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   <title>総括①シーズンを振り返って ～後半戦～</title>
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   <published>2009-12-18T15:00:00Z</published>
   <updated>2009-12-19T07:47:19Z</updated>
   
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      更新が大変遅くなりました。申し訳ございません。


ではでは、快進撃を見せた後半戦を振り返っていきます。
後半戦の成績は、9勝6分2敗の勝ち点33。後半戦はG大阪に次ぐ2位の成績でした。
18節からの9試合無敗の時期は皆さんもよく憶えていることでしょう。
決してチーム状態は良くなかった中で、我慢に我慢を続けて勝ち点を積み上げる広島は、昇り竜となりました。


ザックリいきます。
「我慢」がチームに浸透し始める過程で、F東京戦や神戸戦は守備だけしかできないなど紆余曲折はあったが、鹿島撃破で自信が膨らむと、浦和から10年ぶりに勝利によって確信に変わる。
チーム事情は苦しく決して順風だったわけではない中、本当にこの頃のチームはたくましく、したたかに勝ち点を積み上げることができる集団に変貌を遂げた。
しかし、結果論ですがストヤノフの離脱までもをカバーできる体力がチームには残っていなかった。
柏戦の引き分けでケチが付くと、新潟戦で10試合ぶりの敗戦。トップスピードで走り続けた反動が出てきた。


そして、清水、G大阪、川崎Fと続く10月シリーズを迎えるも、この正念場を、一つも勝てなかった。
一つしか負けてないが、勝てなかったことに目を向けたい。
何が足りなかったのか？僕は、ありきたりだが経験だったと思う。
クラブも選手個々も優勝争いの経験が豊富なG大阪や川崎Fは、この試合にどうやって勝つかだけを考えていただろうし、勝つためには何をしなければならず、何をしてはいけないかを分かっていたと思う。
対して広島はどうだったろう。
勝ちたい気持ちは絶対に負けていなかったと思うし、どうやって勝つかも考えていたはずだ。しかし、勝つために何をしなければならないかというベクトルが統一されていなかったからこそ、G大阪戦の後半を迎えてしまった。そして、何をしてはいけないか理解はしていても実行できなかったから川崎F戦はああなってしまった。


しかし、僕はこういった経験を積めたことが何よりだったと思う。G大阪戦や川崎F戦の経験は、見ているだけでは経験とはならない。時が経てばというものでもない。実際にその場に身を置かないと経験とはならないのだ。
今年積んだ経験は、クラブ全体に刻まれた財産になると思う。
絶対に身になるものだ。


広島は確実に成長を続けたシーズンだった思う。いや、大きく羽ばたいたシーズンだったと言ってもいい。
一歩一歩進み、一段一段階段を昇っていった。
その証明は、川崎F戦に敗れた後の、チームの戦績が物語っている。
シーズンの終わりは、4位という結果を得たと同時に、カズと浩司がピッチに戻り来季への希望さえも膨らませてくれた。


槙野も「自信はあった」と言っていたが、僕も上位争いができると信じていた。
だが、実際にそうなり、こうやって4位で終えた順位表を眺めるとビックリしてしまう自分がいる。マジかよってにやけてしまうね。
前半戦なんかかなりムカついたし、10月はがっかりさせられたけど、総じて楽しいシーズンだった。
ただ、こういったシーズンを続けていくことが難しんだと思う。


来季はクラブが掲げる目標も高くなり、周囲の期待も高くなるだろう。
そういった中で続けていくことがどれだけ難しいことか。
ただ、僕はまだまだチームは成長の過程にあると思っている。
やんちゃな小僧が成人を迎えたのが今シーズン。来季は社会の荒波にもまれてさらに成長していってくれるはずだ。
しかし、ペトロヴィッチ監督が良く説くように「落ちていくのがはやいのがサッカー。地に足をつけて進んでいかなければならない」。
それができれば、チームは本当にもっともっと強くなれる。


元旦の吉報を僕は心から祈っている。
ACLに出るにはまだ早いのかもしれないが、経験してなんぼだ。こんなチャンスを逃す手はない。
行ったろうじゃないかアジア。アジアでもぜんぜん勝てると思うし。
      
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   <title>総括①シーズンを振り返って ～前半戦～</title>
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   <published>2009-12-06T15:00:00Z</published>
   <updated>2009-12-07T12:58:07Z</updated>
   
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      総括①としてシーズンをゆっくりと振り返ってみようと思う。
（データは主に18チーム1シーズン制となった05年以降と比較）


まず最終順位テーブルを見てみると、今季がどれだけ素晴らしかったことか一目でわかる。
これほど、順位表を眺めていて楽しめるシーズンもない。
最高獲得勝ち点となった56は、05年に記録していた50を6ポイント上回った。
過去最高だった05年の7位から3つ上げて4位でフィニッシュ。ACL出場の可能性を残した。
得点も最高の53得点を奪い、勝利数15も最高の数字。負け数の8ももっとも少ない。


僕はこの8敗という数字に注目してみたのだが、05年以降の5シーズンで90チームが（18チーム×5シーズン）シーズンを終えたが、8敗以下で終えたチームは14チームしかない（今季は鹿島と川崎Fが8敗で広島と同じ）。
確率として1割にも満たない0.155…のチームしか成し得ておらず、これはシーズンの数少ない成功者が手にする結果と言ってもいいと思う。
8敗しかしなかったところに、今季の好成績の要因が一番見てとれるのではないだろうか。
よって、負け試合を振り返りながら総括①の前半部分を書いていこうと思う。


1敗目となったのは2節の大宮戦だった。
この試合は、槙野のPK失敗が強く心象に残っていると思う。
槙野のPK失敗が試合の流れを急変させ、セットプレーから失点。逆転負けを喫した。
なんとうぶなことか、と語気を荒げた人も多いだろう。
サッカーを、プロを、J1を、なめてんじゃねぇ。
僕も正直そう思った。


2敗目は、次節のアウェイ・鹿島戦だった。
この一戦は、前節の敗戦のショックを引きずったままビクビクと戦い、1-2のスコア以上の完敗。
王者・鹿島に対して、手も足も出なかったというより、縮こまって手も足も出なかった。
自信が過信となって敗れたのが前節ならば、自信が喪失していた試合だった。


しかし、広島は失った自信を3日後のナビスコカップ・浦和戦の勝利によって取り戻す。
この試合は、今季の最初のキーポイントだったろう。
浦和は代表選手のいないチームだったが、広島は自分たちを信じて挑み寿人のスーパーゴールで1-0の勝利を収めた。
この10年ぶりに公式戦で浦和を破ったメモリアルゲームは、再びチームにもう一度自信を取り戻させた。
「目の前の相手と戦うこと。自信を持って戦うことの大事さがみんな分かったと思う」と寿人はコメントを残している。


ここからは自信を持って自分たちの試合を展開し、リーグ戦を7試合無敗（2勝5分）で駆けた。
しかし、一歩越えられない壁がそびえていた時期でもあった。
4節・G大阪戦は、G大阪を圧倒しながら不運なゴールを2つ奪われてドロー。
5節・柏戦は、スペクタクルを披露して勝利を奪うも、90分のゲーム運びには課題を見せた。
6節・新潟戦は、佐藤昭が負傷する不運が襲う。しかし、急きょ出場となった中林のミスもあり前半で3失点を喫したが、後半に3点を奪い返すクオリティーを見せた。
7節・川崎F戦は、前半にミキッチが退場し1点のビハインドを背負いながら、後半は1人少ない中で主導権を握ってドローに持ち込む、たくましさを見せた。
8節・名古屋戦は、ダヴィを中林が完封するも、攻撃陣が振るわずドロー。
9節・清水戦は、お互い連戦の疲労が色濃く低調な内容のドローに終わった。
この4試合連続ドローは、勝つためには何かが不足していることを示していたが、「自分たちがコケなければ負けることはない」ことが確認できた4試合だった。
そして迎えた10節・F東京戦は、守備陣の我慢と元来の攻撃がシンクロ。2-0のまさに完勝を奪った。
チームは壁を打ち破ったかに思えた…


しかし、次節・千葉戦で3敗目がやってくる。
立ち上がりに洋次郎が易々とゴールを奪い、下位に沈む相手に対し楽勝ムードが漂うも、カウンターとセットプレーから失点して逆転負け。
またも幼さを見せた上位争いに進出するにはあまりにも拙い敗戦であり、発展途上のチームであることを強く印象付けた。


だが、千葉戦を最後にカズが離脱する事態に陥ったチームは、相手にも恵まれ意地を見せる。
山形と大分に連勝して6位でリーグの中断期間を迎え、ナビスコカップはホームで大勝を飾り、鹿児島・磐田戦で“勝てば決勝トーナメント進出”の権利を得た。
しかし、鹿児島でチームはまたも失態を演じる。
磐田に先行されるとチームの歯車はかみ合わないままナビスコカップから姿を消すこととなった。


中断が明けた14節・神戸戦は、いかにも広島らしい試合だった。
前半は完璧と形容してもいい内容で2点を奪い折り返すも、後半は怒涛の3失点を浴びる。
しかし、84分の陽介のゴールでスタジアムの空気は一変し、寿人がゴールを奪ってシーソーゲームを制した。
この劇的な勝利によって3連勝となり5位につけたが、この試合でチームは勘違いをしたのかもしれないし、上を見過ぎたのかもしれない。
この後に3連敗を喫することなど、誰も思ってはいなかったはずだ。


4敗目となった京都戦。
この試合は、まんまとはめられた、という印象だ。
広島が敗れると、どうしても「若さが出た」と思ってしまうが、そういうことになるんだと思う。
加藤久（程度のと言ったら怒られるんだろうが）の策にまんまとやられた。
チャンスを外しているうちに、ロングシュートとセットプレーでやられ、逃げ切られた。
負けたというより、やられたという感じの試合だったが、因縁の相手でもある京都戦の敗戦は、負けるとは微塵も思っていなかった広島全体を取り巻く空気を、一気に不穏なモノにさせた。


