むらさき: 2007年09月 アーカイブ

« 2007年08月 | メイン | 2007年10月 »

2007年09月 アーカイブ

2007年09月02日

J1 24節 vs横浜FC
うれしいんだけど

前半を終わり、「何をやってんだ」失望に限りなく近い感情を抱いた。
ペトロヴィッチ、そして選手たちが口々に話していた、「このゲームの特別さ」をプレーで表現していたとは思えなかったからだ。
でも、まあ勝ったからいいよ。そういうしかないゲ-ムだろう?
まず勝利を大優先に求めてはいた。でも内容も、得点差も、求めたかった。最下位の横浜FCが相手なのだから。
う~ん、広島にそれを求めるのは間違っているのだろうか。
今回のゲームを見る限り、今の順位を考えても、間違っていたと言うしかない。
5月19日以来のアウェイでの勝利だ。うれしい、めちゃうれしいのだが、なんかが歯に挟まっている。


ウェズレイ、寿人、駒野。
この広島3大プレーヤーによって、広島に勝利がもたらされた。
横浜FCは、監督交代が間違いなく吉と出ると思う。いいサッカーをしていた。
だが、ウェズレイはいなかったし、駒野も寿人も横浜FCにはいなかった。そしてミスが多かった。
サッカーとは、多くの時間を狙い通り進めても勝てない理不尽なゲームなのだ。
横浜FCにポゼッションで劣り、引いて守り、相手のミスに乗じてチャンスを作り出す広島。
この勝ち方は、広島らしい勝ち方ともいえる。
が、もっと、もっとだ。圧倒して勝ちたかった。


このゲームのMVPは、寿人で異論はないと思う。
選手に熱を感じなかったと書いたが、それは寿人以外の選手のこと。
あの決勝ゴールをお膳立てしたプレーだけでなく、最初から最後までピッチ上で戦い、勝利にこだわっていたのは寿人だった。
寿人は常々ゴールに対するこだわりを口にするが、それ以外の仕事の、できることをすべてこなしている。
僕は以前、もっと寿人が守備をしないとダメだと書いたし、心底思っていた。いろんなところでそういう論調が多かったと思う。
それを見返すという気持ちは寿人にはなかったと思うけど、かなり変化した。
僕はこういう寿人が好きだ。この寿人をいつも見たいと思う。
なぜ最後のスライディングが届かないのか、可哀相だ。


そしてウェズレイ。やっぱりものが違う。(FKはさっぱりだけど)
この日も9本のシュートを放ち2つをゴールに沈めたわけだが、このシュートに持ち込める力とシュートの技術が、今の広島の選手では太刀打ちできる選手はいない。Jでも指折りだろう。
今さっき書いたように、FWにはこういった点を取るための仕事の他にも、たくさんの仕事がある。
でも、ウェズレイはそれをしなくてもいいと言っていいほど、広島の中では稀有な能力を有しているんだ。
陽介や浩司らは、自分たちのマイナス面をウェズレイに補ってもらえるのだから、その分走るべきだろう。そうするしかない。それがチームというものだとも思うし。
確かにウェズレイへの依存度は高すぎるが、あの力は頼って最大限使わないと、もったいない。


ディフェンス面に話を移せば、ストヤノフのリベロはよかった。
ボールをキープした時の落ち着きが違うし、いいロングボールを配給していた。
そして強さがある。玉際の強さ、簡単に抜かれない強さがある。
もう少し連携が高まれば、守備面攻撃面の両面が大きく向上するはず。
ストヤノフが好パフォーマンスを見せ、今後に期待を抱かせる内容だったことはうれしい。
だが、戸田の左ストッパーは、戸田が死んでいた。
ボランチに入って急にイキイキしたように、戸田はピッチの中央に立たせた方がいい。それがよくわかった。
ストヤノフをリベロにするなら、戸田はボランチに上げるべきだ。


そうなれば、中盤の1人が出場できなくなる。
でもこれは健全な姿だと思う。
ペトロヴィッチは、システム変更も視野に入れているようだから、今後どうなるかは読めないが、健全なポジション争いが行われる環境を作ってほしい。
今現状で調子のいい選手、チームに貢献できる選手をピッチに立たせてほしい。
桑田はピッチを去りながら、何を思っただろう。
ペトロヴィッチには、一度頭をリセットさせて、システムや選手の配置を考え直してみてほしいと思う。
一誠はいいプレーを続けている。ハンジェももっとピッチで見たい。
健全な競争をチームにもたらしてほしい。


