むらさき: 2007年07月 アーカイブ

« 2007年06月 | メイン | 2007年08月 »

2007年07月 アーカイブ

2007年07月02日

J1 18節 vsアルビレックス新潟
一丸となれ

もはや危機的状況に陥った、と言うしかない。
今節のゲームプランであったろう、「守ってカウンター」という、このチームの原点であり、最大の強みである戦い方を試みても、新潟相手に手も足も出なかった。新潟相手に・・・
重症だ。
とくに前半、驚きの酷さだった。悲観的にならざるえなかった。
この敗戦に受けたショック、とてつもなく大きいものがあった。


問題を挙げろというなら、たくさん列挙できる。ほんとたくさん。
でもやめとく。
次の機会にしようと思う。
次回は6月勝ち点1の理由を、僕なりに想うところがあるので書こうと思う。


というほど、今の広島には多くの問題がある。
だが、終わってみればスコアは1-2。
「少しのラッキーがあれば引き分けに持ち込むことができた」(ペトロヴィッチ)ゲームだったのも事実だ。
ウェズレイのシュートが10cm下にずれポストに当たっていれば。
FKが1本沈めば。
千代反田のゴールライン上でのクリア、もしかしたら入ってたのでは?
勝てた、とはあまりにも図々しくて言えないが、ほんと少しのラッキーが微笑んでくれればよかったんだ。


戸田、いやとくにカズだ。
後半に見せた開き直りというか、鬼気迫るほどに体を張ったディフェンスは素晴らしかった。あそこまでリスクを背負いながら後半1失点に切り抜けたのだから、高いポテンシャルがあるのは間違いない。
前半の沈黙を破り、後半ゴールへと突き進んだ駒野の価値はもう言うまでもない。
2トップはJ最強。これも異論はない。
浩司も攻撃面で珍しくいいところを見せた。やっぱり能力はあるんだ。


チームがバラバラで90分間ギクシャクしたサッカーをしておきながら、結果、絶好調の新潟にビックスワンであわやのゲームができたんだ。
個人の能力がある、ということだと思う。
だからこそ、悔しい想いがいっそうつのるし、やりきれないのだが・・・
このチームは伸びしろを大きく持っている。
チームになれたら、昨シーズンの5連勝以上の力は間違いなく発揮できる、はずなんだ。


前半戦を終わり13位。
「危機的状況、悪い悪い」と言われている千葉がすぐ下にいる位置に広島はやってきた。
開幕で殴り倒してやったF東京には抜かれてしまった。
「目標は25ポイントだった」ペトロヴィッチ監督は、そのポイントにチームを導くことはできなかった。
(なんて低い目標だ、と突っ込みたくもなるが)
本当に残念でならない。


だが、ここでもう一度仕切りなおし、一丸となって反骨心を見せてもらいたい。
まだ半分が終わっただけだし、これからも続いていくのだから。
今チームが危機的状況なのは間違いない。バラバラだ。
ここは監督の手腕、それに期待するしかない。

2007年07月04日

6月勝ち点1の理由
ペトロヴィッチの誤り

6月の4ゲームで勝ち点1に終わってしまった。
とても信じられない結果だが、こうなった理由はあると思う。
確かに運の存在も少なからず影響を及ぼしていると思うが、それ以上に広島には勝てない理由があったと僕は感じている。


振り返れば5月は素晴らしい月だった。
横浜FCにショッキングな星を落としてしまったが、この敗戦を糧にして6勝1分という成績を残した。なんと、ナビスコカップ決勝トーナメント進出というクラブ史上初の快挙まで成し遂げたんだ。
そして、5月最後のホーム清水戦での劇的逆転勝利。
チームは生まれ変わり、どこまでも上っていきそうな予感を抱いた人は多かったはずだ。
だが、水を差すように3週間の中断期間がやってきた。


もし、たら、れば、を言わせてもらえるならば、この中断期間さえなければと思う。
とくに他チームより1週間延びた浦和戦の延期は痛すぎた。
最初は、トゥーロンに参加する柏木たちが出場できないからラッキーだと思っていたが、彼らは予選敗退してすぐ戻ってきた。皮肉なものだ。
6月失速の原因の1つ目としてこの中断期間、そして過ごし方に問題があったと思う。


U-20組3人プラスA代表に佐藤と駒野を持っていかれ、俊介と上野が去った。
トップチームの向上に当てられなかったペトロヴィッチは、若手を集中して鍛える時期とし、まあ休みを入れながらだが、ハードな練習を行った。
そして、身体が重いままトレーニングマッチを組んだ。
こうやって、3週間を過ごした。


