むらさき: 2007年04月 アーカイブ

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2007年04月 アーカイブ

2007年04月01日

J1 4節 vs横浜F・マリノス
これが現実か

期待に胸を躍らせて迎えた2007年シーズンだが、 あけてみれば、ただいま公式戦4連敗中だ。
開幕以来勝利していない。 そう、夢見ながら開幕を待ち焦がれ、東京に駆けつけてその夢を莫大に膨らませてくれてから、その想いは浅はかであったと冷水をぶっ掛けられているよ、今は。
5ゲーム勝っていないんだよ・・・
これが本当に広島の力なんだろうか?
これが現実なんだろうか?
いまだ、僕は夢を見ようともがくが、もがき方と這い上がるべき場所を、見失いつつある。

またも、後半開始早々に失点を与えてしまった。 それも2点もだ。
こんなことをしていては勝てない。
選手たちのコメントに「気にしすぎて、怖がっていたかもしれない」というのがあったが、今まさにチームの歯車が狂い始めていることを語ってくれている。
ここで、崩壊してはいけない。
横浜FMに手も足もでなかった、という敗戦ではなかったんだから。

なぜスコアが1-1の同点なんだ? 疑いたくなるほどのサッカーを見せ、完全にゲームを支配していたんだ。
先制点の形は、今季広島が求める理想形だった。
陽介がカウンターを作り出し自らクロスをあげると、逆サイドMFの公太がヘッドで折り返し、J通算100ゴール目となるメモリアルゴールをウェズレイが押し込んだ。 速い攻撃。2列目からの飛び出し。ゴール前へ侵入するサイドMF。 まさにいつも練習で繰り返し行っている攻撃パターンだった。

なのに、なのに、その1分後だ。 メモを取りながら顔を上げると、田中隼磨のクロスに、大島がフリーじゃないか! 決められた。
一瞬の出来事によく理解できず、固まっちまった。。。
だが、それさえ忘れさせてくれるほど、広島はガンガン攻撃を仕掛けていく。
青山が中盤でタクトを振るい、右へ左へパスを配給。 自分でミドルを狙うなど、ようやく彼本来の実力を今シーズン初めて見せてくれた。
寿人への裏を狙ったパスと、ウェズレイへのくさびを使い分けて相手に的を絞らせず、横浜FMを自軍に釘付けにする。
寿人にシュートチャンスが訪れる展開を作れていたし、駒野はサイドを制圧していた。

だが結局ゴールを割れず、横浜FMのDF陣に逃げられてしまった。
中澤はラッキーだったと、早野監督は大島のゴールが大きかったと、この苦しかった前半を踏ん張れ、同点で折り返せたことを勝因に挙げている。
広島にとっては、この時間にゴールを奪えす前半をリードで折り返せなかったことが、のちのち大きく響いてしまった。
「ああいう形ですぐに取り返されてはリズムに乗れない」と寿人が悔やんでいたのも当然だが、ゴールがどうしてもほしかった。

そして、先ほど書いた魔の時間帯に突入し、2失点だ。
この失点に関してのペトロヴィッチのコメントは、「GKが触れることも出来ないシュートが飛んでくる。我々の小さいミスが失点につながっているが、長いシーズンそういう時期もある」だと。。。
相手がすごいのか? そうは全然僕の目には映らなかったけど・・・
とにかく、時間帯が最悪であることは言うまでもないが、失点が多い。
ナビスコも含めて6ゲームで14失点。 異常に多い。 DFラインが崩壊していると言える数字だ。

カズはその原因を「選手間の距離があきすぎて、ボールに行くところとカバーするところがはっきりしない」と言っている。
「玉際で負けたりセカンドボールが拾えなかったりと、もったいない」と。
このゲームを見て、広島はカウンターが最大の武器であると、再確認した。
FC東京の4ゴール。ナビスコの桑田のゴール。このゲームのゴール。 すべてカウンターでしょ。
カウンターとは、きっちり守ってはじめて成立するもの。
守備が機能してこそ広島のよさが出てくるということだ。
だから、まずこの失点の多さを、どうにかしないといけない。

戦術、サッカーを変える気は毛頭ないだろうし、僕もそれでいいと思う。
だが、玉際の激しさ。90分集中力を持続させること。
とても大事なこの2つの部分に大きな問題があり、早急な修正が必要だ。
個人の気持ちの持ちようだけじゃなく、チームとしてこの問題に取り組んでほしい。
玉際が、1人でダメなら2人で行くしかない。 それだけ走るしかない。
まったく別次元のチームが前半と後半に現れてしまっては、90分後に勝ち点は得られない。

前半のサッカーを90分続けることが出来たなら、どんな相手にも勝てると僕は思う。
そういう夢を見させてくれるだけに、この敗戦は歯がゆくて仕方ないし、まだ僕は広島を信じることが出来る。
連戦が、いいのか悪いのか。 4日には神戸が来る。 誰が敗戦を考えられる!
僕は馬鹿なのか? 違うと思うんだけど・・・