次節浦和戦は、2週間のブレイクをはさんで行われる。
代表で陽介とアオ、駒野と寿人が連れて行かれ、またもチーム状況はあまりよくない中で戦わなければならないことになるだろう。
遠征帰りにみんなと話していたが、当然かなり厳しい戦いが予想される。
だから、この2週間でできる限り最良の準備をしてほしい。
いつ以来だっけ?浦和に勝ちたい。
横浜FC戦に勝利したことで、また少し下を見ないですむ。
だけど、まだまだ楽観できるわけではないし、何より残りのシーズンを一気に好転させるため、これ以上の相手はいないんだ。
まずは、身体も気持ちにもしっかり休みを与え、もう一度やってやるんだ、という気持ちを再度確認し、チーム全体が浦和に勝つという自信を持って挑んでほしい。
2週間あるんだ。期待したい。

2007年09月09日

クラブと代表
貢献できる選手を

シーズン当初は、陽介がオリンピック代表に名を連ねるとは、そうなればいいなという程度の希望でしかなかった、けどいまや大注目選手、救世主扱いだ。もちろんアオも立ち上げ当初から名を連ねている。
駒野はオシムのチームの完全レギュラーで、寿人はこれまで招集から漏れたことがない。
今回の両チームの遠征にも、4人ともお呼びがかかりチームを離れていった。
今シーズンの広島は、代表に選手が取られるという状況にかなり苦しめられている。


もう、「代表に選手が取られ難しい」はペトロヴィッチの口癖にもなった。
とくに6月入ってから、漏れることなくついてくる各カテゴリーでの代表マッチのスケジュールはすさまじく、2勝7敗2分という散々な成績となって広島は煽りを受けたのだから、ペトロヴィッチの言い分も、わからなくはない。
駒野と寿人はリーグ戦全試合に出場を続けてくれてはいるけど、とくに駒野はそれだけで奇跡に近い。
最近浦和の阿部が離脱したが、いつああなってもおかしくないほどに、追い込まれていると思う。


アオも、今シーズンは常にコンディションとの戦いだ。
シーズン序盤からベストの状態で臨めたゲームは数えるほどしかないだろう。
陽介も、オシムに呼ばれ、トゥーロンでフランスへ行き、カナダでU-20W杯を戦い、今回はサウジアラビアへ旅立った。
もう今年だけで地球を一周しそうな勢いだ。
「疲れているか?コンディションは?」とかいう質問は、もう聞く必要さえない。


代表に招集されることは、悪いことではなくて良いことだと思う、基本的には。
事実、W杯やオリンピックに広島の選手がいないと、さびしく感じる。
だが、こうもシーズンに影響を受けてしまっては、ペトロヴィッチでなくても、文句や嫌味のひと言ふた言はいいたくなる。
クラブと代表は、僕にとっては平日と休日のようなもの。
日々の平日が充実し楽しいからこそ、休日も楽しめる。
平日がうまくいかなければ、休日が鬱陶しくさえなってくるんだ。


もういまや、代表で強い日本は見たいが、それは4年に一回でいい、という人が多いと思う。
別にアジアカップで優勝しなくても腹が立たないしニュースにもならないが、W杯の出場を逃したりすると、頭にくるどころではなく、日本サッカー沈没とさえ騒がれかねない。
オリンピックにも出場してほしいが、自分のクラブの選手が出ないなら別に興味がない、という人も多いだろう。
選手は人それぞれだろうが、やはり代表チームには大きな意味を見出している選手が多いと思う。
一時ほど海外志向を選手の口から聞く回数が少なくなったとは思うけど、依然それは強いはず。
そのためにも代表は欠かせない資格になるから、ぜひともチームに入り結果を残したいと意気込むのは当然だろう。


クラブと代表の関係は、今に始まったことではないが、その価値観が変わってきているのは事実だ。
それは、選手にとってより、周りの人々にとって大きく変わったと思う。
青いユニフォームのブランドがどんどん弱くなり、自クラブがとても愛おしくなった。
闘莉王を味方ではなく、敵と思っている人の方が圧倒的に多いはず。
巻を崇拝している人より、ウェズレイやワシントン、ジュニーニョを神と思っている人の方が圧倒的に多いはずだ。
自クラブの敵は敵。日本代表より自クラブの選手がアイドルになっていると思う。