だが、この間行われた3つのトレーニングマッチは、福岡に負け、愛媛と岡山には勝ったが、どれも褒められる内容のゲームではなかった。
原因は、ハードトレーニングによる身体の重さだ。
その影響でウェズレイとカズは離脱してしまった。
僕の考えだが、このトレーニングマッチを真剣勝負の場にし、勝つことを何より最優先すべきだったと思う。


ペトロヴィッチの考えはよくわかる。
疲れた中で何ができるかを見たかったのだろうし、若手に鞭を打ちたかったのだろう。
だが、いいムードで中断を向かえたチームが、このトレーニングマッチのパフォーマンスで、これでいいのか?という疑心暗鬼を抱くことになってしまった。
ここは、勝つのはもちろんいいコンディションで臨んで相手をボコボコニやっつけ、さらにいいイメージを叩き込んでおくべきではなかっただろうか。
いいムードが壊れ、勝っていた流れを捨ててしまった。


で、迎えた鹿島戦だが、前半素晴らしいサッカーを見せた広島に、離脱していた選手たちの偉大さを僕は改めて感じさせられたが、元々持っていた、今までごまかしていたDF面での課題が噴出してしまう。
次の川崎戦では、相手に助けられた面もありドローに持ち込んだが、次節神戸戦では、DF面の課題がもう隠し切れないことを痛感させられた。
この3ゲーム、確かに運がよければ勝てた、もしくは引き分けに持ち込めたゲームだったと思う。
決定力不足に泣いたのは事実だ。
しかし、僕はこのチームに対して決定力不足を問うのは間違っていると思う。


内容がよく、たくさんのチャンスを作っていたが決めきれず、もったいない失点をして負けた。
ペトロヴィッチの哲学では、前者がより問題視されていた。
しかし、後者のもったいない失点をもっと真剣に問題視する必要があったはずだ。
「このポジションにいるのいでゼロに抑えたい」(カズ)DF陣は後者をチームとして真剣に取り組むことを求め、ゴールも奪えチャンスも作れている攻撃陣は、俺たちが決めれば、という意識にかられ、より攻撃に比重を置いた。
チーム間の意識にギャップが生まれてしまったんだ。


それが、新潟戦でもろにあらわれ、バラバラになったチームが登場してきた。
どうしてもゼロに抑えたいDF陣。ボールをもらいもっとフォローもあればゴールを奪える自信がある攻撃陣。
「ギクシャクしたサッカーになってしまった」(浩司)のは誰の目に見ても明らかだった。
こうなってしまった要因は、ペトロヴィッチの中途半端さにある。
きっちり決めてくれ。我慢して守れ。
どっちをチームとして優先するのか、曖昧すぎた。


今のサッカーでは、失点してしまうDF陣を責めることはできないだろう。
Jの中でも、珍しいほどうちの2トップには守備が免除されている。
だからラインを低く構えざるえないDF陣の気持ちはわかる。そうなると、中盤と前線の距離も当然遠くなる。
きっちりつないでいくスタイルはもう他チームに完全にばれた。
プレスをかけると前へ運ぶことさえできなくなる。
そして、ミスが起きる。これも必然に近い。
こうなってしまっては、2トップは当然相手に徹底的に狙われ、フォローも遅く孤立する。


完全に悪循環へと追い込まれてしまうんだ。
今のサッカーをかたくなに続けていくなら、3点以上とるしかない。先制点は必須だ。
まあ、それを現実する力が2トップにあるのか?と言われれば、NOではないと思う。
やってみる価値はある。だが、ギャンブルだ。
新潟の戦い方を他チームは模範してくると思う。
相手の手の内にはまってしまう確率のほうが高いだろう。
リーグ戦を戦う上で、魅力的ではあると思うが、現実的な戦い方でない。


やっぱり、守備を立て直さないといけない。
チーム全体として守備意識を高める。それは2トップもだ。
まずここから始めるしかないだろう。
スーパーなDFを補強するか、中盤でつぶせてつなげる選手を補強するか。
だが、補強という言葉はあまりに現実的でない。
まず全員で守る。90分間守っていてもいつかはチャンスが来るだろう。
2トップは最強だし駒野もいるんだ。
点はいつか入るんじゃないのか?
だから、まず守るんだ。
この結論、悲しいが現実的だと思う。
しかし、広島は現実的にならなければいけない順位にまできてしまっている。