2007年04月05日

ナビスコ 3節 vsヴィッセル神戸
次だ次

ようやく勝ったよ。
スタメンを6人も代えてきた、今年J1に上がってきた神戸相手ではあったけど、連敗が4で止まってひと安心だ。
無失点に抑えることができたしね。 やっぱこれは大きいよ。
選手や監督もコメントしていたけど、ゼロに抑えるというのはチームとして非常に自信がつくものなんだな、ということを改めて感じた。
「完勝」というイメージを抱けるし、やっぱりなんだかんだ言って、結果をみんなが求めているんだ。 「内容は3日前に負けた横浜FM戦の方がよかった」なんて言いながら、ペトロヴィッチはご満悦の表情だったしね。

ペトロヴィッチが語る無失点の理由は「シモが止めれるところにシュートが飛んできたから」らしい。まあ確かにそれも大きいよ。2つはチームを救ってくれた。
シモが止める、というのは広島のDFラインには計算に入っているからね(笑)
僕は、この日3バックに入ったダバツの1対1の強さや、戸田の前で守備をしようという意識。カズの的確なポジショニング。
DF陣のやる気と意地、プライドが、いいディフェンスを生んでいたと思う。
あとは、最前列にいる。寿人だね。
頭を切りながら、本当によく走ってた。 FWはよくディフェンスを助ける。という表現をするけど、寿人は助けるどころじゃなく最初のディフェンダーだった。 その姿勢でチームを鼓舞し、集中力を保たせていたと思う。
この日もゴールのなかった寿人だけど、その貢献度と存在感は絶大だよ。

DF陣のがんばりと、ウェズレイのゴール。
完全に広島の勝ちパターンにはまったゲームだった。
志願の出場だったらしいウェズレイは、コンディションはどんどん上がってきていることを感じさせてくれる。頼もしいよ。
2ゲーム連続ゴールなんて、普通でしょ。
ゴンとカズにどんどん迫ってもらいたいね。
日本人として、なんとなく抜いてほしくはないけど・・・

途中出場となった陽介、平繁らは、とても積極的にゴールに迫ったんだけど、なかなかゴールを割れなかった。 追加点を奪えなかったことが、このゲームを緊張感あるものにしてしまったわけで、もっと楽に勝利できるゲームだったはず。
あと一歩なのに、なかなかゴールという壁を破れないね、とくに陽介は。 その過程まではほんと素晴らしいのに。 平繁も、もう少しゴール前で落ち着いてプレーできれば、簡単にゴールを奪える実力があるのに。
なかなか厚い壁なんだと思う。 その分ウェズレイの偉大さを痛感するけど、陽介たちも早くそういう選手になってほしいよ。
青山のミドルが入る日もそう遠くないだろう。
これは今後の大きな楽しみだ。

連敗を止めた。完封した。と言ってもナビスコだし、相手は神戸なわけであってかなり助けられた部分もある。
次だ次。Jリーグだ。それも首位の名古屋が相手だ。
実力が試されるというか、本番!って感じだね。
いい手ごたえをつかめたことは、選手監督が口にしているし、それを示してもらわないと。
このゲームは大事だ。もちろん順位の上でも、このゲームに負けると辛いポジションに身を置かなくてはならなくなる。
今勢いのあるチーム相手に勝って、その勢いを頂きたいところだ。

名古屋は、いいサッカーしてると思う。とくにMF陣の充実は目を引くものがある。
広島とまったく同じシステムだし、マッチアップがはっきりしすぎるぐらいはっきりするゲームになるだろう。
だから、1対1の戦いがとても重要になってくると思う。
とくに、中盤の三角形を形成する浩司、陽介、青山対金、山口、藤田の対決は、このゲームのハイライトだ。
広島の中盤は、どちらかと言えば攻撃に特徴のある選手たち。名古屋は、運動量多くつぶせる選手たち。
ここで、広島の中盤がテクニックで相手をかわせるか、かつ走り負けないかだ。
名古屋としては、当然ここでボールを奪うことを狙ってくるだろう。そうすればゴールはすぐそこだし。

その中でも、陽介だね。 かわせればチャンスは広がるが、奪われれば大ピンチとなる可能性もある。ギャンブル的にいつも仕掛けてはダメだ。ボールを奪われてはいけないところと勝負するところの判断がとても大事になってくると思う。
それと、サイドもガチの主導権争いだ。
駒野対本田は面白いよ。 どっちも日本代表だし。
駒野のほうが明らかに格上だし、今素晴らしいコンディションだ。
本田の左足を守備に使わせたいね。ここは問題ないでしょ。
コマのクロスが中で合うかどうかだけだよ。