で、いいたいのは広島のこの中途半端な順位と代表選手の多さだ。
必ずしも比例するべきだとはいわないが、ここまで開きがあるのは納得できない。
まあ、その理由はわかる。広島のサッカーは、まず走ることが重要であるからだ。
これは今まで何度も書いてきたし、ナビスコ鹿島戦の第1戦や21節大分戦で明らか。
しかし、代表組のコンディションが整わないことで、中心選手が走りきれない。という事態が続いたことで、敗戦を重ねてしまった。
それと、ペトロヴィッチの異様なまでのレギュラーメンバーへの信頼というか、起用し続ける拘りも災いした。
どんどん疲れはたまり、負けることで蓄積されていくばかりだった。
もっと思い切って休めることができたなら、今頃チャンスをもらった選手がもっともっと台頭して、チームは活性化されていたと思う。


次節浦和戦も、もう今シーズンのテーマとなっている、【代表選手が直前に合流し、コンディションもごまかしながら。準備もままならない】上での戦いになる。
代表選手は、代表に呼ばれるだけあって個人能力は高い。変えたくない監督の気持ちもわかる。
確かにベストコンディションが整えば、彼らがゲームに出場すべきだと思う。
しかし、広島のサッカーは、まず走らないといけない。
どんな個人能力よりも、とくに中盤は運動量こそが必要なんだ。
だから、僕はコンディションを優先させて選手をピッチに立たせるべきだと思う。


土曜日のトレーニングマッチでは、一誠が好調を続けていることを見せつけ、平繁も一時期のキレが戻ってきているように見えた。
浩司もポジションの危機を少なからず感じているのであろう、もう復帰した。
代表選手の疲労と、彼らのモチベーションとを比較して起用するならば、僕は後者の一誠や浩司を選ぶだろう。
チームの総合力が低いため代表選手に依存してきたが、そのチーム力が低い現状を作ったのは、控え選手にチャンスを与えなかったペトロヴィッチだともいえる。
ペトロヴィッチに今望むことは、戦術的なことではない。サッカーを否定するつもりはまったくない。
チームにより貢献できる選手をピッチに立たせてほしいということだ。

2007年09月16日

J1 25節 vs浦和レッズ
前進しなければ

こんなゲームを今シーズンはたくさん見させていただいてるけど、このゲームはその中でもひどい部類だ。
失点の内容は、今シーズンのフルコース。余すところなく披露してくれた。
DFラインの前で相手に自由を与えてスーパーなシュートを叩き込まれ、ミスが失点を招き、華麗なカウンターを見事に浴びてしまい、ゴール前での玉際の弱さを露呈した。
何だこれは。
チームというものは、日々進歩していかなければならないのだろうか。
進歩していると感じることができた人が、監督・選手・サポーターたちみんなの中で、誰か1人でもおられたのだろうか。


確かに、浦和に勝っていないというジンクスだけでなく、浦和の戦力と個人能力の高さを考えても、戦前に広島の勝利は正直考えづらかった。
そのイメージが沸いてこなかった。
ペトロヴィッチが今週の練習から我慢を選手たちに強調していたように、勝利するゲーム展開を予想するならば、0-0で出来るだけ長い時間ゲームを進め、2トップの力で1点を奪い逃げ切る、というものしか浮かばなかった。
そして、そのプランは、選手みんなが理解してこのゲームに臨んだと思う。


だが、12分に先制ゴールを奪われた。
いやそれ以前に、広島の守備が機能していなかった。だからこのゴールもそう遅かったわけではない。
どういった戦いがしたいのか、チーム全員が理解していたはずだ。同じ絵を描いていたはずだ。
なのに、身体が重くて動かなかったのか。それとも、その理解の仕方に相違があったのか。相手がどうしようもないほど強かったのか。
まあ、原因はすべて当てはまるんだろう。
チームとして戦えていない。みんなバラバラ。
もうこんなゲームを何度も見てきた。なぜこうなるのか。前節横浜FC戦は、寿人が走ったから勝てたのに・・・
悲しいが本音を言うと、浦和に勝つには運も絶対に必要だった。
ただ田中達也のゴールが決まった瞬間、その運が広島にはないことがわかった。
僕は12分で、このゲームの勝利は愚か、引き分けさえも諦めた。


