昨日行われたトレーニングマッチ2ゲームのレポートを。
まず1本目、吉備国際大学とのゲームは、ペトロヴィッチも「特に収穫はない」と言ってたが、見るべきところもない、書く事もないゲームだった。
ユースの選手が4人呼ばれて出場したが、奪った5ゴールすべてが彼らの得点だったし、彼らの好プレーの方が光っていた。
ユースの選手はモチベーションも高くこのゲームに挑んでいたと思う。
アピールしよう、できることを一生懸命やろう、という姿勢がひしひしと伝わってきた。
このゲームに出場した選手たちは、ユースの選手たちに学ばなければいけないことが多いと思う。
2本目は、リーグ戦が1週飛ぶ愛媛を迎えてのゲームだった。
ほぼベストのメンバーだったし、いい対戦相手になったとは思う。
そして結果は3-1と、まあJ1の力は見せることができただろう。
ただ、ゲーム内容は多少乏しく、90分間を通して狙い通りのサッカーを見せることはできなかった。
まあ、かなり太陽が元気だったし、水曜、木曜と2部練習で身体を追い込んだあとのゲームだったから仕方ない面はあったと思う。
ペトロヴィッチは「練習でやった形があそこまで出るとは思わなかった」と喜んでいたから、まあ、先週の福岡戦よりは実のあるゲームだった。
メンバーは、
GK:下田
DF:一誠、戸田、盛田
MF:ハンジェ、青山、服部、桑田、浩司
FW:寿人、平繁
駒野と陽介には休養が与えられ、ウェズレイは左ふくらはぎに違和感を感じたため、カズは体調を崩しているため、不参加となった。
ウェズレイとカズは来週の練習からは合流できるようで、心配はいらないようだ。
ゲーム序盤は、広島が完全にペースを握っていた。
得点こそ、相手のミスをついてのものだったが、ミスを見逃さないしたたかさを愛媛に見せてやったともいえる。
だが、失点シーンは、広島特有のもったいない失点だった。
盛田の中途半端なクリアを拾われ、森脇からの一発のパスで田中俊也に裏を取られ、一誠が倒してPK。
なんとも、いらない失点だった。
森脇と田中は元気な姿を見せていたね。
大木は、ヤクルトvs日本ハムの始球式を務めるとかで、やってきていなかった。
この失点だが、こういう失点をこれからどうやって減らしていくか、真剣に考えないといけないと思うし、もっとチーム全体の問題として修正を試みる必要があると思う。
こういう無駄な失点をしていたら、勝てない。
とにかく、失点を減らすことがこれからの最重要課題だ。
崩されたわけではないし、相手がスーパーだったわけでもない。
自分たちで首を絞め、リスクを無駄に背負ってしまっている。
つなぐのが苦しければ、2トップの裏に蹴りこんでいい。
そうすることによって相手のラインも下がるし、相手が下がればつなぎやすくなる。
ゲームの流れを掴み、状況判断をもっと高めていかないと。
チーム全体での意思統一もそうだし、個人レベルでも上げていかないといけない。
鍵を握るのは青山だ。
青山がもっともっと中心になってゲームを進め、責任感を持って、ゲームに大きな影響力をもたらす選手なのだと自覚してもらいたい。
そして、チームの中心になるだけの力を持っているわけだから、もっと自信を持って、周囲の選手に要求し、動かせるようになってもらいたい。
攻撃面でも課題はあった。
広島の攻撃は、2トップにまずボールが収まらないと、始まらない。
くさびを当てたボールを2トップが奪われてしまうと、なんとも淡白な攻撃に終わってしまう。
ウェズレイ、駒野がいなかったこの日、それが顕著にあらわれていた。
この状況を打開するためには、さっきも同じことを書いたけど、裏へのボールがもっと必要になってくると思う。
広島には寿人がいるんだ。
出し手と寿人の狙いが一致すれば、大きなチャンスにもなる。
相手に背後の脅威を抱かせることによって、くさびのボールも入れやすくなるし、うまく使い分けていきたい。
2トップにくさびをあて、そこに中盤が絡んで、サイドに展開し。
広島のこの理想的な攻撃パターンをもっと生かすためには、他のバリエーションを作っていくことも考えた方がいいだろう。
3点目は、寿人と公太のコンビで左サイドを突破し、中に走りこんだ浩司がゴールを決めた。
美しい形だった。
こだわりたくなる気持ちもわかるけどね。
トレーニングマッチだったということもあって、課題ばかりを並べてみた。
だが別に、ひどいゲームだったわけではない。
ペトロヴィッチが言うように、前半では練習していた形が見えたし、すごくテンポよくボールがつながり、連動して動けていたと思う。
このサッカーが90分間できれば文句ない、といえる内容だった。
また、本気で公式戦のように戦え、と言われていたように玉際でも選手たちは戦っていた。
桑田、一誠らも、遜色なくトップチームでプレーできている。
課題はトレーニングマッチだから当然あるとしても、いい面もあった。
なんといっても寿人が元気だ。頼もしいよ。
来週からの1週間は、全メンバーが揃う。
ペトロヴィッチ監督も「鹿島戦に向けてのトレーニングをしていく」と語っていた。
他チームより準備期間が長かったことをプラスにしてほしい。
6月の4ゲームは、本当に重要だ。
今、悪くもなく良くもない場所にいる。
この場所から、6月の4ゲームを終えると、どちらかに移動することになるだろう。
まず鹿島。たいした相手じゃない。勝って弾みをつけたい。