3週間の中断期間に入っている広島は、吉田で2部練習が続き、ハードなトレーニングが行われている。
よく走ってるよ。素走りがないだけで、練習メニューはきつい。
そして、昨日はアビスパ福岡との練習試合が組まれた。
この日は、日曜日ということもあってだろうが、吉田には多くのファンの方々が詰め掛けていて、なんだか広島に対する期待が膨らんでいるように感じられた。
やはり、清水戦の勝利は多くの感動をもたらしたんだと思う。
代表組とU-20組もいない中、これだけの人が集まったんだから、勝利することの意味が垣間見れた。
で、どんなゲームだったかという内容の方だが、たくさんの観客の期待に応える内容ではなかったね。
メンバーは、
GK:下田
DF:カズ、戸田、盛田
MF:ハンジェ、青山、公太、高萩、浩司
FW:ウェズレイ、桑田
という今現状のベスト布陣。
一誠は来週合流できるようだ。
福岡は、サテライトメンバー。
まあ、名の通ってる選手といえば、宮崎光平ぐらい。
光平は元気だった。素晴らしいクロスからアシストを記録してくれたから。
ゲーム序盤は、広島が押していた。
小気味良いパスワークを見せ、相手を押し込んだ。面子を見れば当然だが。
ただ、フィニッシュの精度が低く、攻撃は単調。
18分にCKからの混戦の中、福岡の城後がハンドをしてしまいPKを獲得。
ウェズレイが決めて先制したが、この判定に怒った城後は暴言を吐いてレッドカード。
練習試合で人数が少なくなっては、ということで他の選手がすぐピッチに入り11対11でゲームは進められたが、これを機に福岡の選手がレフリーの判定に異議を唱えることが多くなり、少し殺伐としたムードが流れ始める。
前半スコアが動いたのはこれだけ。
後半に入ると、下田とカズが代わり、木寺と橋内が入った。
そして5分に「緊張していたし、あれは僕のミスです」と橋内自身も語るように、光平のクロスに対して相手を捕まえきれず、ヘディングシュートを許してしまい失点。
その10分後には、ハファエルがゴール真正面からのFKを直接決めて逆転。
福岡にリードを許してしまう。
その後、福岡はこのゲームに勝ちにきた。
ガッツリブロックを作ってきた。
その中でもチャンスは作れたんだけどね。
トップに入った桑田がいい飛び出しを見せゴールまで後一歩に迫りながら、フィニッシュの問題が彼にはついて回る。
俊介と上野が移籍し、田村はリハビリ中の今、FW桑田は当然予想の範疇だったし、本人もまったく不安には思っていなかったようだったが、もう少し、ウェズレイともそうだし周囲ともコンビネーションを高める必要性は感じた。
桑田の持ち味は、スペースへ動き出すこと。
スペースを見つけてそこへ積極的に動き出すことは、桑田が一番得意としているプレーだ。
ハードワークできることも彼のいいところ。
FWでもその持ち味はしっかりと発揮していたと思う。
だが、いかんせん精度が。ドフリーで抜け出したシュートも、バーに当ててしまった。
「裏へ飛び出して、くさびを受けて、やることはわかっているが、動き方をもう少し考えないといけない。もう少しくさびを引き出したかった。あと、あそこのポジションにいる以上決めないと。フィニッシュのところが課題です」桑田談。
だが、桑田は本当にいい動きをしていたんだよね。
シュートを打てる、チャンスを作れる、動きはできていた。
ペトロヴィッチも褒めてたし。
まあ、この決定力というのが高いからこそ、寿人とウェズレイが先発してるわけで、さらにJ最強なわけ。
桑田はその可能性は秘めているはず、精進して高めていってもらいたい。
あとは、特筆すべきことは特にない。
疲れていたのは見え見えだったし、本気モードには程遠かった。
「これが練習試合でよかった」(ペトロヴィッチ)というゲームだった。
やはり、広島は守られると、攻撃に停滞感が生まれる。横パス、バックパスが多すぎる。
アイデア不足、ということを強く感じた。
そして、今日は駒野、陽介というドリブラーがいなかったこともあるが、仕掛ける選手がいない。
横浜FC戦で見せたような、悪癖がでた。
強引にこじ開ける術、ミドルシュートや個人で局面を打開するプレーの必要性を感じる。
その意識を強く持つことから、まずはじめてもらいたい。
チーム全体の意識付けとして浸透させる必要があるだろう。
勝負すれば、10戦10勝とはいかなくても、6~8勝できるポテンシャルを広島の選手たちは持ってるはずだから。
特に、浩司。意表をつくプレーというのをもっと強く意識しないと。
僕は、もっと浩司は自分勝手にやっていいと思うのだが。それがチームのためにもなると思う。
まあ、課題が出るということは悪くないし、そのための練習試合だから、結果を気にする必要もない。
だが、若手にチャンスを与えられなかったし、お客さんも少しガッカリして吉田から帰っていったのかな、と思うと残念だ。
水曜日からはまたハードに練習すると、ペトロヴィッチは言っていた。
来週は愛媛と吉備国際と練習試合がある。
桑田のゴールも期待したいし、今日出た課題を吹っ飛ばしてもらいたい。
J2相手に、さらにサテライト相手に、練習とはいえ広島が負ける姿を見るのは、気分のいいもんじゃないしね。
7月のナビスコは、今日のメンバープラス一誠で戦うことになるだろう。
せっかくの決勝トーナメントが、とも思うし、少し不安も感じたが、桑田や一誠が目の覚めるようなプレーを見せてくれることを期待したい。
ハンジェもこのまま黙っているとは思えないし、高萩にしてもそうだ。
そして、こういうチャンスが彼らに与えられることが素晴らしいことだと思う。
ナビスコ勝ってなかったらなかったことだったわけだから。
まあ、楽しみにしよう。
まずは、ペトロヴィッチにしっかりついていって、激しくトレーニングを続けてくれ。
確実に成長しているから。信じて走るしかないでしょ。