2008年をざっと総括夢を抱かせてくれるには十分 (むらさき)

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2008年をざっと総括
夢を抱かせてくれるには十分

2008年のシーズンは、12/20天皇杯準決勝・柏戦の敗戦をもって終了した。
去年の経験もあるし、今のチーム力や今年の快進撃を考えると、どうしても幕引きがあっけなかった感は否めないが、素晴らしい一年であったことに変わりはない。
祈願成就した今年を、振り返ろうと思う。


いやぁ~、強かった。
この一言に尽きよう。
5回(天皇杯・柏戦も含む)しか負けてないシーズンなんて、そうあるもんじゃない。
確かに絶対に勝たなければいけないシーズンだったが、こうも勝つとは、勝ち続けるとは、思わなかった。
ゼロックスを獲れたことが、タイトル獲得以上にめちゃくちゃ大きかったと今でも思うが、そこからは危機といえる時期もなく、どんどん強くなっていった。


盛田、森脇、木寺が怪我をし、陽介のコンディションはなかなか上がらず、ストヤノフも怪我をするetc… 
いろいろなアクシデントやうまくいかないこともあったが、チーム全員の力でカバーできた。
結城や楽山を連れてきたフロントの動きも迅速だったと思うし、選手もすべてをチームの勝利のために注ぎ、まさに広島全体が一体となって歩めたからだと思う。
明確な目標の下で一枚岩になった時の強さというものを、まじまじと感じさせてくれた。


ペトロヴィッチ監督の采配も、(シーズンを通してみれば)素晴らしいの一言だ。
カズが戻ってきてからシステムを1トップ2シャドーに変更し、強くて面白いサッカーを作り上げた。J2の舞台ではあったが、結果を残しながらも魅せるサッカーを体現してくれたと思う。
選手のモチベーションも常に保つよう辣腕を振るい、若手の成長も辛抱強く待った。
降格監督の続投、至上命題を背負いながら始まった今シーズンだったが、その中でペトロヴィッチ監督は、ただ戻るだけではなく来季以降への礎も築いた。
ペトロヴィッチ監督がこの一年で残した功績は、もっともっと称賛されてもいい。


挙げれば切りがないほど、収穫がとても多い一年だった。
まず一番に挙げたいのが、若手、特に79年組の台頭だ。
高萩の大躍進をはじめ、森脇と昭大もチーム事情もあったがレギュラーをつかみとってくれた。
一誠は「なんだよ」だったし、シンもまだくすぶってはいるが、彼らがチームの構成に欠かせない存在になってきたのは間違いない。
陽介や槙野、龍一も含め、ユースで黄金期を築いた世代が、Jのトップレベルで活躍できるレベルまで成長してくれた。
まず彼らの成長が今季の一番の収穫だろう。


そして、槙野がテレビよく言ってた「勝ちグセ」ってやつが、少なからずついたと思う。
「勝利に執着する姿勢」が、今年はとにかく強かった。
劇的なロスタイムの得点も多くあったが、負けや引き分けを「しゃあない」と思わない空気が常にあったからだと思う。
今季のようなスタンドの雰囲気や監督や選手の気持ちを、来季も続けていくことが大切だ。
J1だから負けてもしょうがない、なんてことはまったくない。
サッカーの内容がJ1でも戦えることは天皇杯で存分に示せた。
あとは気持ちだと思う。どれだけ「勝ちたい」と思えるかだろう。


・ペトロヴィッチサッカーの成熟
・若手の台頭
・メンタルの成長
この3点が今季の大きな収穫だろう。
課題は、柏戦で顕著に出たが、これは「より成熟すること」「より個の力を高めること」で解決できる問題ではないかと思う。
戦術的な限界や個人能力の限界を痛感させられる敗戦では、決してなかった。
来季は特に「個の部分」で大きな壁にぶつかるだろうが、広島はみんながまだまだ成長する伸びしろを持っている、若いチーム。
ペトロヴィッチ監督の下で皆が高い意識を持って取り組めば、来季にとはいかなくても素晴らしい成績を残せる可能性を秘めているのではないか。
親バカっぽいとは思うけど、そんな夢を抱かせてくれるには十分な今季の内容だった。


今年は、この先数年後を考えても非常に実りの大きい年になったと思う。
「降格してよかった」なんてことは口が裂けても言えないが、降格したからこそ得た物も少なくない。
クラブも、選手も、この一年の経験は来季以降に必ず生かされるだろう。
だが、すべては来季勝って、なんぼなんだ。
「経験」なんてものは、勝利につながらなければなんの意味もない。
今年がどんな意味を持ち、今年何を勝ち取ったのかは、来季の結果に示されるのではないか。
僕は、来季こそ勝たなければならないシーズンになるんだと思う。

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2008年12月26日 00:00に投稿されたエントリーのページです。

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