このゲームに勝てば、でかいと思う。 負ければしんどくなると思う。
今後、多少楽な相手が続くから、勝って勢いをつければ連勝も十分考えられる。
3月は、最高のスタート、のち、最悪となってしまった。
4月は、またいいスタートが切れた。のち、最高にしてもらいたいよ。
1ヶ月勝利を待ったからね。今度は、敗北を1ヶ月ぐらい味わいたくないね。

2007年04月08日

J1 5節 vs名古屋グランパス
見せてくれた可能性

柏木陽介。 彼はどこまでいくんだろう。
今まででもよ~く理解していたことだが、陽介のポテンシャルは、とんでもない。
このゲームで、その可能性が無限大であることを、僕らに、サッカー界に、見せ付けてくれた。
”ファンタジスタ”なんて表現はもう死語かもしれないし、今のサッカー界に求められていない選手かもしれない。
だが陽介は、”現代版ファンタジスタ”とでも言おうか、走れる、献身的な、選手でもある。
もちろんファンタジーの部分が、陽介の最大の魅力なのは言うまでもない。
この名古屋戦を見てくれただろうか! 陽介のすべてが凝縮されていた。
広島に陽介がいる。 こんなうれしいく、誇らしいことはないね。

ゲームの入りは、前半は、広島はとんでもない出来だった。当然ながら名古屋に押し込まれる時間帯が続く。 ボールがつながらない、攻められない状況。
それもこれも、走れていないのだから、どうしようもない。
確かに首位名古屋には勢いがあった。前からのプレスはチームとして機能していたし、個々の強さもあった。
先制点を奪われたシーンだけを見ればミスともいえるかもしれないが、その結果が訪れることは必然だっただろう。
チームを支える最もな基礎ができていなかったわけだ。
なぜなのか? それさえもわからなかった。驚いたほどに。

だが、その最悪の前半を1-1で折り返せた。
唯一のチャンスだっただろう。 陽介と駒野で右サイドを崩し、ドフリーにしてくれたウェズレイへ駒野がジャストクロスを送り、ウェズレイが101ゴール目をゲット。名古屋で矢を放つ。
横浜FMにやられたことをやり返せた。
この2分後の同点弾で、一方的にさえなっていた可能性のあるゲームの流れを引き止めることができた。
今までやられていた側だったから、その効力をよく実感できたよ。とてつもなく大きかった。

ハーフタイムのペトロヴィッチの指示。
プレスに上がってきたのが、「何を怖がっている」だ。すごい雷が落ちたことだろう。
後半に入ると、目を覚ました選手たちがピッチに現れてくれた。
ペトロヴィッチの手腕の一端を垣間見れたと思う。
ただ、CKから失点を許してしまう。。。
駒野が負傷し時間があいたところで、集中力を失った。 最注意人物増川に前に入られては、そう言うしかない。
ハーフタイムにびんたを食らわされ目を覚ましたかに見えた広島の選手たちだが、戸田にはそんなびんたは通じなかったらしい。 増川にKOパンチを食らわされてから、ようやく目を覚ましやがった。

この1点で、広島はビビッてしまった。
とくに浩司は前に行くリスクを考えすぎ、アグレッシブさにかけたプレーを見せていたので、ペトロヴィッチが強引な策に出た。
浩司に代えて平繁をトップ下にいれ、攻めの枚数を増やす。
陽介を多少下げたが、この男が前へ行かないわけがない。
行け!ビビるな! と言っても変わらないから、強引なメッセージを送り込んだ。見事だったと思う。
結果論だが、藤田が平繁を見ることで、陽介があいてしまう。
この状況を作り出し、決勝ゴールにつなげたわけだ。

初めて見たかもしれない。
ペトロヴィッチがゲーム中に勝つための采配を見せ、それが成功するところを。
僕はこの部分に、ペトロヴィッチの物足りなさを感じ続けていた。
それがようやくだ。
今までは、そういう選手がいなかっただけなんだろう、そういうことにしとく。
盛田投入や一誠投入は、明らかにこのゲームに”勝つ”ためだった。
この姿勢をずっと求めてたから、待ってたから、うれしくて仕方ないね。
今後は、その能力にたくさんの引き出しがあることを見せてもらいたいよ。

広島がトヨタスタジアムで得たものは、すごくたくさんあったと思う。
ダメだ、と思ってた前半。 今までやられてたしたたかさを見せてくれた。
なにやってんだよ、と肩を落としこのままかと思ったゲーム展開を、采配とセットプレーで打破してくれた。
そして、冒頭に書いた陽介が、まぶしいほどの輝きを放つプレーを見せてくれた。
ウェズレイの偉大さは知ってる。寿人が結果を積む男だということも知ってる。
その、僕がみんなが知ってる広島に、さらにこれだけのポテンシャルがあることを名古屋戦で示してくれたんだ。
まあ知ってたよ。その可能性があることは、言い続けてたはず。
それをようやく結果に出しみんなに見せてくれた。 僕が馬鹿じゃなかったってことを示してくれたよ。 よかった、よかった。