ペトロヴィッチは、攻撃的哲学でチームを組み立ててきた。
ここまで階段を上ってきたと思う。踏み外すことなくかなり速いペースで上がってきた。
だが、今は次の一段に足をかけるどころか、転がり落ちようとしている。
もういい加減、無視できないディフェンスという課題に、真剣に取り組まなければならないだろう。
ペトロヴィッチの手腕の見せ所だ。監督としての修正能力が問われる。
この課題に対して、どのような処方箋を持っていて、どうやってほどこしくるのか。
劇薬はないと思うが、何らかの治療はしなければならない。
その効果のほどが、今後また階段を上れるかどうかの大きなポイントになるだろう。
これも皮肉だが、せっかくの決勝トーナメントの舞台に主力がいない。
よってナビスコカップは、ペトロヴィッチの治療法を見る絶好の機会になると思う。
そして、鹿島との戦いが終わった後の2週間の過ごし方だ。
時間はある。どう立て直してくるのか非常に興味深い。

2007年07月09日

ナビスコカップ 準々決勝 1st.leg vs鹿島アントラーズ
チーム一丸

このゲームの勝因は何だったのか?
それはもう言うまでもなくチームがまとまれたことだ。これに尽きるだろう。
チームが1つになることが出来れば、素晴らしいサッカーを展開し、勝利することは難しいことではない。
たとえ主力が欠けていても、広島のサッカーの基礎はもうできているし、若手にも十分に浸透しているんだ。
そのことを証明できたといっていいと思う。


このゲームへ臨むにあたるキーワードは、チーム一丸だった。
前日練習では、練習後に戸田を中心にチーム全員で円陣を組み、一本締めで終わった。
選手たちの意気込みが形となってあらわれていたと思う。
そして、ペトロヴィッチのとった戦術もわかりやすかった。
はっきりとは言っていないようだが、守ってカウンター、を仕掛けることをチームに統一させることはできていたと思う。


寿人、駒野、陽介、さらには平繁と槙野もいない。そして6月の戦績は勝利なし。失点が止まらない。
この苦しい状況にあって、「まとまれるチャンス」(カズ)だった。
そして、やることがはっきりした。まず守るんだ。
FWのスタメンを勝ち取った桑田は、「まず守備から入ろうと思う」と頭の中を整理して臨むことができた。
迷いがなく、チームで共有でき、自らの意志でみんなが走ることができていたので、選手が躍動しているように僕には映ったんだ。
これはかなり久し振りのことだ。


ボランチを桑田が見ることで相手のパス回しを制限し、ぎこちない鹿島のパス回しを追い詰め、サイドで優位に立った。
「今日は前からの守備がよかった。守備は前からやるべきもの」とは殊勲の決勝ゴールを奪った公太の言葉だが、ここ数ゲームで劣勢になっていた左サイドが機能したことも、前線からの守備があったからこそだった。
「やるべきことが変わったわけではない」(公太)。ただ、桑田をはじめみんなが、やるべきことを理解して、やり遂げただけだ。


この前線の守備が機能したことで、ボールを奪う位置が高くなった。
これが広島が予想以上に攻撃に時間を費やせた要因だ。
高い位置で奪えれば、ウェズレイと浩司や一誠の距離が近くなる。桑田の奪ってからの飛び出しもとても有効的だった。
そして、サイドへの展開。そこからの崩し。スーパーウェズレイ様様ではあるが、あのサイドチェンジの放物線も久しぶりに見た気がする。
ハンジェも素晴らしいボールを供給し続けた、驚くほど。
ゴールは必然だった。いや1ゴールでは少なすぎたほどだ。


まあ、素晴らしいゲームだったから、たくさんの勝因はあると思う。
ただ、アオとカズの鬼気迫るほどのボールへの執着心、玉際の強さがこのゲームでの勝因の大きな要素だったと思う。
玉際の激しさとは常にペトロヴィッチが口をすっぱくして言い続けていることだ。
その玉際に勝つことは、もう局面での個人の戦いでしかない。
そこにアオとカズは果敢に勝負に挑み、勝っていた。
先制点もアオが2度スライディングをし、マイボールにしたからこそ生まれたものだった。
この姿勢は絶対忘れてほしくない。