まあ、もしウェズレイが決めるべきところを決めてくれていればと思う。
31分のCKからヘディングシュート。53分のサイドネットに突き刺さったシュート。
どちらも決めれば、ゲームの流れは大きく広島に傾いた可能性はある。
しかし、ウェズレイの決定力を責めるのか。目下得点王だぞ。
PKを外しもしたけど、ウェズレイにはここまで感謝しなければいけないはずだ。
ウェズレイがゴールを決めないと勝てないのか?それも1つじゃ足りないのか?
ウェズレイには気の毒だと思うが、答えはイエスと言うしかないのが、広島の現状だ。


あ~あ、広島サポーターにとっては、飽きたどころか苛立ちさえ沸いてくるだろう、ペトロヴィッチの「つまらない失点が多い。チャンスは多く作った」という敗戦の弁。
ここで少し思い出してほしい。
広島の好ゲームを見たのはいつだっただろう。
僕は、21節大分戦を思い出す。さらに振り返れば、ナビスコカップ決勝トーナメント第1戦の鹿島戦だ。
異論はないでしょ。
このゲームで、誰がピッチに立ったか思い出してほしい。
ハンジェがいて、一誠がいて、桑田がいたんだ。


何が言いたいかというと、走れる選手がピッチに立っていたとうこと。
走れる選手こそ、ペトロヴィッチのサッカーには貢献できるということを、このことが示しているんだ。
誤解しほしくないが、陽介や浩司やアオが走れない選手だと言っているわけではない。
ただ彼らは走れない状況だった。
ペトロヴィッチはこの日の陽介に対して、「疲れているのはわかっているが、決定的な仕事ができる選手」と言ったのは、わからないでもない。
僕もそう思う。一誠や桑田には出来ないことが陽介には出来ると思う。
ただ、チームに貢献できる選手は、結果が物語るとおり、走れる選手なんだ。


僕は、今日ピッチにたった11人が、広島に在籍する選手の中で一番上手い11人だと思う。
だが、適材適所ではないし、ピッチにたった選手が現状のベストだとは思わない。
カズのことはもう言うまい。
ストヤノフが左ストッパーで機能したか。永井に走り負けては、どういえばいい。
寿人と駒野はどんなにコンディションが悪くても、ピッチに立たせる資格はある。それだけの結果を彼らは残してるし、変わりの選手はいない。
ただ、陽介とアオのポジションには、結果を出してきているハンジェや一誠がいる。
ペトロヴィッチの頑固さは、確かに陽介やアオを成長させている。彼らにとってこの経験は今後の大きな糧になると思う。
ただ、ベンチに座っているハンジェや一誠は何を思うだろう。


今節の負けによって、広島の順位は14位になった。
22,675人と目標の3万人より下回ったが今シーズン最多の観客が集まった中で、選手たちは何を見せることができた?
順位や結果はある程度仕方がない。その過程を見せることができるのがサッカーなのに。
つくづく、悔しく情けないゲームをしてしまったと思う。
降格争いの中にいるの大宮と甲府とは、8ポイントの差。
そこまで危機を煽る状況ではないが、次節甲府戦に負ければ、そうも言ってられなくなる。
ペトロヴィッチは正念場を迎えた。
次節の準備に対しては、まったく言い訳の許さない状況であるから、このゲームでペトロヴィッチの真価が問われることになるだろう。
「つまらない失点」をどう減らすのか。もう無視して過ごすことは出来ない。
「いつもどおりというか・・・」という佐藤の言葉は心の底から沸いて出てきた言葉だ。
進歩し前進しなければ、チームとして今シーズンは何を目指して戦っていることになるのだろう。

2007年09月21日

J1 26節 甲府戦プレビュー
戦いに行け

甲府戦のプレビューを書くなんて、ほんと、骨が折れる作業だ。
率直に、僕の予想というか願望でもあるんだけど、勝つと思ってるし、負けることはないと思っている。
根拠は?と問われると、そんなたいそうなものはない。
ただ、なんとなくだ。
広島は、現在の順位での下のチームには負けていない。
(9位以上のチームには勝っていないが・・・)
弱いチームには、2トップの力でねじ伏せることができている。
だから、勝つと思う。勝ってほしい。勝たんとやばい。