でも、まだまだそれは可能性の一端だと言われるだろうから、継続こそが大事だ。
その難しさは言うまでもないが、立ち止まるにはあまりに惜しいし、もったいない。
連戦が、眠ってた前半の原因の1つだろうから、それを考えるとちょっと辛いとは思う。
だけど、神戸、甲府、新潟と続く。 怖がる要素がかなり少ない相手だ。
ここで得たもの、見せてくれた可能性を、消してしまってはダメだ。
そのためには勝つしかないのも言うまでもないが、それが出来るチームだ!広島は。
まだまだ、見せてほしいことは限りなくある。

2007年04月12日

ナビスコ 4節 vsヴィッセル神戸
3連勝だ

陽介のスルーパスに抜け出した平繁が、茂木のタックルを受けPK獲得。
そのPKをとった平繁本人がペナルティースポットに立つと、1回目見事にとめられた。
だが、やり直しという判定をしてもらい2回目のチャンスがやってくると、公式戦初ゴールをぶち込んでくれた。
平繁の前半のパフォーマンスは素晴らしかった。僕らにウェズレイ不在を感じさせることがないほど、前線でしっかりキープして攻撃の突破口を作り出し、ドリブルで挑んでいく。
ゴールはPKによるものだったけど、ゴールを奪ったという事実に大きく胸を張ってもらいたい。(ルーキー最速勲章付きだし)
僕は平繁にあのプレーを見せられた今、大きく化ける可能性を感じ、胸が躍ってる。

それともうこれは普通のことなのかもしれないけど、陽介のパフォーマンスもすごかったね。
自信満々、そんなオーラを放っていたからね。
前半に成功はしなかったけど、ボールを持つと相手にまっすぐに向かい仕掛けていったシーンは、陽介の今のメンタルがとても前向きなことをあらわしていた。
この日の陽介は、神戸の選手では手に負えないほどだった。
青山も積極的にプレーに絡みリズムを作っていたし、パスの1本1本に狙いを感じることができた。すべてのボールに触ろう、そんな気持ちだったのでは?
中盤の2人がここまで機能してくれれば、ゲームを優位に進めていくことができる。
そんな前半、そんな中で生まれたゴールだった。

だけど、後半はかなり押し込まれた、殴られたね。
原因は追加点が奪えなかったこと。ラストパス、クロスの精度をかいてしまいチャンスをふいにしてしまったことが、神戸にペースを与えてしまった要因だろう。
だが、このゲームは守りきれた。
バーに何本かシュートをはじいてもらい、相手の決定力不足におおいに助けられはしたけど、ゼロという結果もこれまた大きい。
若手選手がピッチに立つ中、結果を出すため、チームのため、に90分間走っていたことが、報われたんだと思う。
一誠、桑田、槙野らは、持ち味を出していたし、このゲームで得た経験はとても大きいものになったはずだ。選手層の薄さをよく言われるが、そこに一石を投じる足がかりになるゲームになったはず。
ペトロヴィッチも手ごたえを口にしている。好評価を与えているだろう。

ビックアーチ神戸戦で連敗を止め、名古屋に乗り込み苦しみながらも勝ち点3を持ち帰ることに成功し、神戸に若手を起用して挑み、勝利を飾れた。3連勝だ。(4連敗のあとに・・・)
この流れを作ってくれた意味でも、このゲームの収穫はとても大きかったと思う。
だが、これを生かすも殺すも、次戦甲府戦がすべてだと思う。
休ませてもらった主力選手たちが、今度は結果を残す番だ。
甲府戦は、絶対に走り勝つことが重要になってくる。
切り替えを早くし、玉際で激しくいき、高い位置でボールを奪う。そうすれば相手はリスクを犯してくるので、2トップが易々とゴールを決めてくれる。
とにかく走り負けないことだ。

青山がU-22に連れて行かれた。
はっきりいって頭にくる。言ってもしょうがないが、Jリーグなんだぞ!と言いたくなる。
青山のいないポジションには、浩司が入り、桑田が起用される可能性が高いと思う。
平繁の起用も絶対あると思うが、先発ではないんじゃないかな。
もしピッチに18番が最初から立っていたら、それはペトロヴィッチの大きなメッセージだね。
「ゴールを奪って勝つぞ」「平繁、お前を信頼しているぞ」という強烈なね。
見てみたいとは思うが、早くても後半からだろう。