勝った、とはいえまだ半分が終わっただけで、何も得ていない。
第2戦へ向かうにあたって優位な状況は作ることはできた。が、鹿島は小笠原や柳沢の復帰。ホームアドバンテージ。勝たなければいけないというわかりやすい状況などなど、第2戦への明るい材料も多い。オリヴェイラ監督のゴールを奪うための策も注目だ。
簡単なゲームにはならないだろう。
アドバンテージをあまりにも意識し過ぎてもいけないが、このアドバンテージを活かさない手はない。


これから1週間の準備がある。
広島は、この日のサッカーを変える必要もない。そのつもりもないだろう。
だが、ありとあらゆるケースが予想される。
鹿島にゴールを奪われた場合、どうするのか。その準備だけはしておきたい。
アウェイゴール制度がある。カシマスタジアムでは果敢に攻めてゴールを目指すのも1つのやり方としては面白いかもしれない。
ただ、何よりもまずペトロヴィッチには選手に迷いがない状態でピッチに送り出して欲しい。
それさえできれば、広島に怖いものはないんだから。

2007年07月16日

ナビスコカップ 準々決勝 2nd.leg vs鹿島アントラーズ
「下を向くことはないが・・・」

とても残念な結果になった。
僕はこの結果を受けてかなりダメージをおってしまったようだ。
今はその現実を徐々にだが受け入れはじめているけど、この傷は簡単に消えそうにもない。
ナビスコカップに負けた。
それは致し方ないと思う。ここまでよくきたと思うし、現状のメンバーでよく戦った。
下を向くこともないし、逆に胸を張ってもいいと思う。
が、やはり負けたという現実はショックが大きいもんだ・・・


台風と共に北上していった今回の遠征道中。
試合が延期される可能性もありながら、駆けつけた広島のサポーターの方々は大勢いた。
だが現地へ行くことを断念した人も多かっただろう。
試合は予定通り行われたが、すごい風の中で小雨が降り続ける悪条件だった。
広島にとっては、初の決勝トーナメントであり、ベスト4を決める90分が行われるアウェイでの記念すべきゲームだ。
もっと普通の条件でこのゲームに挑みたかった。
選手にもそれは言えるが、特にサポーターの方々に、(確かに残念な結果には終わったけども)たくさん駆けつけてもらい、この特別な舞台をみんなで共有できていたらと思う。
そうなれば、結果をも覆せたかもしれない。可能性はあっただろう。
天候のことを言ってもはじまらないとは思うが、残念でならない。


本当に風はすごかった。
風向きは一定せず、選手たちはとてもやりにくかっただろう。
この悪条件はピッチにたった22人が平等なので、どっちに不利有利は言えないが、たくさんの場数を踏んでいる鹿島の選手に有利に働いた部分は少なからずあったと思う。
この「経験」をもっとも感じたのは、このゲームから鹿島に復帰した小笠原だった。
落ち着きが他の選手とまったく違った。際立っていた。
鹿島は、小笠原がボールを触ることで落ち着き、小笠原が1点ビハインドで始まったゲームを焦らずコントロールしたことで、鹿島の選手たちは試合序盤から余裕を持ってプレーしているように見えた。


だが、うまくゲームに入ったのは広島だったと思う。
先週からメンバーを変えず戦い方も統一されていた広島が、しっかり跳ね返しウェズレイを基点にカウンターを狙う、という戦術に鹿島をはめ込みはじめていた。
しかし、マルキーニョスに抜け出され決められた先制点は、一瞬のスキをつかれて決められてしまった。時間も早かった。
崩されたわけではなく、一発の縦パスにやられてしまっただけに、悔いが残る。
3バックが並んでしまい、オフサイドを取りそこなってしまった格好になったわけだが、相手の抜け目のなさとそれを結果に変える能力を賞賛すべきだと思うが、あっさりやられたな、という今までの失点パターンの印象を抱かせるものだった。
2失点目もまったく同じだ。


迎えた後半、喜んでいいのかはわからないが、陽介と平繁がベンチに控えていてくれるのは頼もしかった。
そして後半頭から陽介がピッチに立つ。
桑田に代わってそのままFWに入ったが、戻ってきた陽介は陽介らしさを全快に見せ攻撃を活性化させてくれた。
だからこそ、ここからだ、という時のあの3失点目はあまりにも痛かった。
判定の問題は、文句を言いたい、と書くぐらいでは収まるものではない。
が、いつものように言っても仕方のないことなんだ。
ああいったプレーが起こった後の、中の対応が拙すぎた。
この失点も今季の広島を象徴していた。