続く5敗目、またも磐田に苦渋をのまされた。
この試合は、完全に悪循環にはまってしまっていることを示す試合となった。
作ったチャンスを決められず、先制されて相手のペースになる。
そこから何とかしようとしても、リズムができない。
カズの不在を痛感させられることにもなり、スパイラルが負になっていることを示す試合だった。


6敗目の浦和戦。この試合は今季の大きな転機だろう。
この試合は思惑通りに進んだ良い内容だった。だから、負った傷も深かった。
立ち上がり6分に寿人が先制。その後もしっかりと守ってカウンターを狙う戦法がはまり、ピッチ上でしたたかに戦っていたのは広島だったが、追加点を奪えず焦ってしまった。
そして、カウンターから同点に追いつかれ、セットプレーから勝ち越され、自ら勝ち点を放棄した。
この6敗目は、今思えば本当にいい教訓になったと思う。
これまでも高い勉強代を払い続けていたが、この一戦で払った額はリミットを越えていた。
やってはいけないことをすべて吐き出した末に、結果としても重い3連敗という数字が残り、チームはいい加減に自分を見つめ直さないといけなくなった。


ここまで振り返った前半戦は、広島がいいチームであることを証明したと同時に、このチームに足りないモノが何なのかを明確に提示してくれた17試合だった。
奪った勝ち点は23。6勝5分6敗の五分の成績は決して悪くない。
むしろ、けが人が後を絶たず、欠陥がありながらこの数字を残せていることが、広島のサッカーの素晴らしさを示していると思う。
サッカーの内容に結果が見合わない悔しさに駆られたチームは、その素晴らしさに見合った結果を求め勝ち点を取りに行く決断をした。


続く…
      
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   <title>J1 32節 vs名古屋成長と希望の勝ち点1</title>
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   <published>2009-11-22T15:00:00Z</published>
   <updated>2009-11-25T11:55:59Z</updated>
   
   <summary>ペトロヴィッチとストイコビッチの両指揮官は、「満足している」と試合を振り返った。...</summary>
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      ペトロヴィッチとストイコビッチの両指揮官は、「満足している」と試合を振り返った。
両者ともがそう発言することで自らを無理にでも落ち着かせているような、変な違和感をおぼえたが、それは勝てなかった結果に対してや、攻撃を形作れなかった残念さからくるものだろう。
両チーム選手たちは、最後まで高い集中力を保ってゼロに抑え抜き、ピッチで全力を尽くしたことは間違いない。プロの試合だった。
だからこそ、指揮官は満足と言ったのだろう。


両チームにとって、「決めていれば勝てていた」試合だった。
ロスタイムの李忠成のヘディングシュートが入っていれば、広島は勝っただろう。いや、その前に陽介がシュートを叩き込んでいても勝っていたと思う。
名古屋にしても、7本のシュートを放ったケネディのシュートが1本決めっていれば、ブルザノビッチが冷静にヘディングシュートを決めていれば、勝利を収めていたはずだ。
この日の両チームの守備陣は、1点で十分に逃げ切れるクオリティがあった。


だが、その反面、攻撃のクオリティはほめられたものではなかった。この部分が残念でならない。
広島にとっては、ストヤノフ、ミキッチ、青山ら攻撃におけるキープレーヤーが欠如し、寿人も重かったのだから、仕方ないのかもしれない。
だが、この日ピッチに立っていた選手たちは、もっとできた、と思えてならないし、横竹をピッチに送り出す選択はあまりにも消極的ではなかったかという感想が出ても当然だと思う。


名古屋にも同じことが言える。3バックの変更は守備面で大きな効果を与えたが、攻撃面でのオートマチックさを奪い、個々の特徴も存分に発揮できない付け焼刃だった。
形を変える必要はあったのだろうか？最後まで3バックを続けた意味はあったのだろうか？


確かに消化不良を残す、結果でもあったし内容でもあった。
しかし、この試合は広島の成長した姿でもあると思う。
リーグ前半戦の広島ならば、焦れる展開に我慢ができず前掛かりになっていたのではないか？
その結果、ゴールを奪えたかもしれないが、奪われる可能性も高まっていただろう。
だがこの日は、ゴールを奪われるリスクを背負わずに我慢して我慢して試合を進めていく辛抱強さを、チームは最後まで失うことはなかった。
名古屋のハイプレッシャーはかなり高いレベルだった。広島がポゼッションでここまで自由にやらせてもらえない試合を、本当に久しぶりに見たような気がする。
そんなリズムが作れない試合でも、守備陣は決壊することなく、誰一人として集中や気持ちを切らすことはなかった。
これはすごい成長なのではないだろうか。


以前の広島がこのゲームを戦っていれば、美しく勝てたかもしれないし、美しく負けていたかもしれない。
結果が白か黒かは知れないが、内容やアイデンティティーの美しい試合はできただろう。
だが、この日はお世辞にも美しいとは言うことはできない試合で、ぶさいくに勝ち点1を得た。
誰も心底納得している選手はいなかったと思うが、こういう1ポイントが僕は非常に大事だと思う。


このぶさいくな勝ち点1によって、広島は順位を2つあげて5位となった。
だからどうしたと思うかもしれない。勝ってりゃ4位だったし3位の可能性も残っていた。だが、負けていれば8位に後退していたのだ。
一つでも上に。リーグ戦とはそういう戦いだろう？トーナメントじゃない。
指揮官はそのあたりの勝負所を、しっかり把握しなきゃいけない。選手は実行しなけきゃならない。
この日の広島のメンバーと名古屋という相手を考えれば、ペトロヴィッチ監督の選択はプロだったと思うし、選手も本当に力を尽くした。
よく最低限の結果という表現があるが、まさに最低限でも結果を残せたことに意味があると思う。
僕は、今節は大きな1ポイントを得た試合だと思うし、広島の成長をしっかりと感じ取れた試合だった。


そんなことよりも、この日は浩司だ。
長く書くのもはばかれるので、一言だけにする。
浩司のコールを耳にでき口にすることができたこの日は、広島に希望を与えた大切な日になった。
      
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   <title>10月戦線限界だった</title>
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   <published>2009-11-02T07:08:32Z</published>
   <updated>2009-11-02T07:15:50Z</updated>
   
   <summary>清水に引き分け、G大阪に2点リードを追い付かれて引き分け、等々力で0-7の大敗。...</summary>
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      清水に引き分け、G大阪に2点リードを追い付かれて引き分け、等々力で0-7の大敗。
10月の上位対決3連戦を、広島は一度も勝つことはできず、点滅していた「優勝」「ACL」は風前の灯となった。
どうして？
一つの結論がようやく出てきたような気がする。


9試合を無敗で後半戦を駆け抜けた広島は、疲れ切ってしまっていた。
ここからラストスパートを仕掛けなくてはならないところで、チームにスパートをかける力は残っていなかったのだ。


イリヤンの離脱が悔やまれて仕方ない。
「たら・れば」を言わせてもらえるなら、「ブルガリア代表に召集されていなければ」と思うし、せめて「1試合程度の軽傷だったら」と思う。「イリヤンがいれば勝てていた」。本当にそう思う。
だが、浩司をシーズンの最初から欠き、カズの離脱さえチームは乗り切ってきた。そのカズも何とか戻ってきてくれたのだし、イリヤン1人の離脱を言い訳にしたくはない。
他チームに目を向けても、G大阪はレアンドロを失い、川崎Fも寺田やヴィトール・ジュニオール、矢島がチームを離れている。清水も青山がいないのだから。


しかし、他のチームは補うパワーを有し、策を持っていたのに対して、広島は離脱者を埋めてきた立役者たちが疲労困憊で、策を打つこともできなかった。
後半戦に大ブレイクした高柳は息を切らし、中林は身体の不安を抱えながらプレー。森脇もイメージに身体が付いていかず、洋次郎もコンディションが整わない。
実質「J1一年生」の彼らは疲弊しきっており、イリヤン不在をカバーできる力はチームに残っていなかった。
だからといって、一年生の彼らを責めることはできない。彼らの活躍なくしてここまで来ることができなかったのは間違いないのだから。
彼らに頼ることしかできなかった、チームはあまりに無策だった。
広島というチームの限界がここだったのだと思う。チームの総合力で劣っていたのは否めない。


0-7のスコア通りの差が広島と川崎Fとの間に存在しているとは思わない。
「こうなったら最悪」というその最悪がすべて噴出したようなゲームだった。
しかし、そういったゲームをこの大一番でやってしまったことに関しては、言い訳はできない。経験不足という文字が嫌でも浮かんでくる一戦だった。
結果を最優先すべき大一番のしかもアウェイ戦で、一人少ない中で垣間見せた底力など、何の意味も持たない。
首位に立つホーム川崎Fは、常に冷静で容赦なかった。これが上位を争うプロフェッショナルな姿なのだと思うし、これぞ経験なのだろう。
広島は悔しい経験を何度もしてきた。恥辱をなめてきた。
しかし、今までの経験とは違う重みを10月戦線は有しており、選手個々の力量やサッカーの質ではなくて、経験値の差が0-7のスコアの差に表れたのではないだろうか。


広島の体力と若さではここまで来るだけで精いっぱいだったというのが、僕の結論だ。
しかし、この経験はチームが一段階上に進んだからこそ味わえたのだと思う。
今後、こういった経験を一つ一つ積み上げて、川崎F戦のような大一番に勝つことができるようになるのだろう。
この敗北が、未来を照らす光となることを切に願いたい。


天皇杯の鳥栖戦の敗北で、広島はさらに現実を露呈することとなった。
絶対に負けてはいけない試合で負けてしまったのだから言い訳はできない。
主力の多くを揃えることはできなかったことは言い訳にはできないし、広島というチーム全体の力が鳥栖に劣って負けたのだ。
足りないものが何なのかも、明確に示してくれた一戦だった。


残り4試合でチームがどのようなリアクションを見せてくれるのか、期待したい。
このまま負け続ければ、終わってみればそんなもんか、という順位に落ち着いてしまうし、
世間のインパクトもそんなものになる。
そして、チームには上を見た淡い想いだけが残るだけだろう。
ここで踏ん張って立ち上がることができてこそ、たとえACLをつかめなかったとしても、今季は素晴らしかったと自他ともに言うことができるのだ。今年の経験が来年に生きた経験となるのだ。
残り4試合は、広島の来年を決めてしまうと言っても過言ではないかもしれないくらい結果の重要な試合になると思う。
      
