J2 4節 水戸戦プレビュー簡単なゲームにはならない (むらさき)

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J2 4節 水戸戦プレビュー
簡単なゲームにはならない

3節湘南戦、強風強雨の悪天候の中、選手たちは素晴らしいファイトを見せてくれた。
「サッカーにならない」(ストヤノフ)ピッチ状態で、ノーリスクに徹底した最終ラインは、風下に立ち押し込まれた苦しい前半をしっかりと跳ね返し、前線の寿人、龍一、洋次郎もよく走った。
今季、広島に浸透している「全員守備」、「とにかく勝つ」が泥んこの中でも見事に現れていた。


そして、こういうピッチ状況ではとても大事なセットプレーを、浩司が沈めてくれた。
高い技術とキッカーを務める責任感が集結した、なんとも見事な一撃。
浩司自身、開幕戦でアオ、愛媛戦で洋次郎が決めていたため、ゴールがほしかっただろう。よかったよかった。
貴重な先制点をものにした広島は、しっかりと風下の前半をしのぎ切り、リードして前半を折り返した。


後半は、風上に立ってゲームを有利に進めることができた。
湘南は原を投入して2トップにしてきたが、後半の広島の守備はパーフェクトに近かった。あわやと思わせたのは、石原の飛び出しが1回と、最後の加藤のFKだけだった。
槙野のバイシクルが飛び出して効率よく追加点を奪い、ゲームを決めた。
ペトロヴィッチ監督は、すっかり久保のうまみをしめたようで、どんどん出場時間が長くなっている(悪いことではないけど)


開幕3連勝、7得点0失点と、素晴らしい成績だ。
完封を続けている前線からの守備。7得点を計6選手が奪っている攻撃。攻守において全員サッカーが浸透し、チームは非常にいい雰囲気に包まれている。
開幕前、ペトロヴィッチ監督は「最初の4試合が大事」と話していた。
5節広島は試合がなく、ゆっくりと休めるし、けがで離脱しているカズや一誠も戻ってくるだろう。(陽介はもう少し時間がかかりそう)
最後の4試合目も、しっかりと勝って締めくくりたいところだ。


ただ、水戸戦は簡単なゲームにはなりそうもない。
一番の懸念材料は疲労だ。悪コンディションで戦った湘南戦から中2日。疲労を取り除くことは難しいだろう。
ペトロヴィッチ監督のベンチワークも重要になってくるし、ここでもうひと踏ん張りして、連勝、無失点を続けてもらいたい。


今季の水戸は、J最年少の36歳の木山監督が就任した。
木山監督の実績はなかなか素晴らしく、筑波大学で全日本選手権を制し、神戸ユースを率いてJユースカップ準優勝も成し遂げている。
ここまで3ゲームを見た感じだと、非常にアグレッシブなスタイルで戦い、好勝負を繰り広げている。
開幕はC大阪に0-2。2節は福岡に1-2と惜敗したが、3節は甲府に1-0の勝利。1勝2敗の戦績も相手を考えれば悪くはない。
ゲーム内容自体少し下降線をたどっている気はするが、3連勝でもおかしくないゲームをしていた。
今節は甲府戦の勝利で勢いにも乗っているだろうし、チーム全体の雰囲気もいいだろう。
「システムにはこだわっていない。変えるかも」と木山監督は甲府戦後に広島対策を示唆しているため、なにか策を練ってくる可能性もある。


水戸の攻撃は、19番西野をターゲットに、9番荒田が周囲を動き回る2トップが中心となり、左サイドは広島皆実高出身の堀が、右サイドはSBの金澤が、なかなか鋭い突破、クロスを持っている。
そこに浦和からレンタル移籍中のテクニックにたける赤星とダイナミックなビジュが絡んでくる。
攻撃にかける人数も多く、決定力のある絶対的なストライカーはいないが、手数をあまりかけずシンプルな攻撃を仕掛けてくる。
守備は、引いて守るという考え方ではなく、前から結構プレスに来る。
「高い位置で奪って速く攻めたい」という狙いがしっかりとあるため、広島の最終ラインにもおそらくプレッシャーにくるだろう。
ただ、CBの2枚は若干個人技の勝負に弱いかなという印象を受ける。そこは狙い目になる、龍一も前を向かせてもらえる場面が出てくるだろう。


広島は、まず立ち上がりは慎重にいくだろう。まずは我慢だ。
両サイドの主導権争いで優位に立てれば、かなりゲームを優勢に進めることができる。サイドの攻防は非常に重要なポイントだ。
が、そうならずとも、我慢して隙をうかがいたいし、隙を与えたくはない。
中盤の選手のクオリティは明らかに広島が上。前線もそう。
チャンスは必ず少なくない数つくれるし、「焦らず、チャンスを決めればいい」という今までどおりのゲームプランでいい。
ビジュを守備に専念させることができれば、水戸の攻撃も迫力を失うことになる。
ポゼッションしながら、中盤のトライアングルが流動的に動いて相手のプレスをかいくぐる。また洋次郎が2トップと近い位置でプレーできれば、水戸は最終ラインを下げるしかなくなるだろう。


ふたを開けてみないとさっぱりわからないが、今節がここまでの戦いの中で、一番難しい展開になるかもしれない。
ただ、ここで歩みを止めるわけには行かない。連勝はなんとしても続けたい。
そして、そろそろタツのゴールが飛び出してくれれば、言うことないのだが。
明日の広島には、期待するだけしていいと思う。

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2008年03月22日 00:00に投稿されたエントリーのページです。

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日程・結果

39節 vs湘南(H) 2-0


天皇杯 3回戦 10/12
 vs大阪体育大学(秋田)

41節 10/25 vs鳥栖(H)

天皇杯 4回戦 11/2
 vs東京V(西が丘)

42節 11/9 vs仙台(A)

43節 11/22 vs草津(H)