今週は、久しぶりに全員が揃って練習ができた。
ウェズレイと陽介がコンディション調整のため、揃ったのは木曜からではあったが、代表の寿人と駒野は、約1ヶ月ぶりに吉田でゆっくりと調整することが出来た。
これは、いいことだったと思う。
水曜木曜の練習では、ペトロヴィッチは具体的な甲府対策の練習を行い、準備を進めてきた。
これは8月の連戦中はできなかったこと。
チームの意思統一をすり合わせる時間があったわけで、この期間が悪い方向へいくはずがないと信じたい。


選手は、甲府戦はやはり守備がキーワードになると語っていた。
僕もそれに異論はない。もう失点は極力見たくない。
しかし、一体どうやって守る?イリヤンとは馴染めたのか?
前線から中盤の連動した守備こそが大事だと思うが、その結論はチームとして出たのだろうか?
具体的な答えは出ていないように思うし、いきなりうまくいくとは、なかなか思えない。
ただ、寿人が「まず守備」と言っていた。おそらく走り回ってくれるだろう。
個人の頑張りが結論ではあまりにもさびしいが、今は戦術的な決め事を作るよりも、ただ個人が精一杯頑張ることが解決への近道だろう。
今まで、さんざん走れないと勝てないと書いたが、甲府戦は18:30キックオフだ。
走れるだろう。


ただ、守備を意識するあまり、攻撃へ二の足を踏んではいけない。
2トップへのフォローが遅れれば、ボールを失うことになる。そうなれば守備の時間が増える。広島のゴール前は、とっても危険。いつ何が起きてもおかしくない。
僕は、速く攻める時間をいつもより極端に減らし、2トップはキープすることを第一目標に、ディフェンスラインは、相手を馬鹿にするぐらいパスをつなぎ続ければいいと思う。
もう、見てくれではなく、勝ち点がほしいんだ。
極論で言えば90分ずっとボールを回し続けよう、と思っても、ウェズレイにはシュートチャンスが必ず訪れるだろうし、その他にもチャンスはできるはずだ。
そこをきっちりと決めればいい。
浦和戦はウェズレイの日ではなかったが、その責任を感じているウェズレイが、沈黙するはずがない。
点は取れると思う。


小瀬では1点も取れていないとか、茂原が広島戦にいいプレーをしやがるとか、なんだか嫌なことを言おうと思えばいくらでも出てくる。
甲府にして見れば、残留のためには、このゲームでの勝ち点は最低必要条件だ。死に物狂いでくるだろう。
その気持ちを広島は上回らなくてはならない。
それを個人個人が見せることで、チーム一丸という言葉になるんだ。


「サッカーをするためじゃなく、戦いをするために行った」(戸田)昨シーズンの福岡戦。
広島はぶさいくなゲームで勝ち点を手にした。
ウェズレイウェズレイで守り倒して勝った。
僕はそういうゲームが見たい。
戦いに行かなければ、やばい。

2007年09月23日

J1 26節 vs甲府
どうするんだ、ペトロヴィッチ

このゲームは、大エースウェズレイがまったくさっぱり全然、バッドデイ、だったのだから、広島は負けてもしょうがないのだろう。
広島はそういうサッカーをしてきた。受け入れるしかないのかもしれない。
ただ、それではあまりにも情けない。ツライ。
確かに、プレビューでぶさいくなゲームを見たいと書いたが・・・
この結果には、打ちひしがれた。
甲府にさえ負けた。やりきれない。


同点にされた直後の56分、駒野のドリブルがもつれ、ウェズレイの前にこぼれた。
フリー。だがウェズレイのシュートは枠の外へ飛んでいった。
85分、PA付近で前を向いてボールを持った陽介が、相手にドリブルで仕掛けた。
しかし、抜き去ることができず、カットされてしまう。
この2つのプレーは、このゲームのハイライトだったと思う。
浦和戦後、ペトロヴィッチに陽介の評価を聞くと「疲れているのはわかっていたが、陽介はその中でも決定的な仕事ができる選手なので」という言葉が返ってきた。
そう、ウェズレイにしても、陽介にしても、決定的な仕事ができるからピッチに立っている。