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   <title>J1 28節 vs清水カズ復帰戦、飾れず</title>
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   <published>2009-10-03T15:00:00Z</published>
   <updated>2009-10-05T11:27:59Z</updated>
   
   <summary>勝てたけど、勝てなくても当然だったのかもしれない。 僕の感想はこんなところだ。 ...</summary>
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      勝てたけど、勝てなくても当然だったのかもしれない。
僕の感想はこんなところだ。


森脇、槙野、盛田の3バックは、非常にいい仕事をした。後から詳しく書こうと思うが、もちろんカズの存在もすごかった。
前半は、ポゼッションはできていても逃げのボール回ししかできなかったが、それはストヤノフと中島を欠いていたのだから「ある程度仕方ない」と割り切っていたのだと思う。
前半の広島は、ボールを持っても攻めるというよりもキープすることに力を費やし、時計の針を進めていくことに腐心していた。
そしてボールを持たれてしまうと、もうドン引きと言ってもいいほど引いた。
ボールを持たれてクロスを何度放り込まれても、中央を固く閉じて跳ね返し続ければいいと、ここでも割り切っていたはずだ。


清水が攻撃においても守備においてもアクションしなければこの試合は動かない試合だった。広島が動かそうという気配はないのだから。
よって、前半の清水は体力を惜しみなくつぎ込んでアクションを起こし続けた。
広島が試合前から企てていたゲームプラン通りの展開になったと思う。


そんな中、広島がこの日、攻撃の狙いとして唯一持っていたカウンターが発動する。
一誠が右サイドのオープンスペースに巧みなボールを送り、ミキッチがスピードに乗って駆け上がる。そして、少しタメを作って相手DFのタイミングをずらして左足で送ったクロスの先に、寿人が飛び込んだ。
エースは十八番ともいえる形で4試合ぶりのゴールを奪った。
この男、チームが劣勢の時の方が、決める。何とも頼もしい男である。


広島は先制点を力づくでもぎ取ったのではなく、耐えて相手にやらず間隙をぬってかすめ取った。
狙い通りに進んでいたゲームは、一つずつ確実にミッションをこなしていく。
その後も、堅守速攻を体現する広島がペースを握った。
寿人がもう一発決めてくれれば、というチャンスも作っている。
危うく破られそうなシーンはあっても、相手のミスや守備陣の集中力の高さによって、前半は終りを迎えようとしていた。


しかし、44分に誤算が生じた。
相手のクイック気味のリスタートに反応が遅れ、太田にフリーで狙いすましたアーリークロスを上げられ、ヨンセンは槙野がつぶしたものの、岡崎を盛田が逃してしまっていた。
一瞬の隙を作った広島に対し、清水は太田が質の高いクロスを入れ、岡崎がスーパーなヘディングシュートを打ちこんだ。
相手が圧巻だったと言うしかないのかもしれない。
だが、前半はあと1分で終わっていた。一瞬の隙を作ってしまったことが悔やまれて仕方ない。


仕切り直しとなった後半、広島はペースを握った。
前半からトップギアで攻めた清水の疲労が出てしまったからだが、これは広島の前半のプランが功を奏した賜物である。
清水の攻守の切り替えが遅れ、ボールフォルダーへのプレスが甘くなって中盤にスペースが生まれ始めたのだから、広島の2シャドーは水を得た魚となった。
さぁ、ここからだ。
いよいよ広島のサッカーを体現する時がやってきたのだが、陽介が体力切れを起こして66分にピッチを去ったことにより、トーンダウンしてしまった。
広島はこの時間に勝ち越しておかなければならなかったし、この時間を続けていくことができれば必然とその時は近づいていたはずなのに、陽介の交代は残念でならない。
そして、カズにも限界がやってきて、広島は失速した。


ここからは意地と意地の張り合い。
どちらも勝ちたく、どちらも負けたくない。ゴール前は執念がぶつかり合う激しい攻防となり、結局、勝負の神様はどちらにも微笑まずにタイムアップを迎えた。


冒頭に書いたように、「勝てた」と思った試合だった。
なぜなら、広島は忍耐と我慢を取り戻していたし、パーフェクトなゲームを進めていたからだ。だから、広島の勝機はそこらじゅうに転がっていた。
しかし、「勝てなくて当然」と思い当たる節も多々あった。
まずは失点。サッカーの定石である「気をつけなければいけない時間帯」で隙を作ってしまったことがまず一つだ。
ディフェンス陣を攻めるつもりは毛頭ないが、ディフェンダーは90分の仕事で評価される職業である。あの隙はいただけない。
そして、陽介が体調不良だったこと。
陽介不在は、前節もそうだがこのゲームでは特に大きく響いた。体調不良だったことは、自己責任を問われる部分でもあるだろう。
そしてもう一つが、決定的にこっちに流れを持ってくるスーパーなプレーがなかったことだ。
寿人にはもう一発をぶち込んでほしかったし、洋次郎をはじめ交代選手にも決定打を放つ力を見せてほしかった。


相手は清水である。今節を終了して首位に立ったチームだ。
マイナス要素があって勝てるわけがないし、大きなプラス要素もなければ勝てまい。
マイナス要素を廃し、プラス要素で試合を覆っていかなくては、上位の相手は勝利を与えてなどくれないのだ。
上位対決にふさわしい好ファイトはできた。
だが、それで満足を、僕はしたくない。


しかし、この試合は広島にとって一つの勝利である。
カズがピッチに帰ってきたのだから、勝ち点1以上をチームが持ち帰ったのは間違いない。
カズは5か月ぶりにプレーしてもカズだった。それが本当にすごい。
プレッシャーは並大抵ではなかったと思う。不安を消すこともできなかったはずだ。
しかし、ポゼッションでも潰しでもカズならではの持ち味を発揮し、カズは当然のようにチームの中心に君臨していた。
なんて頼もしいのだろう。『俺達の誇り』が帰ってきた。これほど勇気付けられることはない。
チームは、連敗こそ避けたが3試合勝っていない。順位もジリジリ落ちてきた。
だが、「カズが戻ってきたから大丈夫」。そう思わせてくれる。
      
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   <title>J1 27節 vs新潟10試合ぶりの敗戦</title>
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   <published>2009-09-27T15:00:00Z</published>
   <updated>2009-09-28T08:52:10Z</updated>
   
   <summary>10試合ぶりに敗戦を喫しました。 ずっと負けてなかったのだから当然なのかもしれま...</summary>
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      10試合ぶりに敗戦を喫しました。
ずっと負けてなかったのだから当然なのかもしれませんが、本当に久しぶりにイライラする試合でした。
「悔しい」や「しょうがない」というよりも、「もったいない」というのが僕の率直な感想。
後半戦の好調だった要因の「我慢」ができず、自ら首を絞めてしまった「前半戦」のような試合を、広島はしてしまいました。


広島はストヤノフと陽介という2大看板を欠いての試合。
前節に続いてリベロに中島、ボランチに横竹という布陣になり、シャドーは洋次郎と一誠が組んでスタートしました。


序盤は悪くなかったです。
メンバーが変わった弊害がパスミスの多さに表れていましたが、それでも新潟を自軍に押し込む支配力を発揮しました。
そして、一誠がGK北野との1対1を迎え、服部のクロスが寿人にピタリと合う決定機を創出。
だが、ここで決められなかった。とくに一誠のシュートは決めないといけない部類のチャンス…　北野をほめないといけないのかもしれませんが…
こういたチャンスを決められないと罰を受けるものです。
案の定、広島は新潟の素晴らしい攻撃を受けて先制されてしまいました。


ですが、僕は「決められなかったこと」に問題があるのではなく、「決められたこと」に問題があると思ってます。
後半戦の好調の要因は、我慢に我慢を重ね、失点のリスクを極力減らし、相手に得点を与えなかったことに尽きます。
どれだけシュートを外してしまおうが、相手のペースになってしまおうが、我慢して先制点を与えない戦いができていたのです。
それがこの日はできなかった。
先制される20分までにあった決定機の数は関係なく、先制されてしまった事実が広島のもっともな敗因なのではないでしょうか。


サッカーですから、この日のようにすばらしい攻撃を受けてだったり、事故だったり、先制されることはある意味仕方ありません。
そうやって割り切り、そこでまた我慢をすることも大事です。試合は広島のモノでしたし、時間もたっぷりありました。
なのに、バタバタとミスを繰り返し、あげく追加点まで献上してしまった。
2点目に関しては、これはもう持病の再発といっていいでしょう。完治していたように見えていましたが、隠せていただけでした。


ビックスワンでの新潟戦も、前半に3発ぶち込まれるも同点に追い付きました。ナビスコカップの新潟戦も、先制された後に5点を取り返しました。
なのに、なぜ焦ってしまったのか？動じることなく戦えなかったのか？
メンバーが違う不安感もあったのだと思いますが、広島はリードされた試合運びの経験があまりにも少なく、先制された試合を大の苦手にしています。
今季は先制されて勝った試合は開幕戦の1試合だけで、その他の11勝利は先制して勝ち切った試合なんです。
（前述の新潟戦や、ホームの神戸戦はリードされてから素晴らしい反撃を見せていますが）


この数字は無視できません。
しかし、この数字は広島だけに大きな問題があるわけではなく、仕方ない部分もあるんです。
リードされた広島は、もうリスクを無視して怒涛の攻撃を繰り出します。新潟戦もすごい勢いでした。
そうなれば、相手は守ります。もう夢も理想も捨てて徹底的に守ります。
そうやって守る時間が長くなれば、リズムができます。リードしている心の余裕もある。
こうなってしまえばどんなチームだろうと崩すのは容易ではなく、相手のブロックにはまってしまうんです。
こんな試合をたくさん見てきたでしょう？
広島は先制されることを、とにかく避けなければいけないんです。


後半、同点に追い付くチャンスは片手の指では数えきれません。ですが、決まりませんでした。
このことを嘆いていては、前半戦の広島と同じになってしまいます。
先制点を与えてしまったことに、目を向けて修正をはかる必要があるんです。