甲府は、もうご存知のようにガンガン殴りにくるチーム。
ガードの意識は薄く、そのガードもあまり強いチームじゃない。初勝利が4-3だからね。
だが広島は、昨年2戦2敗してしまっている。運動量のあるスタイルに飲み込まれた小瀬でのゲーム。バレーに屈したビックアーチでのゲーム。
だが今年はもうこんなことにはならないだろう。
スタイルはもうわかっているし、バレーが天敵であることに変わりはないとしても、甲府にはいない。
主導権を握り、走らされているという意識をもたずに走ること。これはとても重要だろうね。
やっぱ柏木とウェズレイがボールを収めてくれ、両サイドが高い位置を取りたい。

うちの2トップは、やはりJリーグ最強なんだ。
ウェズレイはようやくコンディションが上昇してきたばかりなのに、すでに5ゴール。
寿人もまだ量産体制の流れに乗れていないのに、3ゴール。
2人で5ゲーム8ゴール。最強といえる数字なんだよ。
このゲームも、この2トップは必ずゴールを奪ってくれるはずだ。
だが、それは浩司のパフォーマンスが大きく左右するだろうと思ってる。
名古屋戦では疲労を隠せず途中交代、その後チームが逆転を飾った。
素直に喜べないところもあったのではないかと思う。
浩司には甲府の株を奪うような飛び出しやアグレッシブさを見せてほしい。そういうプレーが売りの選手だし、ここで負けるわけにはいかないでしょ。
そして、そろそろ浩司のゴールもほしいね。
そうなれば、この連勝は止まらなくなるはずだ。

2007年04月15日

J1 6節 vsヴァンフォーレ甲府
やりきれない

なんだんだろう、このやりきれない想いは。
負けたわけではないから悔しさや苛立ちは沸いてこない。
ロープ際まで追い詰め殴りに殴った。いいストレートも2発ぶち込み相手をマットに這わせた。
なのに、ふいに2度ほど相手のパンチを食らってしまい、同じ回数マットをなめてしまった。
90分間リズムを掴み、見事なコンビネーションを駆使して真ん中とサイドと打ち分け、相手はもうKO寸前だったのに、 ジャッジが書いたスコアシートは2-2のみだ。
このスポーツに判定はない。それはわかってる。
だが、こんな結果を受け入れるのは容易じゃないよ。。。

格闘技は1人で戦うスポーツでありながら、こんなふがいない結果が待ち受けてることがよくある。殴りまくったのに絞められて負け。これはプライドの魅力かもね(日本人として)
で、サッカーは11人でやるスポーツ。当然ながらこんな結果はよく目にする。
「決めるところを決めないと、サッカーの神様は~~」知ってるよ。聞き飽きてるよ。
でも、当事者として神様にここまで嫌われた立場に立たされると、あまりにも無慈悲じゃないか?嘆きたくなる。
「Jリーグの試合の中でも、まれなくらい崩した」ペトロヴィッチのコメントだ。
僕もそう思うよ。おおげさじゃなくそう思う。だからこそ、だからこそ勝っとけよ。
家まであげといてダメってなんだよ。欲求不満たまりまくりだよ!

ただ見方を変えれば、甲府が特徴であるアグレッシブな姿勢を貫いた結果、ともいえるんだと思う。
盗まれたように寿人にゴールを奪われ、ウェズレイのセコ技にやられた。
結局崩されての失点はなかったわけだし、スーパーなゴールと狙い通りのゴールを叩き込んだのに、引き分けだ。
甲府のスタイルは如何なく発揮されていたし、DF陣の気持ちも決して切れることはなかった。
そう考えれば、甲府にしてみても納得のいく結果ではないかもしれない。
わかんないよね、サッカーって。
ゴールの形は、甲府が美しかった。
ただゲームを支配し、決定機を量産したのは広島だった。
引き分けは妥当なのかも?いやそんなことはないよ。
大木監督の記者会見の表情は、そうは語っていなかったから。

最後まで、ロスタイムまでハラハラさせられた、素晴らしいゲームだったと思う。
どうなるんだ!「サッカーの神様は~~」だから、広島の負けも十分に想像できたし、それだけのサッカーを甲府が演じてたのも本当なんだ。
地獄はいやだ、早く終われ。とも思ったからね。。。
ゴール前をボールが飛び交い、目が離せない。結末が読めない。
悲鳴と歓声、ため息が、交互に、息をつかせぬほど訪れる。
大木監督が言う、「エンターテイメント」とはこれだと思うよ。
負けたときの失望。勝ったときの歓喜。両チームができる限りのサッカーを見せていたのだから、ゲーム終了後に訪れるものは天国と地獄ほどの差があった。
結局は、どっちにも行かせてもらえなかったんだけど・・・

僕は、こういうサッカーが、ゲームが毎週見たいと思うし、Jリーグはこれからのためにこのゲームにヒントを得るべきだと思う。
まあ、めったに見られることのない90分間だった。
ただ、満足して帰ったお客さんは少ないだろうね。
でもそれでいいんじゃないのか。
その満足を得るため、このスリルを得るため、僕はまたスタジアムに足を運びたいと思った。
爆発させたいものが大きく膨らんだし、他では発散できるものじゃないから。
だから、このゲームはより大きなものを得るための序章、そう思うことにしよう。