しかし、前述の2つの決定的場面で、彼らは仕事ができなかった。
原因がなんなのか。そんなこと知ったこっちゃねぇ。
そういう日もある。と言ってられる状況ではない。
彼らは、ピッチに立っている意味を、なさないプレーをしていた。
走れないトップ下と神に見放されているストライカーがいては、チームスポーツであるサッカーで、チームが機能するはずがない。
負けるべくして負けたと、僕は思っている。


まあ、選手個々は頑張っていたと思う。
アオや浩司は、甲府のパスワークに振り回されながらも、切れずに走っていた。
寿人も守備に走る量は今までのゲームより多かった。
カズ、戸田、ストヤノフの3バックも、集中力を最後まで保っていた。
個々が頑張っていたからこそ、甲府にゲームを支配されながらも、前半をリードで折り返し、88分まで同点でいられたんだ。
選手個々は、戦っていた。(こんなこと当たり前だが)


しかしいくら頑張ろうと、甲府程度のプレッシャーを受けてボールが前に進まず、苦し紛れのロングボールが多くなっては、広島ペースのゲームになるわけがない。
前半はまだ運動量があったからなんとかなったが、ゲームを通して基本的にはこの展開だった。まったく修正できなかった。
何か打つ手はなかっただろうか?
この疑問は、怒りと共に誰もが沸き上がってきて当然だ。


自分たちのサッカーをやろうとしてもできない時、できなくなった時、広島はそのままだ。
選手の間で解決へ導くこともできなければ、監督から具体的な指示が送られることもない。
そして、選手交代で状況を変えることもない。放置される。
だから、ゲームが終わりに近づけば近づくほど、どんどん悪化していき、DF陣が決壊する。
もともと屈強なDF陣ではない。結果は見えているのに。
さて、残り8ゲームしかない。ペトロヴィッチはこれからどういう選択を見せてくれるのだろうか。


いやな言い方をすれば、5位だろうと15位だろうと、さしたる変わりはない。
だから今までは、負けても良かった。
ただ、15位と16位では大きく異なる。天と地だ。もう負けは許されない。
16位甲府とは勝ち点差5。その甲府に息を吹き返す可能性のある勝ち点を与えてしまった。
今のチームの流れを考えれば、この勝ち点差5は本当に僅かな差だろう。
正念場がきてしまった。


何かを変えなければいけないのは明白だ。
しかし、ここきて引っ張り続けた陽介を外してしまうのだろうか。
だとすれば失望する。今まで失ってきた勝ち点がまったく意味がなくなる。
どうすればいい?僕は今となってはベストな解決法なんて思いつかない。
今まで放置してきた問題は、もうどう手をつければいいのかわからないほど、膨れ上がってしまった。
ここまで信じ続けてきたのなら、今のメンバーと心中するか。それもペトロヴィッチらしい気もする。
変化を施し、例えば一誠やハンジェをピッチに立たせるか。
ただし、そうすれば勝てるという保証はない。
いまさら陽介を切り浩司を切って、勝てばいいが、負けるともうどうしようもない、真っ暗だ。


希望を見い出すならば、チームが結束すること。こんな抽象的なことしか出てこない。
このゲームでも選手は頑張っていた。ただ、それは個人としてだった。
まず、みんなが結束することだ。
かっこ悪いことを言うが、サンフレッチェとは、三本の矢が~~だ。
個人個人が頑張ることは最低条件。その力をチーム全員でまとめなければ。
その方向性を示すのが監督である。
昨シーズン残留を勝ち取った力は、ペトロヴィッチが作り出した結束だった。
しかしその手腕は、今となっては信じることは出来ない。あれは監督交代による新鮮さからか。それともたまたま、奇跡だったのか。
本当に情けない、やりきれないが、その答えがわかる。