ただ、新潟戦の敗戦はそんなに大きく落ち込むこともないと思います。
確かに痛い負けですが、いつかは負ける時がくる、と開き直ることも大事です。
次節は陽介とストヤノフも帰ってくる。勝ち続けたことでどこかに緩みが出ていたのかもしれないので、また締めなおせばいいんです。


次でしょう。とにかく次でしょう。
次の試合に言い訳は通じません。ここで連敗しなければ、勝てれば、本当にACLを争って最後まで戦えると思います。
日本平は正念場です。
      
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   <title>J1 23節 vs浦和10年ぶりの勝利</title>
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   <published>2009-08-24T15:00:00Z</published>
   <updated>2009-08-28T06:28:56Z</updated>
   
   <summary>浦和に勝ったのは10年ぶりの勝利ですよ。 ペトロヴィッチ監督は「3年半抱いていた...</summary>
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      浦和に勝ったのは10年ぶりの勝利ですよ。
ペトロヴィッチ監督は「3年半抱いていた夢だった」と話してましたが、3年なんて甘すぎる。
浦和があの程度だったのでなんだか倒しがいも薄れましたが、皆さま、10年ぶりの祈願達成の喜びに浸りましょう。おめでとうございます。

スタジアムの雰囲気も本当に素晴らしかった。
それは浦和サポの影響もあったとは思うんですけど、ビッグアーチは間違いなく広島のホームでした。
こんなことを言ってはなんですが、個人的には「サポーターが試合に影響を与えた」という試合はあまりあるもんじゃないと思ってます。
ですが、この日の浦和戦はサポーターが影響を与えた試合だったと確信してます。


試合の内容に関しては、広島が強いのか浦和が弱いのか、なんとも言えない試合でした。
ただ、これだけは言えます。広島は確実に成長している。
成長ぶりを一番感じたのが、試合運びと試合の終わらせ方でした。


槙野のスーパーで先制して陽介が突き放した前半は、浦和のデキが酷過ぎでした。
序盤は確かに浦和の攻撃に圧力があって原口元気のクイックネスやエスクデロのゴリゴリに手を焼きましたが、我慢強く辛抱強く戦って決定機はゼロです。
このゲームの入り方は、決して間違いじゃなかった。
これまでのように打ち合うような展開に持っていったら、得点は奪えたかもしれませんが失点を喫すリスクもあります。連敗真っ只中の浦和に絶対与えてはいけない先制点の死守する優先する選択は、アオがいないことも踏まえてだと思いますが、正解だったと思います。
いまや広島は、完全に守備からリズムを作るチームになっているんじゃないでしょうか。


そうやって守っているうちに、徐々にペースがきました。
これは今までも有していた特徴ですが、つないでボールが持てる広島は、自分たちの時間が必ずやってくるんです。
そして、後半戦に入ってから封印していた両ストッパーによる攻撃参加という伝家の宝刀を抜き、広島は先制しました。
ただ、この攻撃は今までのような槙野と森脇によるノリと勢いだけではありません。
「試合前から狙っていた」という槙野の前のスペースを、じっと耐えながら機を見極めて駆け上がったのです。
その狙い通りに決めてしまう槙野には脱帽させられますよ。


この得点で浦和の歯車は完全に狂いました。
ポンテの熱意は間違った方向に向いているし、コンビネーションサッカーといってもやっぱり個を頼るしかない。そして、守備の約束事もあまりにも不明瞭でした。
槙野のゴールシーンでも、槙野についていったのはエジミウソンです。
2点目なんか、ミキッチがドフリーですよ。ありえません。
そんなこんなで2-0は当然でしょう。


後半、フィンケ監督は闘莉王と高原を投入してきました。
闘莉王はボランチ。リスクを負って攻撃を仕掛けてきました。
ただ、個への依存が高まるばかりで怖くはありません。逆にカウンターが効きやすくなったメリットの方が多かったと思います。
ただ、突き離すことができず、闘莉王にワールドクラスのヘディングシュートを許して1点差に迫られました。


しかし、ここからの戦いがまた見事でした。
普通なら、1点差にしたチームは勢いづいてしまいます。浦和ならなおさらです。
しかし、横竹、ハンジェ、盛田を投入して逃げ切りをはかった広島は、相手をノーチャンスに抑え込んで試合を終わらせました。
前線も最後までよく走り、イリヤンがあまりにも狡猾に時間を稼いでいく。
ベンチも含めてしっかりと意志が統一されているし、各々が役割を完全に把握して実行していました。
僕は、「すごい。こんなことができるようになったんだ」と感心し、余裕を持って終盤戦を眺めていました。


広島は、すっかり守備が勝敗のカギを握るチームになりました。それは攻撃への自信の表れでもあると思いますが、後半戦の千葉戦から広島は大きく変わりました。
この夏、広島は本当に大人のチームになったと思います。
やんちゃで無鉄砲、なにをしでかすかわからない魅力的なドキドキは減ってしまいました。そのことにほろ苦い想いもなくはないです。
ですが、そのような想いを抱いていることが大人へ成長している証明だと思います。
大人になることは、いいことばかりではないしょう？


この変化を、皆さんはどのように捉えられているのでしょうか。
僕は非常に好感を抱いています。
浦和戦の試合が、鹿島戦の試合がつまらなかったですか？神戸戦やF東京戦は確かに消化不良の感が残りましたが、勝ち点1を持って帰ってきている事実が重要だと、僕は思います。


今の広島が目指している方向性は正しいと思ってます。
このまま進んでいけば、結果が得られるとも思ってます。
      
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   <title>J1 20節 vs鹿島鹿島を倒した!!</title>
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   <published>2009-08-02T15:00:00Z</published>
   <updated>2009-08-03T00:58:38Z</updated>
   
   <summary>鹿島戦はいいゲームだった。 個人的には今季ベストゲームだと思うし、勝利の美酒のウ...</summary>
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      鹿島戦はいいゲームだった。
個人的には今季ベストゲームだと思うし、勝利の美酒のウマさも今季一だった。
何を僕がこんなに感動しているか、それは鹿島戦を振りかえればわかる。


鹿島は言わずと知れた王者。
無敗記録を更新中でその記録は17まで伸び、首位を突っ走っている。
前節・前々節と引き分け、ナビスコカップで敗退しており、調子は下降していたかもしれないが、「それでも負けないのが鹿島の強さ」（ペトロヴィッチ監督）。鹿島が鹿島であることに変わりはない。
水曜日にナビスコカップを戦って延長戦にもつれ込む激闘を終えたばかり。コンディションの不備は当然あったろう。しかし、「柏戦の引き分けとナビスコカップの敗退は、鹿島のハートに火をつけた」（ペトロヴィッチ監督）のも事実だったと思う。


対して広島は、前節・F東京戦はスコアレスドロー。
千葉戦から染み込まれつつある「我慢の戦い」で勝ち点1を持ち帰ったものの、守備一辺倒になったしまった感は否めず「我慢」の弊害も見えていた。
F東京の調子や敵地であったことを考えれば満足の結果であることは間違いなのだが、看板の攻撃が隠れてしまい、寂しさを覚えた。
復帰濃厚と思われていたミキッチはメンバー入りできず、前節に続いてハンジェが右サイドに入った。


キックオフ直後は鹿島の優勢だった。
立ち上がりのまだ身体が動く時間帯は、前線の4人が流動的に動くコンビネーションサッカーで広島を押し込んだ。しかし、広島はこの時間帯に慌て動じることなくしっかりと受け止め、シュートまで持ち込ませなかった。
そして、鹿島のパワーダウンと共に広島がペースを奪った。


そのきっかけになったのは、アオと青木が中盤で潰しあってお互いが詰め寄ったシーンだった。
もともとアオは熱い男だが、この日はいつもに増して熱かった。
このシーンでアオは完全に着火し、その炎は広島の選手に移っていった。
寿人も岩政とハードタックルを受けてやり合い、（ストヤノフはいつものことだが、）槙野もマルキーニョスに身体をぶつけ合う。広島の選手たちは気持ちが前を向いた。
そして、前線から激しくボール奪取に走りだす。寿人、陽介、一誠が追いまわし、アオと中島が高い位置でボールを奪えるようになった。
中盤の1対1やセカンドボール争いの攻防に置いて、疲労のためだろう一歩が遅い鹿島と心身共に充実している広島の差が明確に現れ、ペースが一気に広島に来た。


そして35分、エースがネットを揺らす。この得点はゴラッソだった。
相手陣のほぼ中央に位置するアオに中島がパスを入れる。
その後、ワントラップしたアオは、誰もが服部と一誠が流れた左サイドに配給すると思ったのではないだろうか。
しかし、アオと寿人の2人は鹿島DFラインの乱れを察知していた。
内田がラインを上げるのが遅れた隙を逃さず伊野波の背後を取った寿人はフリー。アオはトラップした次のタッチで、右アウトサイドで優しいスルーパスを寿人の足元に通した。
この時点で勝負あり。
アオのパスを左アウトサイドで正確に2タッチ目にシュートを打てる位置にトラップした寿人は、曽ヶ端の右に冷静に流し込んだ。
アオの意外性と寿人の冷静な頭脳は素晴らしい。選択を実行できる技術もすごい。
この2人の感性は2人だけのものなのだろう。アオと寿人にしかできない美しいゴールだった。


悪コンディションの鹿島は先制される展開だけは避けたかったはずだ。
だが、王者のプライドだろう、後半開始から鹿島は力を振り絞って広島のポゼッションを狙い、前線から圧力をかけてきた。
いつもなら一つ二つひっかけることができていたのかもしれないが、この日は連動性を欠いて逆にバランスを崩し、広島にチャンスを与えることになった。
しかし、さすが鹿島というべきなのか、広島が甘いというべきなのか、一誠が、アオが、公太が迎えた決定機は、曽ヶ端を破ることはできなかった。