2007年04月20日

J1 7節 アルビレックス新潟戦プレビュー
殴り、勝つ

広島の2トップは、やっぱり最強なんだ。
Jリーグ6ゲームで10ゴール。なんとも偉大な数字だ。浦和、G大阪が誇る2トップもこの2人には及ばない。このペースでいけば50ゴール以上を記録しちまうんだよね。
2人でいっちまえる。片付け完結させてしまえる力がある。痛快極まりないよ!
ウェズレイ、寿人。広島の誇りは、今シーズンもまったく期待を裏切らない数字を叩き出してくれているんだ。

だけど、ここまでまだまだこの2人は絶好調なわけではないんだよね。
ウェズレイは開幕前にコンディションを崩しようやくフィットしてきたところだし、寿人はなんとナビスコを含めれば6ゲームノーゴールという苦しい状況にも立たされていた。その間はシュートチャンスが作り出せない状況にもなっていたんだ。
だが結果を見れば、この数字だ。
横浜FM戦、甲府戦、広島の攻撃の形がチームとして機能し始めた。
さあ、これからは2人の更なるゴールショーの幕開けが訪れることを、疑うほうが難しいんじゃないだろうか。

2トップには文句のつけようがない。だが、これだけの結果を出してくれているのに、広島はいまだ2つしか勝利を収めることが出来ていない。
この現実はなんとも耐え難いものだ。
4-2と殴り合いを制した開幕戦。3-2とうっちゃた名古屋戦。
3得点以上が勝利の条件となろうとしている。ひどいもんだ・・・
「チームの勝利が一番大事」といつも口を揃えるウェズレイと寿人は、地団駄を踏まされている。正当な評価はついてきていないよ。
でもどうしても言いたくなる。僕は酷な要求をしているのは十分承知している。
2点差にしていれば甲府戦は勝利できた。もっと求めたくなるのは、この2人だからなんだ。

新潟戦、ウェズレイはバースデーゴールを決めてくれるだろう。
寿人は、広島デビューゴールを飾り、昨シーズンも2得点した相手。相性はすこぶるいい。爆発爆発大爆発、予感漂うよね。
ウェズレイは矢を放ち、寿人はコナーフラッグへ走り出すだろう。
そして、みんなで2人のシューズを磨くんだ。
2トップ祭りがこのゲームで見られる。可能性は高いというか、僕は確信を抱いてるね。

だけど、新潟の2トップも、調子がかなりよろしいようなんだよね。
エジミウソンは出場すれば脅威な存在であることはもうJでは証明済みだし、矢野貴章は、僕は信じられなかった代表FWという立場を、フロックではないことを立証しつつある。
はっきり言って、怖いね。
今の広島のDF陣では無失点はかなり厳しいんじゃないかと、思わせるものが彼らにはあるよ。
G大阪を倒してもいる。信じられないよ。
あの本当に強いG大阪に土をつけてしまうんだから・・・
この勢いのまま、広島にやってくるだろう。

もう、打ち合い覚悟だ。
何回ダウンを奪われようが、それ以上相手をマットに沈めるしかない。
相手のパンチも相当強烈だ。
だが、広島の強烈さはもう書いたでしょ、誰にも劣っていない。
先週は、シゲパンチに屈した。ちょっと想像外で、あまりにいいパンチだった・・・
ただ、新潟のパンチは想像できる。
DF陣の奮闘にもおおいに期待したい。
カズはいい加減もらいすぎだろ、顔腫れまくってる。もう見てられなくなるよ。
だからたのむよ下田。カズの顔をこれ以上つぶさないでやってくれ。

このゲームの見所は、2トップの打ち合いであることは間違いない。
だが、もっと言えばその前、陽介とマルシオ・リシャルデスの戦いが最大の注目ポイントだ。
陽介への期待、もう言う必要もないよね。いまや全国民が期待しているんだから。
後はゴールという壁を突き破るだけなんだが、オシムはいい刺激を与えてくれたよ。
壁を突き破るきっかけをプレゼントしてくれた。
さあ、陽介を見にビックアーチへ行こうぜ!

マルシオ・リシャルデス、それにしても新潟の外国人は当たる。
これはもう偶然ではなく、フロントの手腕を高く評価すべきだね。
ファビーニョ、アウト。マルシオ・リシャルデス、イン。
どうなるものかと思ってったんだが、とてもいい選手だったよ。
今シーズンは、日本人の補強も素晴らしい。
新潟は、ステップを踏み、間違うことなく、下降させることなく、確実にチームは成長していることを伺わせるね。

新潟とは、同じ年にJ1に昇格した同士でありライバルでもある。
負けたくはない。勝ちたい。この気持ちは両チームにあると思う。
このゲームは、両チームにとって今後立てる目標を大きく左右するゲームでもあるし、間違いなくエキサイティングなゲームになるだろう。
まだホームで勝てていない広島。新潟はアウェイで勝利し3連勝となればJの主役に躍り出る夢を見ることが出来る。
殴り合い必死だ。
リングサイド(ビックアーチ)で、僕らが後押して勝利をもぎとろうじゃないか!