まさかこんなことになるとは、想像することさえできなかった。
どうするんだ、ペトロヴィッチ。

2007年09月28日

J1 27節 鹿島戦プレビュー
信じること。責任を持つこと。

降格という文字を、現実として受け止めなければならなくなった。
それを避けるために、残り8ゲームは存在する。
これが現実だ。


残留争いの先頭集団を突っ走った昨季と比較してみても、今の状況はいいとは言えない。
昨季は、26節終了時点で26の勝ち点を奪い、15位につけていた。
今季は29の勝ち点を獲得して順位は同じく15位だが、道のりが違う。
昨季は夏にペトロヴィッチ就任という起爆剤を得て、上昇気流の中で後半戦の勝負どころを迎えたが、今季は前半戦で奪った勝ち点がこの順位を支えてくれている。ジリ貧だ。
6月からの13ゲームで勝ち点8。この事実は重い。
残留するためには、最低でもあと10は勝ち点がほしい。
残り8ゲームで勝ち点10。やらなければならない。
そのために、今の広島にとって、もっとも必要なものはなんなのだろうか。


ペトロヴィッチは、現在のサッカーを変えないと断言した。
システムや選手を変えないということだ。
負けている時はいじりたくなるものだが、この信念にはもはや感服するしかない。
甲府は2トップを試み、神戸は大久保をFWに起用して連敗を脱出したが、変えればいいというものではないことも確か。
負けるところころ変えてしまい、それが逆の影響を及ぼすこともある。
変えないということも、ここに来ては1つの大きな変化といえるだろう。
これが英断であったかは、この立場に立ってしまった以上、結果でしか示されない。


この決断を、僕は尊重しようと思う。信じようと思う。
なぜなら、広島に必要なのは、まず信じることだからだ。
クラブは監督を信じている。トップに位置する監督が、ここまで選手を信じ切っている。
だから選手たちは、チームメイトを信じ監督を信じることから、まずはじめるべきだ。
そして、サポーターもチームを信じて、一体感を出して戦うべきだと僕は思う。
残り8ゲームしかない。
みんなで一丸となれば、残留というハードルは広島にとって高いものではないと思う。


チーム状態は、一時期のコンディション不良というどうにも手の打ちようのない状態からは脱しつつある。
前節甲府戦の敗戦を引きずっている選手もいないように見えた。
危機感をつのらせ、プレッシャーを感じているのは当然だろうが、これは昨季も経験しているし、下を向いている選手はいないはずだ。
自分たちのサッカーという、やるべきことがはっきりしているのも大きいと思う。
やらなければいけないことは、整理できているはずだ。


鹿島と戦うという戦術的視点で見れば、不安要素を少なくない数を見つけることはできる。
だが、そんなものも無視していいと思う。敵は相手ではない。
どれだけ自分のやらなければならないことをできるかだ。
彼らはプロだ。それを示してもらいたい。
いまさら、コミュニケーションだとか、コンビネーションだとか、そういうなまぬるい問題ではないと思う。
個人個人が責任をもって、勝つこと。これに尽きる。
広島というクラブの命運は、ピッチに立つ11人が握っているんだ。


今必要なことは、信じること。そして責任を持つことだ。
1人が負けることでチームが負ける。1人が勝つことでチームが勝つんだ。
その勝負に勝つという前提で、選手たちは次の行動をとればいい。判断を下していけばいい。
信じるとはそういうことだと思う。責任を持つということも、そういうことだと思う。
カバーに走る必要性はある。負ける時もあるだろう。
だが負けなければ、カバー行く必要なんてないんだ。
まず、そういう気持ちでプレーしてもらいたい。


後もう1つだけ、残り8ゲームで重要な要素がある。
それは采配だ。
ゲーム前に信念を崩さず、自らを貫くのはいい。
ただ、ゲーム中は予期せぬことも起こる。その状況状況で改善しなければ、勝ち点を奪うのは難しい。
選手の判断では限界がある。
監督が冷静な視点でゲームを分析し、最良の手を打たなければならない。
それに選手が応えることも大事だ。
采配という要素は、勝ち点に大きく影響するだろう。


鹿島。現実的に勝つのは難しい相手だが、勝てない相手ではない。
当たり前ではあるが、「気持ちの部分でいくらでも変えることはできると思う」(佐藤)。
気持ちが上回らなければ、話にならない。

About 2007年09月

2007年09月にブログ「むらさき」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2007年08月です。

次のアーカイブは2007年10月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

2008年10月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

日程・結果

39節 vs湘南(H) 2-0


天皇杯 3回戦 10/12
 vs大阪体育大学(秋田)

41節 10/25 vs鳥栖(H)

天皇杯 4回戦 11/2
 vs東京V(西が丘)

42節 11/9 vs仙台(A)

43節 11/22 vs草津(H)