嫌な流れになった。
こういった我慢で流れを持ってくるのが鹿島であり、セットプレー等で追い付く力があるから彼らは今の地位にいる。広島はこの流れになると我慢できないからこの位置にいる。
しかし、この日の守備陣はそんなことには動じず、しっかりと集中していた。
2トップを変えてきても冷静に対処し、セットプレーもなんとかしのいだ。
「最近守れるようになった」と感じる方も多いのではないだろうか。
何度も何度も繰り返し払ってきた勉強代が、ここにきてようやく実ってきているのだと思う。鹿島の攻撃はなりふり構わぬものだったが、広島の一丸の守備の前にゴールの匂いはなかった。
気持ちを前面に出し、前の選手はプレッシャーをかけるため走った。後ろの選手は身体を張って立ちはだかった。（ストヤノフはいつか刺されるのではないかと思うほど）うまく時間も使って、タイムアップの笛を待った。
洋次郎や盛田も含め、ピッチに立ったすべての選手が役割を果たすべくファイトした試合だった。

広島戦から始まった鹿島の無敗は、広島が終止符を打った。
（いいねぇ。とっても気持ちいい）


今節は今季の転機になるゲームだと思う。なってしかるべきゲームだと思う。
浦和戦が教訓となり、広島のテーマは「我慢」になった。
千葉戦で我慢の戦いに手応えを得る勝利を収めた。
しかし、F東京戦は我慢だけの試合になってしまった。
今節は、我慢しながら広島らしく戦い、鹿島を倒した。
この勝利により「我慢の戦い」は確信に変わり、チームの方向性は（多くの血も流れたが）出来上った。

この日の戦いを続けていけば…
続けるのが難しいのだろうが、これからの14試合が楽しみではないか。
      
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   <title>ナビスコ 6節 vs新潟本当に強い</title>
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   <published>2009-06-08T15:00:00Z</published>
   <updated>2009-06-09T07:49:35Z</updated>
   
   <summary>強い！負ける気がまったくしない！ 今のチーム状態は昨季の後半戦みたいな状態に近く...</summary>
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      強い！負ける気がまったくしない！

今のチーム状態は昨季の後半戦みたいな状態に近く、自信にあふれたオーラが漂っている。
相手はまがりなりにもワンランクアップしたJ1のチームなのだが、そんなことも忘れてしまいそうだ。
今の広島は本当に強いし、なんといっても面白い。
この面白さが、勝つためのつまらないサッカーと違うため、応援する僕らをすごい誇り高い思いにさせてくれる。


広島にやってきた新潟は、飛車角落ちどころかセカンドチームだった。
広島にハットトリックを浴びせたペドロ・ジュニオールはいないし、マルシオ・リシャルデスも矢野貴章もいない。
これでは水曜日の大分戦を休んで充電のたまった広島に太刀打ちできないのは当然だろう。
大宮戦に引き続きのゴールショーを期待するなという方が無理な状況で試合は始まった。
だが、試合は意外にも新潟のゴールから始まった。


4分に松下が左45度約30Mの位置から低い弾道のシュートを放つ。これが中林の脇をすり抜けてネットに吸い込まれる。
この失点は中林のミスだ。タイミングが合わなかったのだろうが、中林なら止めれるシュートではなく、GKなら止めないといけないシュートだった。
だが、どことなく相手をなめていた感のあった広島の選手たちは、この1点で目を覚ました。


3分後、この日ボランチに入った一誠が前線に絡んで服部に展開すると、服部の狙いすましたクロスを洋次郎が落とし、そのままゴール前に飛び込んでいた一誠がネットを揺らしてすぐさま同点にする。
そして、13分に右CKを陽介が蹴ると、ニアにフリーで走り込んだ中島がヘディングシュートをうまく流し込んだ。あっさりと逆転だ。
ここからは、広島がリトリートしてカウンターを狙ったため、新潟がボールを保持する時間が増えた。
だが、サイドを中心に攻めセットプレーでゴールを狙う新潟の攻撃を、中島を中心とした最終ラインは穴を作ることなく跳ね返していく。
そして、広島は狙い通りにカウンターを繰り出した。
だが、ラストパスやクロスが微妙にずれてゴールにならず点差が開かない。


ジリジリする我慢の時間が続いたが、前半ロスタイムにシャドーの2人が魅せてくれた。
服部が中盤の高い位置でボールを奪うと、洋次郎がゴール前にいつでもパスを出せる姿勢で進んでいく。寿人をはじめたくさんの選択肢が洋次郎のなかにあったが、洋次郎は後ろからバイタルエリアに走り込んでいる陽介に絶妙のタイミングで横パスを流した。パスの強さもタイミングも完璧だ。
受けた陽介は、冷静にコントロールショットを放ってネットを揺らした。


後半は新潟が攻める時間が多かった。
だが、それもPAの外まで。PA内への侵入は許さず難なく跳ね返していく。守備陣の集中力は高かった。
そして、次々と鋭利なカウンターを発動させていく。
しかし、ネットがなかなか揺れない。完全に右サイドを我がモノにしているミキッチは、ラストパスの精度が低くクロスが味方にあわず、前線の3人は崩しているのにフィニッシュだけが少しずれ、ゴールを重ねることはできなかった。
またもやジリジリさせられたが、ここはエースが吹っ飛ばしてくれた。
陽介のパスを受けて抜け出すと、得意の左足の前にボールを置いて冷静にGKの位置を確認すると、ニアを豪快にぶち破って4点目を奪った。


そして、大崎がゴールショーのトリを務める。
冴えわたるアイデアと技術を駆使して新潟を翻弄していた洋次郎は、またも新潟守備陣を一瞬で無力化してしまった。
86分。横竹が奪ったボールが洋次郎にわたる。洋次郎はゴールに向かいながら独特のボールタッチで後方からの上がりを待ち、後ろから駆け上がった大崎にラストパスを通した。
大崎は完全にフリー。GKに当てないようミートを意識するだけでいいボールを受けた大崎は、しっかりと逆サイドに流し込んだ。


実力はもちろんだが、デビュー2戦目でゴールを奪う高校生の大崎の運にはただただ感心させられる。
ビッグアーチに2試合連続で披露されたゴールショーは、また1つ新しい夢がもたらされる強い光がさして幕を閉じた。


今の広島は本当に強い。まったく不安のない力の差をありありと感じる、新潟の1ゴールが遠い過去であったような広島の逆転劇だった。
これでナビスコカップの順位は2位となり、次戦の磐田戦を引き分け以上で自力突破できる。
今のチーム状態ならば十中八九突破できるだろうし、シーズンの楽しみをどんどん膨らませてくれるチームに感謝の意を表したい気分だ。
21日のリーグ再開も楽しみでしょうがない。
      
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   <title>J1 13節 vs大分価値ある消化不良の勝利</title>
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   <published>2009-05-24T15:00:00Z</published>
   <updated>2009-05-25T07:47:30Z</updated>
   
   <summary>広島らしくないゲームだった。 「ウノゼロ（1-0）」。スコアもゲーム運びもまった...</summary>
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      広島らしくないゲームだった。
「ウノゼロ（1-0）」。スコアもゲーム運びもまったく広島らしくない。
ゲーム後には、どうも消化不良感を抱いた。
だが、今後につながるいい勝利だったのではないか。ペトロヴィッチ監督は「インテリジェンスのあるサッカーをしてくれた」と選手に賛辞を送っている。
内容と結果が見合わない腐心が続いていたが、結果にこだわって相手を退けた今節は、連勝を成し遂げたことと共に、価値のある勝ち方をした試合になったと思う。


カズの不在。連戦の疲労。劣悪なピッチ。大分の置かれている状況と守りを固めてくるだろう戦術。
広島が今節を迎えるにあたって、（前述の3つは相手も同じだが）難しい試合になる条件はそろっていた。
そこで指揮官は、選手に我慢とインテリジェンスを求めた。
極端に言えば、称賛を受ける内容のあるサッカーよりも、結果だけを持って帰るサッカーに徹しするよう求めたということ。
今節は、自軍にひきこもってミスを待つと大分と、ボールを持ってゲームをコントロールする広島の、我慢比べになった。


大分の守備ブロックは予想通りスペースを完全にシャットアウトしてきた。
寿人の裏や両サイドへはもちろん、シャドーの動く隙間さえない人海戦術だ。
だが、広島はこの戦術に去年からずっと対している。いつもなら速いパスワークで徐々に相手を揺さぶっていけるのだが、この日はそのパスワークを出せないほどピッチが悪すぎた。
ボールは持っていてもなかなか相手を崩せない。そのなかでピンチも何度か迎え、大分の術中にはめ込まれているようにも見受けられた。


しかし、選手たちはとにかく冷静だった。
分かっていたことでもあるし、粘り強くゲームを進める覚悟はできていたようだ。
そして、カウンターを警戒して攻撃を恐れていたわけでもなかった。
前半終了間際に陽介にいい形でボールが入ると、青山と中島の両ボランチが猛然と駆け上がる。そして、大分の守備ブロックが整う前にエースのファーストシュートでゴールを奪った。
この勝負所を嗅ぎ分けてのひと突きは、今までたくさん食らってきた。
だからこそ痛快だったし、相手に与えるダメージの大きさが計り知れなかったであろうことも容易に想像できる。
「あれでいい」。寿人はほとんどボールに触れなかった前半をこう振り返った。


後半は、本当にリスクを犯さなかった。
リードしているのだから当然でもあるが、紫を着た選手たちがそういうプレーをすると新鮮に映る。
そして、効果的にカウンターを繰り出していった。
だが、止めを刺せなかった。洋次郎と龍一には猛省してもらいたい。
大分の攻撃陣は明らかに駒不足で迫力を欠いたし、中林のスーパーセーブもあって勝利を拾ったが、勝負の世界の定説でいけばしっぺ返しを食らってもおかしくない展開だった。
ただ、この日は守り切れたことを称賛すべきだろうと思う。


リーグ戦は長く、今後もこの日のように、自分たちも相手も置かれている状況が様々ななかで試合がやってくる。天候も含めたピッチコンディションや負傷者もそうだ。
そのなかで、もっとも効果的な戦い方や勝ち方を選択して、一つ一つ勝っていかないと上位進出はありえない。
いいサッカーはできる。おそらくどの相手と戦っても、フルメンバーがフルコンディションならば広島の試合はできる。
ただ、フルじゃない時もあるわけだし、いつも圧倒できるわけではない。圧倒したとしてもゴールがポンポン入らない時もある。
それがサッカーでもあるのだ。