2007年04月22日

J1 7節 vsアルビレックス新潟
うまくいかない

物事がうまくいかない時は、こういうものなんだろう。
またそういう時期は、必ず訪れるものなんだとも思う。
甲府の大木監督、新潟の鈴木監督にも、「引き分けれてよかった」というような言葉を言わせて、広島を後にさせた。
贔屓目なしに(そんなことはできないが)広島がゲームを掌握していたと思う。
が、彼らは勝ち点1をゲットして、足取り軽く帰っていったことだろう。
何で僕らの足取りがこんなに重くならなくてはならないのだろうか。
何ですぐそこまでの家路が、こんなに長く感じなければならないんだ。

知ってたか!中途半端な満足しか与えてくれないと、すぐに欲求不満は怒りに変わるんだ。
満たすということは、いろんな関係を幸せに続けていくためにとても大切なことだ。
いっそ簡単に怒らせてくれたほうが、その関係は修復しやすいこともあるんだ。
2ゴール奪って2失点。ゼロに抑えてノーゴール。極上の内容。
怒りに変わるんだ。

ウェズレイに決定機が訪れた。寿人にすれすれのクロスを何度も送った。駒野がいつも通り右サイドを自分のものにしていた。陽介が変化をつけていた。アオが、浩司が、果敢にゴール前に飛び込んでいた。
なのにゼロゴール。僕はこの原因を真剣に考えるべきだと思う。
運不運で片付けるべきでは決してなく、その原因を明確にし、取り組んでいかなければならないことはあるはずだ。
方向性は間違っていないからこそ、壁は近くに鮮明に現れていると思う。

まず、言いたいのはラストパス、クロスの精度だ。
その過程は素晴らしく、たくさんの回数のラストパスやクロスが送られるため、大きくクローズアップされる。
出し手の問題。受け手の問題。両方だと思う。確認し、突き詰めていかなければならない。
極端に言えば、過程や回数は関係ないのがサッカーというスポーツだ。
ラストパス、シュート。ここで力を発揮できるか。結果として数字に残せるか。
これがすべて。そして一番難しいとも思うが。

ペトロヴィッチの真意は、どうなんだろう???
前半の内容は素晴らしかった、と語った横浜FM戦。Jリーグで稀なくらい崩したのだが、と嘆いた甲府戦。素晴らしい夜だ、と言った新潟戦。
満足している部分があるのはわかる。確かにそう評する内容でもあったと思う。
だが、得たものを考えてほしい。
そして、最終的な目標も考えてほしい。
シュート数ではなくゴール数を競うのがサッカーであり、勝利するのが最優先課題のはずだ。
いい選手を育て、代表に送り込むのがペトロヴィッチの仕事ではない。いい選手を育て、広島を勝利導くことが仕事のはずだ。
新潟戦後は、冗談を飛ばしでもしないとやりきれなかったんだろう。
今の状況を継続していくことは重要だ。だが、今の状況は楽観すべきものでは絶対ない。

そして、このゲームでおおいに疑問を抱かせたのが、選手交代を行わなかったことだ。
アオ、陽介は明らかに足が止まっていた。後半のペースダウンは、”運動量低下、間延び、セカンドボールを拾われた”が招いたものだ。
また、70分、80分とゲームを支配していながら、ゴールが生まれない状況だった。
何か変化をつける必要があったのではないだろうか?
僕は不思議でしょうがない。
柏戦はギャンブルともいえる、”盛田アウト平繁イン2バック3トップ”を決行した監督が、名古屋戦でも平繁投入でチームを逆転勝利に導いた監督が、なぜこのゲームに動かなかったのだろうか。

平繁というジョーカーを自ら育て、一誠は好パフォーマンスで前節応えてくれたのに、なぜか彼らが見えていなかったようだ。
交代する理由が見当たらなかった?交代しない理由が見当たらなかったよ・・・
監督が勝たせることができるゲームがある。ペトロヴィッチはその能力を持っている。
なのにどうしたんだろう?このゲームはミスだったと思う。

うまくかみ合わない中、またGW連戦がやってくる。チームで解決する時間はないよ。
だから、突き抜ける個の登場に期待したいね、ガッツーンと。
2トップにはこれ以上を望めないでしょ。僕は浩司とアオに多くを望みたいよ。やってもらわないと。
だが、アオは次節出場停止・・・
このチームの鍵を握っているのは、一誠であり平繁なのではないだろうか、と強く感じさせる。
ペトロヴィッチにあんなことを言わせない、彼らの活躍に期待したい。