陽介が入って可能性を大きく見出した攻撃は、平繁投入によりさらに活気付いた。
ターゲットがウェズレイだけでなくもう1人増えたことで鹿島CBに的を絞らせなくしたこと。平繁が個人で突破してくれたこと。陽介が中盤に下がり前を向いてボールをもてたこと。
この3点がゲームを動かし鹿島を自軍に釘付けにする。
そして、ウェズレイのゴールがやってきた。反撃の狼煙があがった。
その後も、いいチャンスを作り、ゴールが生まれそうな雰囲気を作り出した。
だが後一歩、本当に最後の最後の詰めに欠き、鹿島に逃げ切られてしまった。
これも今季の広島がもっとも頻繁に見せる姿だった。


鹿島の「決めるところは決める。守るところは守る」。という強さがよく現れた90分だったと思う。
逆に広島は、1戦目ももう一点を取るべきところで取れなかったし、このゲームでも3点をスキをつかれて奪われ、決めるべきところで決めることはできなかった。
鹿島は勝ち上がる資格のあるゲームをしたと思う。素直に思う。
小笠原と柳沢の復帰に、ファボンや中後も帰ってきたタレント陣を、オリヴェイラ監督はうまく使いこなしていた。
これから後半戦がとても楽しみなチームになった。


一方広島は、この2戦で敗れはしたがハンジェや一誠、桑田の台頭があった。チームの一体感も生まれた。
ペトロヴィッチのサッカーがチーム全体に浸透し、誰が出ても戦えることを示したし、若手が自信を持ったことで、今後の練習でも激しいアピール合戦が繰り広げられるだろう。
どこかでキャンプをするよりも、とっても有意義な2戦だった。
チームのレベルは深みを持ち、上昇したと思う。
それだけに、まだまだゲームをしたかったのだが・・・


今年は、決勝トーナメント進出という快挙を成し遂げた。
階段は一段一段登っていけばいいんだ。
来年はベスト4へ。そして、国立へと登っていけばいい。
そのためのステップという意味として、今回の鹿島戦を受けとめたい。
選手たちには、この悔しさは忘れてほしくないし、野望を抱いてほしい。
もう一皮向けることで、もっともっと大きな舞台へ立てるようになるんだ。
やらなければいけないことも見えただろうし、自分たちはできるという自信も少なからず掴んだだろう。
僕は自信を持っていいと思うし、胸を張ってもいいと思う。
頂点を見据えてもいいよ、と言われたが、まだ足りないものを教えられ、やらないといけないことを突きつけられた。
そんな2戦だったのではないだろうか。


こういう風にポジティブに捉えようとは思う。が、悔しい。
なんで、こんなに文句が言いたくなるような天候やら判定やらが影響して負けなくてはならないんだ・・・
どうせ負けるんなら普通に負けさせろよ。

2007年07月30日

J1 14節 浦和戦プレビュー
最高の舞台

浦和との相性は、よくない。
通算成績は11勝1分18敗と7つ負け越しており、1997年3月27日にビックアーチで上村、フォックス、藤本、久保のゴールで4-1と大勝して以来、勝っていない。もうかれこれ10年はたってしまっている・・・
さらには埼スタでは3戦3敗。いまだ1つも勝ち点を奪えていないスタジアムなんだ。
相性という言葉を簡単には使いたくないが、さすがに10年たっていると使わずにはいられない。


嫌な話をしたところで、ついでにもう1つ。
今節は累積警告のため戸田とカズが出場停止だ。さらには代表組の駒野と寿人の出場も危うい。代表に関しては浦和も同じなのだが、はっきりいって選手層のレベルが違う。ダメージを比べるまでもない。
今節12節は、浦和がA3参戦のため8月1日に延期されたもの。スケジュール発表当初はU-20がトゥーロンに招集されていたことから、広島にラッキーな延期だと思っていたが、結局トゥーロンでは予選敗退し早々に戻ってきたし、あの時期の浦和のチーム状況と、広島のチーム状況をを考えると・・・
この延期は、広島にとってどう考えても、いい巡り合わせとはいえない。