そういう時に、勝利を模索して我慢強く試合を進め、勝っていかないといけない。
個人的には、鹿島はいいサッカーをしているとは思ってない。だが、みんなが勝つために最善を尽くしているように思う。まぁタレントがあるのも事実だけど、だから安定して強いんだと思う。
「今日は少し歯車が狂ったな、しゃーないか」という試合を、チームとしてなくしていかないといけない。自滅なんて言語道断なのは言うまでもない。
それが今後の広島の課題だと思うし、今節はどうすればいいか選手も手応えを感じたのではないだろうか。


リーグ戦は一時中断に入る。
5勝5分3敗。6位の成績は決して悪くはない。
振り返れば、浦和の上にいてもおかしくなかったと地団駄を踏みたくはなるが、十分に上位進出の可能性は残った。
さらに上に行くためには、本当に1試合1試合をどうやって勝っていくかだ。
監督をはじめ選手たちには、目前の1試合を勝つために最善の選択をし、常に今出せる100%を出して辛抱強く戦っていってもらいたい。
相手も研究してくるだろう。離脱者がこれ以上出ないことも重要になる。
だが、広島はサッカーに揺るぎないものがあるのだから、上に行けるチャンスは有している。
それを無駄にしてほしくない。
      
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   <title>J1 12節 vs山形前半に相手を圧倒せよ</title>
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   <published>2009-05-18T15:00:00Z</published>
   <updated>2009-05-19T11:00:40Z</updated>
   
   <summary>山形戦の勝利は大きい。 千葉に情けなく負けた後だったし、前半は本当に素晴らしい広...</summary>
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      山形戦の勝利は大きい。
千葉に情けなく負けた後だったし、前半は本当に素晴らしい広島のサッカーができた。
カズ不在の穴は開始10分に2点差になったことで浮き立つこともなく、中島のパフォーマンスも悪くなかった。
上に行けそうで行けない地団駄を踏んでいるが、この試合は上に行くきっかけになるだろうし、そうしなきゃいけない。


相手のミス、相手の試合の入りが非常に拙かったのは事実だ。
キム・ビョンスクのバックパスとレオナルドのマークミスは、このレベルではあってはならないミスだった。
小林監督が「もったいないゲーム」と振り返るのももっともだろう。
山形が勝手に自滅した面は否めない。


ただ、こういったゴールを呼び込んだことに価値がある。
広島のサッカーは特異だ。
相手はスカウティングして対策を練ってきているが、それもやはり実際ピッチで戦って体感してみないとわからないことは多い。
だから、広島はアクセル全開で試合に入って、相手を混乱させて翻弄してしまえばいい。
そうして先制点をもぎ取ってしまえば、この日のようにゲームを進めていくことができる。
そうなれば、守備を固められることもなくなり、寿人やミキッチらにスペースが生まれ、陽介や洋次郎も前を向いてプレーできるようになる。


そうなると、リードした後の戦い方がクローズアップされることになるが、ここは大宮戦をはじめ千葉戦もそうだが、まだ不十分なところがある。
山形戦もきっちりと3-0で終わらないといけない。
だが、まずは相手を圧倒して先制し、前半のうちに試合を決めちゃうよ、くらいの方が性に合っているだろう。
変に慎重に試合を運んでも、勝負所を嗅ぎ分けて勝てるチームではない。
相手を圧倒できるサッカーをしているのだからビビる必要はない。最初から出し惜しみなく全力を注ぎ込んで相手を叩いてしまえばいいのだ。
前半に相手を圧倒せよ。これが山形戦で学んだことではないだろうか。


ナビスコカップの横浜MF戦は、ターンオーバーを採用することが濃厚だ。
ナビスコは軽視してほしくないタイトルだが、この試合は選手を休めたいとペトロヴィッチ監督が考える気持ちもよくわかる。
若手の台頭という新しいスパイスが加わるかもしれないし、ハンジェたちにも頑張ってもらいたい。
選手が変わっても広島のサッカーができるんだということを、開幕でちんちんにした相手に再度見せつけてもらいたいものだ。


大分戦こそ、とにかく重要な試合になる。
相手は9連敗中であり、決死の覚悟で試合に臨んでくるのは間違いない。
こういった相手に弱いのが広島でもあるし、今季初の連勝が、喉から手が出るほどほしい。
カズは少し時間がかかりそうで、チーム状況は決していいとは言えない。
だが、ありきたりだがここはチーム一丸でいくしかない。
まずは、ナビスコの結果を心待ちにしよう。
      
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   <title>3月一進一退</title>
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   <published>2009-03-29T15:00:00Z</published>
   <updated>2009-03-30T10:36:02Z</updated>
   
   <summary>今年はとりあえず月間という形ではじめてみようと思います。 1か月の終わりに、振り...</summary>
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      今年はとりあえず月間という形ではじめてみようと思います。
1か月の終わりに、振り返ってみようかなと。
そういうことで、3月です。

成績は2勝2敗でした（リーグ戦は1勝2敗）。
3月の4試合は、勝ち負け負け勝ちとなった訳ですが、それぞれ意味があったと思います。
どんな意味の試合だったのか、検証してみましょう。


その前に、「広島のサッカーがJ1で通用するのかどうか」という命題ですが、答えはイエスです。
個人的には開幕前から全く心配していなかったんですが、ここまで4試合を見ても、「広島のサッカーができたら」相手を手中に置くことができるんです。
だから、通用するのか？と問われれば、僕の答えは100%イエスです。
でも、負けてます。
それは、広島のサッカーができなかったから、やらせてもらえなかったから、です。


横浜FMを相手に迎えた開幕戦。広島は自分たちのサッカーを爆発させました。
「安い失点」を2つ与えましたが、完全に広島のゲームであり、得点の形も見事なもの。
新戦力ミキッチも大きなインパクトを残す活躍を見せて快勝しました。
僕は「去年の試合を見ている」ような感覚で試合を見ていました。
相手やスタジアムはJ1なんですが、内容は去年31回も見た広島が相手を手玉に取った試合でした。
広島の良さが、全快した試合だったでしょう。


しかし、次の大宮戦でまさかの負けを喫してしまいます。
まさか、ではないんですが、まさかに近い負けでした。
洋次郎が幸先良く先制した後、広島が試合を支配しましたが、槙野のPK失敗が転機になり自ら勝利を手放してしまいました。
森脇が与えたPKは森脇自身が取り返しましたが、72分にはカウンターを受け、79分にはCKでマトのマークを外してしまい、逆転負けです。
調子に乗り過ぎた試合でした。なめていた訳ではないでしょうが、そんな気持ちがゼロだったことはないでしょう。
広島の思い切りの良さが仇となり、自ら勝ち点を失った試合でした。


次の鹿島戦は、完敗です。
大宮戦で仇となった思い切りの良さが、鹿島戦では怖じ気づきまったく出ませんでした。
らしさのかけらもないサッカーをしながらも、よく守りましたが、結局セットプレーで2失点です。
なにをしに鹿島にいったのか。
王者に真っ向からぶつかって力不足を痛感するならまだしも、自分たちのサッカーをせず、勝ち点さえも持って帰れなかったのです。この負けは精神衛生上も非常によくない負けでした。


しかし、次の浦和戦では広島らしさが帰ってきました。
スコアこそ1-0の僅差で、後半は押し込まれて守る時間も長くなりましたが、自分たちのサッカーができたことに意味があります。
短い期間の中で選手たちはよく切り替えて戦ってくれました。去年のバックボーンが大きな支えになり、もう一度自分たちを信じることができたことは非常に大きいです。
思い切りの良さが戻って広島のサッカーができました。だから勝てました。


この4試合のキーワードは、「思い切り」だったと思います。
はじけた試合、仇となった試合、出せなかった試合、勇気を持って出した試合。
そんな感じでしょうか。
広島のサッカーは、自分たちに自信がなければできません。
パスを怖がって受けに来なければ、パスサッカーなんて成り立たない。
槙野が攻撃に行かなければ、躍動感はなくなります。
まず自信を持って自分たちのサッカーをぶつける。その中で、大宮戦の二の舞いは踏まない。
これを続けていくことができれば広島はいい試合を見せてくれると思います。それがはっきりわかった4試合でした。


これからも広島はいい試合ができると思います。
しかしそれを勝ちにつなげるための課題は、少なくありません。
まずは決定力。これを向上しないことにはつらい。
ペトロヴィッチ監督は浦和戦後に「7-3で勝てなかったことが残念」と話しました。
事実7点取ってもおかしくない試合でしたし、ペトロヴィッチ監督の哲学はここにあり、今のサッカーを続けていくならば失点はある程度覚悟しかないのです。
しかし、この課題はなかなか解消しないでしょう。日本全体の課題でもあり、特効薬はありません。
監督が「浩司」の不在を嘆くのもこのあたりに原因があるはずです。洋次郎も本調子じゃない。去年の洋次郎を見た方なら、洋次郎がまだまだなのは一目瞭然でしょう。
1人1人が練習から意識してやっていく、そんな場当たり的な解決法しかないのも事実です。
陽介や一誠がフィーバーしてくれると助かるのですが、やっぱりエース寿人にこの重荷は背負ってもらい、乗り越えてもらうしかないと思います。


失点も多いです。特にセットプレーは大きな課題です。
ただ、横浜FM戦と大宮戦の失点はこちらの不足部分が多かったですが、鹿島戦は違います。
横浜FM戦と大宮戦の失点は自ら与えたようなものです。厳しく言えば、守ってません。しかし、鹿島戦の失点は相手が勝った失点でした。
まずは、集中して守り隙を見せない。そして状況を考えてプレーする。これらを思い切りよくプレーすることと並行させるのは難しい作業ですが、実につけていくしかありません。


