、チームが1つにまとまっていた。そういうものが、今のミランに見られないことが、はきっりと分かった1戦だった。
ここまでサンシーロでは全勝してきたミランだったが、サンプドリアに引き分けてしまい、その記録もストップした。コッパイタリアでは、パレルモに3-0の大敗。続くラツィオ戦でも、ゴールをあげることができず0-0、アンチェロッティの周囲も騒がしくなってきても当然のチーム状態に陥ってしまった。
次節はすぐにやってくる。8日にトレビーゾをサンシーロに迎える。勝たなくてはならない。目前のゲームに集中し、まずは勝利すること。そして、少しずつ自信と落ち着きを取り戻さなくては。
もうすぐチァンピオンズリーグもやってくる。1つの希望は、やはりマルディーニ復帰なのでは。