さて、どうしよう。
6月の悪夢を終え、チーム史上初の決勝トーナメントを戦った7月は、鹿島相手に敗れたとはいえ収穫を手にすることができた2戦だった。代表不在をチーム全員で埋めて勝利した一戦目は、感動を呼ぶものだったといっていい。
そして、浦和戦まで2週間強の時間が与えられた。
チームの雰囲気は決して悪くなかった。
カズと戸田の代役探しがこの期間の最大のテーマになったが、選手は大きなモチベーションをもって練習に取り組んでいた。
ケガや体調を崩した選手もいたし、寿人と駒野は当然おらず、ウェズレイも26日からの合流で、27日から29日までの3日間はU-22に4人も持っていかれた。
練習試合も2ゲーム組まれたが2ゲームとも負けた。
だが、こんなことをいってもどうしようもない。


ペトロヴィッチが選択した戸田とカズの代役は、戸田の変わりに3バックのセンターを務めるのが槙野。3バックの右に入るのが一誠だ。
洋次郎のセンターバック起用もほのめかしてはいたが、ほぼ槙野と一誠で決まりだろう。
これは僕の考えだが、浦和のワシントンと田中の2トップを考え、競り合いに強い槙野と、スピードに対応できる一誠をチョイスしたのではないだろうか。
槙野は吉弘や洋次郎よりも高さに強い。一誠は吉弘よりもスピードがある。理にかなった選手起用ではある気がするが、ディフェンダーを本職にしている吉弘がこのチャンスにスタメンで出場できないというのは、きついものがあるような。
槙野のセンターも適正だとは思えないが。


しかし、槙野にとっては大きなチャンスだ。
カナダから帰ってきて、「余裕をもってプレーできるようになった」と成長を口にし、「とにかく広島でレギュラー獲得を目指す」ためのアピールの場がさっそく待ち構えていたんだ。浦和相手となれば宣伝効果はこれ以上ない。このチャンスを生かさない手はないだろう。
(広島にとってはありがた迷惑な話ではあったが)U-22の合宿に招集された。この浦和戦は槙野のサッカー人生において大きなターニングポイントになるかもしれない。
これはもちろん一誠にもいえる。ペトロヴィッチの厚き信頼に、もうそろそろ結果で応えなけなければならない。もうそろそろ、結果で。
この2人の活躍なくして浦和戦勝利はまずありえない。逆にこの2人が活躍し勝利を収めれば、広島は勝ち点3以上の大きなものを手に入れることになるだろう。


寿人は出場を志願するだろう。駒野はさすがに休養が必要か。そうなればハンジェが右サイドを埋めることになる。ウェズレイのコンディションは多少不安だが、ウェズレイは寿人とコンビを組むと数倍テンションが上がる。誰よりも寿人を待っているのはウェズレイなのだから、そういう意味でも寿人には出場してもらいたい。そしてためてきた鬱憤をウェズレイと真っ赤な中でパフォーマンスを決めて、しっかり晴らしてほしい。
陽介は好調だ。昨季埼スタで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたから、今年はさらに期待できる。Jではここ4ゲームで3ゴール、このいい流れを続けてもらいたい。


広島が勝利するために必要不可欠なことは、まず守備だ。
個人能力の高い相手に対して、1対1の局面が多くなると厳しい展開になる。切り替えを早くし、前線から全員で守備をすることは最低限必要なことだ。
そして、決めるべきところで決めること。
最強2トップと好調な陽介がいるからこの部分はあまり心配していないが、少ないだろうチャンスを決められるかは、本当に重要なポイント。
浦和相手に、先制点を決められるときつい。
最強2トップには、酷なようだが、ファーストチャンスでゴールを奪ってほしい。
そして、みんなで守る守る守る。これしかないだろう。


勝てば順位は3つ上がる。また上位に顔を出すというモチベーションもおおいに湧き上がってくる。だが、負けると13位のままだ。リアルに後ろが見えてくる。
このゲームは大きな意味がある。今後の対戦相手もタフな相手が続くから、浦和戦で得たものが大きく響くことになるだろう。
浦和を踏み台にすることができれば、いや、しなければならない。
真っ赤な中で勝利する。
そして、もう2ヶ月も見ていない槙野と陽介のパフォーマンスを見てみんなで喜ぶんだ。
槙野、これ以上目立てる舞台は絶対にないぞ!
全国放送、全国紙、ジャックしちまえ!

About 2007年07月

2007年07月にブログ「むらさき」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2007年06月です。

次のアーカイブは2007年08月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

2009年02月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

日程・結果

3/7 1節 vs横浜FM(A)

3/15 2節 vs大宮(H)

3/22 3節 vs鹿島(A)

3/25 ナビスコ1節 vs浦和(H)

4/4 4節 vsG大阪(A)