セットプレーを守るためですが、盛田（高さ）を入れれば解決する問題ではないと思います。
僕は、セットプレーからの失点を減らすためには、経験を積むしかないと思っています。
悔しい経験、苦い経験。屈辱をいっぱい味わうしかない。
森脇は鹿島戦後、「集中していないわけじゃない」とうつむいていました。
でもやられたわけですから、なぜだ、どうすれば、と森脇は考える。一瞬の気の緩みが負けにつながることを身を持って経験すれば、気が抜けなくなるはずです。
中澤や闘莉王、岩政らは強いですが、彼らもたくさん屈辱の経験を味わっています。ゴール前の一瞬で試合の行方が決まってしまう。高いレベルに行けばいくほど、そういう結末が訪れることが多いんです。
だからセットプレーが攻守において大事なことを知っているんです。
今の経験は決して無駄にしてほしくはない。そうすれば、やられなくなる日が来ると思います。


ここまで4試合。一進一退といった状態でしょうか。
一歩進んで2歩下がり、また一歩進んだので、今はスタート地点です。
次のG大阪戦は、進むか下がるかも大きいですし、勝つか負けるかも順位表の上で非常に大きい。
ターニングポイントになると、僕は思っています。


次は4月の終わりなのか、それは僕にもわかりません。
      
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   <title>宮崎キャンプ総括残された課題</title>
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   <published>2009-02-27T15:00:00Z</published>
   <updated>2009-02-28T15:01:37Z</updated>
   
   <summary>宮崎キャンプを総括してみようと思う。 今キャンプのテーマは、昨季のプラスアルファ...</summary>
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      宮崎キャンプを総括してみようと思う。
今キャンプのテーマは、昨季のプラスアルファを積み上げることに主眼が置かれていた。
メンバーも大きく変わらず戦術は浸透しているため、ウィークポイントを洗い出して修正し、ストロングポイントをより強める作業にまい進した。
はたして「J1仕様」になったのか。
3つの項目をあげて検証してみる。


■新戦力
即戦力として期待される選手は3名加わった。ミキッチ、中島、西河。

まずミキッチの能力（スピード）、そして順応度は今キャンプの大きな収穫になった。
ミキッチはもうすでに戦術にフィットし迷いなくプレーできており、練習試合でも特徴を発揮して右サイドを疾走。コンディションの調整も順調に進んでいる模様で、開幕から活躍が期待できる。
そして、中島もリベロやボランチでプレーし存在感を強めた。

中島も広島のサッカーに対する迷いはないようで、テンポのいいパスをつないで積極的に攻撃参加も見せるなど特徴を発揮していた。
守備面でいささか不安は残るが、ストヤノフとカズの代役として中島の加入で十分目途が立った。

西河はもう少し時間がかかるだろう。
徐々に慣れてきている様子はうかがえたが、ポゼッションでの不安定さは拭えない。また、ハードマークといった部分でも激しさに物足りなさを感じた。まずは広島のサッカーに慣れ迷いを消すこと。そして自分の特徴を出していってもらいたい。


横竹ら若手の突き上げも今キャンプの収穫の1つであり、選手層は膨らんできている。2年生の元気な姿が目に付いた。
昨季よりも各ポジションでの争いが激しくなり、ペトロヴィッチ監督の選択肢は広がるだろう。


■攻撃陣
攻撃面のポイントは「コンビネーションの成熟」にあった。
しかし、このポイントは決してプラン通りには進んだとは言い難い。

浩司の離脱に続き洋次郎も宮崎で負傷したため、寿人や陽介は順調な調整を続けているが、広島のサッカーの象徴でもあった1トップ2シャドーが存続の危機に瀕している。
ペトロヴィッチ監督は一誠や桑田をこのポジションにあてはめて練習試合を行ったが、一朝一夕で昨季のような流麗なコンビネーションはできない当然。龍一や清水の起用も含め、開幕戦までに試行錯誤を迫られることになった。
成熟を目指すどころか、まずは分かり合うことが求められる。これは指揮官としても大きくプランが狂ったところだろう。

しかし、両サイドは元気だ。
楽山が順調なところを見せ昨季よりも存在感を増している。
ミキッチとハンジェが争う右サイド、服部と楽山が争う左サイドは、ともに充実しており、対戦相手や試合展開などによって使い分けることも可能だろう。
服部とハンジェに頼りきりだった昨季に比べれば、大きなプラスになった。

J1の猛者たちは、寿人を徹底マークしてくるだろう。
その中で寿人個人には彼らを踏み倒してほしいと思うし、周りの選手が相手に脅威を与えて寿人の負担を軽減しないといけない。浩司と洋次郎がいない間は、陽介がやってくれないと困る。
陽介には、開幕からまばゆい輝きを放ってゴールも奪ってもらいたい。10番なんだ、それくらい期待してもいいだろう。
そして龍一。
ペトロヴィッチ監督はジョーカーとして龍一を起用したい腹積もりのようだが、負傷の心配はないようだし、ゴールへの強い意欲とドリブルは非常に効果的なアクセントになるだろう。
龍一には、とにかくゴールを期待したい。


コンビネーションの成熟がならなかったのがマイナス面。サイドが充実し寿人と陽介が順調で、龍一が存在感を増しているのがプラス面。よってプラマイゼロといったところか。


■守備陣
守備陣の今キャンプのテーマは、「ポゼッションの安定」と「リスク管理」にあった。
まずポゼッションの安定だが、急激によくなったという印象は受けなかった。実際に練習試合でミスパスから失点も喫している。
森脇不在の影響も少なくないし、練習だから少しやり過ぎた部分もあり、公式戦となればもっとノーリスクなプレーも増えてくるだろうが、状況判断を個人個人が高め、それをチーム全体で共有できるようにならないといけない。
自ら首を絞めるようであれば、J1ではなかなか勝てないだろう。

リスク管理についても、「カズがいれば大丈夫」なのは大丈夫なのだが、J1のストライカーたちは、速かったり上手かったりする選手ばかりで駆け引きにも長ける。
個人のレベルアップは当然、チームの意思統一を高め、集中力を維持し続けなければならない。
槙野には、カズと共に守備の中心となって最終ラインに立ちはだかってもらいたい。
「自分が負ければチームは敗れることになる」。槙野にはそれぐらいの責任感を持ってプレーしてもらいたい。


槙野が復帰し、森脇の不在は順調な盛田が埋め、中島の加入や横竹の台頭で選手層は厚くなった。
だが、練習試合での失点の形は、セットプレーだったり、カウンターからだったり、人数が揃っている中で相手を自由にしてしまったり、と課題が見られた。宮崎でのトップ組みの最終ラインは練習試合3試合で6失点を喫している。
GKも昭大しか計算が立たないのが事実であり、昭大の経験の浅さにも不安がある。
守備はチーム全体で行うものであり、攻撃が良くなれば守備も良くなる。またその逆もしかりの一体したものだが、PA内での勝負強さから逃げるわけにはいかない。
繰り返しになるが、そこの部分で槙野に対する期待は大きくなる。


宮崎キャンプを終え、広島は2日から最終調整を行う。
広島では、シャドーの選択を含め宮崎キャンプで残した少なくない課題を解消しなければならない。
この広島での1週間弱の調整が、開幕戦の結果だけでなく今季の結果に対しても非常に重要になってくるだろう。
危機感をあおるつもりはないが、決して楽観はできない状況で開幕を迎えることになった。
      
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   <title>宮崎キャンプ vs浦項戦・仙台戦アオは偉大だ</title>
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   <published>2009-02-22T15:00:00Z</published>
   <updated>2009-02-23T07:40:38Z</updated>
   
   <summary>まず1本目の浦項戦。 この試合は前半と後半でまったく違う試合になった。 前半は、...</summary>
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      まず1本目の浦項戦。
この試合は前半と後半でまったく違う試合になった。
前半は、勢いに勝る浦項の強烈なプレスを受けて、ラインがずるずる下がって防戦を強いられた。
「まずしっかりブロックを作る」「疲れた身体でどこまでやれるか」といった狙いを持って臨んだ一戦だったが、あまりにも全体のラインが低くなり、ボールを奪っても前線のサポートが少なくなって攻撃にならなかった。ミスも多過ぎた。
そして、15分にミドルシュートを叩き込まれ、19分にはPKを奪われて失点を喫する。
「身体が重そうだ」「リズムが完全に狂っている」といった感想しかない前半だった。


後半、ペトロヴィッチ監督はストヤノフに代えて中島、シャドーの桑田に代えて一誠をシャドーに上げてボランチに青山を投入。左サイドも服部に代えて楽山を投入した。
そして、後半は見違えるデキを見せる。
「あまるな」「前から行け」とカズを中心に声がかかり、前線からハイプレスを敢行。リスクは負うが、アオが入ったことでパスが円滑に回るようになり、陽介が相手に食らい付いてボールをもぎ取ろうとする。広島のサッカーが躍動し始めた。


だが、2点ビハインドを取り返すべく後半は一転攻勢となるも、なかなかゴールがこじ開けられない。
浦項は、右サイドを疾走するミキッチを封じるためにFWを削って守りを固めるなど、明らかに勝負に徹してきた。
だが74分、陽介のCKを中島がニアでドンピシャのヘディングシュートを決めて同点に追いつく。
（川崎F戦でもセットプレーから得点を奪ったが、ゴールがほしい時にセットプレーで得点を奪えるのは大きい）
そして76分に、アオ→寿人ラインで相手DFの裏をとって、寿人が左サイドを巧みに突破してクロスを送る。
陽介にはあわなかったが、逆サイドのミキッチがつめてゴール。同点に追いついた。


このゴールで流れは俄然広島に傾き、相手のカウンターを数回浴びはしたが、昭大のナイスセーブもあってゴールを許さない。横竹も身体を張って立ち向かった。
そして、81分にペトロヴィッチ監督は龍一を投入して勝負に出る。
ゴールへまい進する龍一は、83分に寿人からのパスを受け絶好機を迎えたがシュートは枠外に飛びため息を誘ったが、40分に龍一の仕掛けからPKをゲット。
寿人が決めて逆転に成功した。
浦項は今季ACLに出場する。川崎に続き、広島はACL出場チームに2連勝だ！


前半と後半の劇的な変化は、アオの重要性が改めて知らしめられたと言い換えることもできる。
アオの運動量やパスセンス等々等々は、広島に劇的な変化を及ぼした。
病み上がりではあったが、いるのといないのでここまで違うのかと、思ってしまったほど。偉大だ。
身体は「もう全然問題はない」とアオは言う。頼もしいかぎりだ。
また、楽山の元気な姿も目立つし、ミキッチの順応振りは日に日に増している。公太も復帰しサイドの充実は目につく。今季は両サイドで違った一面が見られそうだ。


あと、この日先発し90分プレーした横竹が素晴らしかった。
「なにかあったのか」と勘繰りたくなるほど、今年は顔つきから違う。
まず、球ぎわに激しく行けるようになった。トルコでも相当やり合っていたという話を聞いたし、韓国の選手たちにも一歩もひるむ様子はなかった。
身体の強さはもともと折り紙付き。足元の上手さだって、パスセンスだって、もともと攻撃の選手なのだから下手なわけがない。
槙野と森脇が不在の中でチャンスが巡ってきたわけだが、変貌した横竹がこれから非常に楽しみだ。


2本目の仙台戦は、雨が降りつけるなかで行われたが、とてもいいゲームだった。
昨年のルーキーや岡本、中林ら2年生たちは、ペトロヴィッチ監督のサッカーがしっかりと身についており、それをピッチで表現できていた。
キャプテン橋内の元気な姿も目につくし、西河ももう迷いはほとんどなくなったようだ。
前線に陣取るドラゴンがまだ調整段階であるため攻撃の迫力に欠け、すべてがミス絡みの失点であったが、決して悲観するべき内容ではなかった。
フィニッシュにつながるラストパスの精度など、まだ高めなければいけないところもあるが、モチベーションの高さを感じるのがなにより。チームはいい方向に向かって進んでいると思わせるには十分だ。


23日はオフとなった。
これも監督のご褒美と捉えていいのだろう。選手たちはよくやっているということではないか。
25日の山形戦が総仕上げとなる。
開幕戦の相手横浜FMもいい仕上がりを見せていると聞いているが、山形戦でしっかり結果も出して、開幕に向かいたいところだ。


山形戦を見て帰るので、山形戦のレポートは書こうと思います。
それにしても、ミキッチは本当にやってくれると思う。期待は相当膨らんでいる。
      
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   <title>宮崎キャンプ vs川崎F戦ミキッチは「4」</title>
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   <published>2009-02-19T15:00:00Z</published>
   <updated>2009-02-20T12:13:42Z</updated>
   
   <summary>昨日とはうって変わっての晴天となり、風はかなり強かったが、ここ数日の寒さからはよ...</summary>
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      昨日とはうって変わっての晴天となり、風はかなり強かったが、ここ数日の寒さからはようやく解放された今日、川崎Fとのトレーニングマッチが行われた


まずは現在の離脱者情報から。
浩司はキャンプに帯同しておらず、下田はランニングまでという状況。
そして、青山と高萩が宮崎に入って体調を崩して練習には参加しておらず、服部が筋肉の張りを訴え大事をとっている。この3人に関しては、回復次第、明日明後日に合流することになるだろう。
槙野は宮崎に入ってから痛みなど吹っ飛んだかのように駆け回っているが、森脇は膝と相談しながら調整中で、今日のTMも20分強の出場にとどめた。
その他にけが人はいない。新加入のミキッチや中島、久保も元気に練習に参加している。


さて、1本目のメンバーから。
広島のシステムは当然[3-6-1]。
寿人を1トップに置いて桑田と陽介がシャドーに入り、右はミキッチ、左は楽山、ボランチにカズとハンジェが並んだ。3バックは、右から槙野、ストヤノフ、盛田。GKは昭大というメンバー。
一方川崎は、[4-2-2-2]とも[4-2-3-1]ともとれる布陣。
テセを頂点にブラジル人の3人（ジュニーニョ、ヴィトール・ジュニオール、レナチーニョ）がその下を自由に動き、ボランチに谷口と中村、4バックは右から村上、寺田、伊藤、山岸というメンバー。川崎はベストと捉えていいだろう。


試合の方は、昭大からポゼッションする広島のサッカーに対して川崎の前の4人が猛然とプレスをかけてきたため、これに戸惑ったわけではないだろうが、昭大をはじめどこかぎこちないパス回しが続きなかなかリズムが生み出せない時間が多かった。
だが、カズがセンターサークル付近でボールを奪ってそのまま持ち上がり、楽山へスルーパスを通して左サイドを深くえぐると、楽山のクロスを走り込んだ桑田がプッシュして広島が8分に先制すると、35分には陽介の左CKを槙野が一度はヘディングシュートをGKにはじかれるも跳ね返りを蹴り込んでリードを奪う。
しかし、試合のリズムは終始つかめないままで、ハンジェがうまくポゼッションに絡めず、寿人までボールがなかなかいかない時間が多かった。


失点もそのハンジェのパスミスが発端となり、ミドルシュートを決められたもの。
相手が狙っている状況でもリスクを冒してポゼッションをするのか。
その時々の状況判断をチーム全体の意識として統一し高めていかないと。
この課題はしっかりと提示された。


ただ、そのなかでもプレスをかいくぐった時の攻撃はらしさを見せ、特に昨年と違う両翼はいいプレーを見せてくれた。
左の楽山は、アシストを決めたシーンをはじめ守から攻への切り替えが昨年より数段アップしており、攻から守への切り替えと守備力にはいささか不安はあるものの、攻撃エリアでは昨年よりも活躍が期待できそうだ。


では、ミキッチ評を。
スピードは確かだ。山岸をスピードだけで振り切るシーンもあり、それはしっかりと証明してくれた。
コンビネーションの方は十分とは言えないまでも、簡単にプレーするところは簡単に味方を使うので、周囲との相互理解もそう多くの時間はかからないはず。
実際に陽介のスルーパスやイリヤンのロングボールに反応して抜け出すシーンも数度あった。ミキッチのスピードに相手は手を焼くだろう。


ミキッチに対してもっと印象に残ったことが、非常にまじめにアップダウンを繰り返せるということだ。
守備の時は相手に遅れないように自軍に戻っていち早くポジションをとる。運動量は交代するまで落ちることはなかった。そこから出ていく速さも、公太と比べれば「まだまだ」となってしまうが、そこはこれからコンディションが上昇していけばまだやれるだろう。
アタッキングエリアでの精度、という部分がまだはかりかねるところだが、そこはこれからのお楽しみ？
僕のファーストインプレッションは、ペトロヴィッチサッカーがサイドの選手に求める義務はしっかりとこなせる選手だということ。好印象なのは間違いない。
5段階で評価するなら、今のところ期待料も込めて「4」かな。


その他に目立ったのは、まずカズだ。
本人に聞くまでもなく「好調」なのはプレーや表情で伝わってくるし、球ぎわの厳しさなんてシーズンさながら。パスミスも相変わらず少なかった。
寿人やイリヤンもカズまでとは言わないまでも元気だ。
寿人はこの日ゴールこそなかったが昨日の練習ではキレキレだった。
柱のこの3人に関しては、何も心配はいらないだろう。


あとは、陽介も順調にきている。
しっかりと走り回れる身体ができており、ボールを持った時の「ワクワク」という部分でまだ物足りなさはあったが、そこはまだ調整段階なのでこれから磨いていってくれるだろう。何度かいいスルーパスも通ったし、いい感覚でプレーできている様子はうかがえた。
それと、桑田が良かった。
スペースへどんどん走る桑田の良さが存分に出ていて、あと2点は取れた、チャンスを迎える動きができていた。精度が彼の課題だが、安定して自分の特徴は出せるようになっているのではないか。
それと槙野の元気さが大きく目についた。


2本目以降、リクエストいただいた項目を中心にざっと。
新加入の中島だが、2本目の頭からカズとボランチを組んでプレー。
ベテランらしく落ち着いていて、チームの戦術には迷いなく馴染んでいるようすはうかがえた。途中からリベロでプレーしたがプレーの幅は広く、基本的な技術は持っているし、スピードや強さといった面には疑問符がつくが、広島の守備陣に求められる要素は持っているのではないか。十分戦力としての目途は付く。


西河は、昨日の練習ではペトロヴィッチ監督の求めるサッカーに迷いながらプレーしているのかなと思ったが、今日の試合ではボールを持ってもそんなに慌てることもなくプレーしていて、いいくさびも何本か入れることができていた。ただ、彼の持ち味である激しさや強さが少し出せていなかったように思う。まだ遠慮しているのか、迷いがあるのか、そんな印象を受けた。


目立ったのは、横竹翔。
去年より明らかに気持ちの入り方が違うのははっきりわかった。まぁすごいロングループシュートを決めたのはおまけとしても、ディフェンダーらしく球ぎわや対人に激しく行けるようになっていた。このまま階段を上って行けば、ポジションも見えてくるかもしれない。


清水と丸谷も良かった。
丸谷も横竹同様にプレーに気持ちが入っていて、キープするために身体を張る、スペースへ走り込むといった一つひとつのプレーにがむしゃらさがあり、それがいい方向に向かっている。清水もひたむきに身体を張り、走り、いいプレーを続けていた。昨日の紅白戦ではすごいシュートを決めていたし、チーム内でも指折りのシュートセンスを持っているなと再確認した。
あとは龍一かな。
少し唯我独尊な傾向が強すぎたけど、突破にかかる迷いのない速さは健在で、身体の心配はもうないようだった。


3本終わっての最終スコアは、3-2で広島の勝利。
結果は二の次とはいえ、勝利したことは素晴らしいことだ（去年は勝ってないし）。
それに、若手のモチベーションの高さがキャンプを活気づけている。これはとてもいいことだ。
川崎の1本目以降のパフォーマンスは決して高くなく、もっとゴールを積み上げられたと思う。
2失点とも俗に言う「やすい失点」というやつで、ウィークポイントは依然残っていると思う。
だが、課題は今の時期は出てきて当然だ。総じて見ればいい内容と捉えられる川崎戦だった。

あ、最後に久保ですが、良くも悪くもマイペースに調整中のようです。一誠は微元気といったところかな。


長くなりました。他にもたくさん書きたいことはあるんですが、、、
次のレポートは、仙台戦・浦項戦のある22日が終わってから、もしくは23日になると思います。
      
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