2007年04月27日

J1 8節 磐田戦プレビュー
突き抜けろ

煮え切らないチーム同士の対戦だ。
磐田は、センセーショナルな敗戦を喫した開幕戦の後、3連勝を飾るも浦和に力負けし、前節はG大阪に大量失点を食らってしまった。
けが人も多く、なかなかベストのサッカーを見せることが出来ていない現状だ。
広島は、G大阪にはやられたが、他のゲームは勝ち点をもっと積み重ねていいゲーム内容を見せていながら、決定力を欠いたり簡単に失点を許したり、歯車がかみ合っていない。
こう書いてみると、G大阪にKOを食らった同士だ。
なんか仲間意識も芽生えてくるかも??? そんなわけないけど。

駆け足で突っ走るから、Jリーグも7節を経過した。もう序盤戦ではなく中盤戦といいってもいいだろう。各チームの居所がだんだん明確にもなってきた。
ただこの2チームは、いまだポテンシャルをはかりきれない、チームだと思う。
磐田は、けが人が多いが勝ち点は積んでるから、復帰してきたら上に行くのかも。やっぱり力のあるチームだし。ただ、ゲームによって波がありすぎ。
広島は、いいサッカーしてるけど、勝ちきれないチーム。もっと出来るはずなんだけど。でもけが人が出たらやばいだろうな。
こんなイメージじゃないだろうか?
今の位置は(広島11位、磐田8位)なんとかしがみついてるものなのか。それとも、ここが妥当なところなのか。もっと上へいけるのか。よくわからない。
そんな両者の対戦だから、勝利した方が、何かきっかけをつかめるゲームになるんじゃないかと思う。

ヤマハスタジアム。僕は昨シーズンのゲームをすごい憶えてる。
センタリングがゴールに吸い込まれ、太田に2発ぶち込まれ、完敗だった。
やりきれなかったな。文句、不満が、確かにあの時爆発した。
あの殺伐とした雰囲気、忘れられないね。
そしてその後、小野監督が辞任。小野監督の最後となるゲームにもなった。
まあ、これについては、避けられなかったと思う。
僕もあの時はそうすべきだと思った。
こんなこともあり、ヤマハスタジアムは、広島にとっては嫌な因縁というか、けちをつけられた場所にはなったわけだ。
とりあえず、一年でそんな過去は振り払っておきたいね。

広島のスタメン、間違いないだろう。
GK:下田
DF:カズ、戸田、ダバツ
MF:コマ、一誠、公太、陽介、浩司
FW:寿人、ウェズレイ
磐田は、どうなるんだろう、難しい。
GK:川口
DF:加賀、菊池、大井、上田
MF:マルキーニョス・パラナ、ファブリシオ、太田、成岡
FW:カレン、中山
という感じになるんじゃなかろうか。
鈴木が出場可能であれば、菊池がMFに、中山がベンツに入るのか?
ポイントとしては、DFラインがどこまで立て直せているか、村井の投入どころ、だろう。

僕はこのゲーム、チャンスを掴みたい一誠と、やっぱり浩司に期待したい。
この2人に、いい距離感を保ちながらも、チームに躍動感をもたらしてほしいと思う。
ゲームはほぼ支配できると思う。チャンスもたくさん出来るはず。
その中で、この2人が飛び出してゴール前にどんどん絡んでくれれば、絶対相手が穴を作ってくれると思うんだ。
贅沢言えばゴールがほしい。
まだMF陣のゴールがないし、突き抜ける何か、それは浩司が握ってる。
このチームのヒーローは浩司だと思う。だから、浩司が結果を残してくれれば、一気に階段を上れるはずなんだ。
陽介のゴールは、声を大きくして求めるものでもない。必ず近いうちにやってくるだろうと思う。
もう少し静かに見守りたい。
広島が大きく前進したゲーム。そうなってくれることを祈るよ。
今の現状を突き抜け、破り去って、前へ上へ行きたい。
もう、内容はよかった、はいいよ。
勝ちたい。そして、勝たせろペトロヴィッチ。

2007年04月29日

J1 8節 vsジュビロ磐田
意思の統一

負けちまったよ。。。
前半の出来、僕は目を疑わずにはいられなかった。
驚きの、今シーズン最悪の出来だった。
確かに後半は目を覚ましてくれたと思う。戦ってくれていたと思う。
審判の判定にも、まったく納得がいかない。
でも、アドレナリンが大放出したこのゲームを終わって、僕は失望を抱かずにはいられない。
広島の、つらい現状が突きつけられたゲームだったから。

どうしてあんな前半を過ごしてしまったんだろう。
4分の先制点はある程度仕方ない。いいクロスだった。
だが、ゲームのぬるい入り方、あいまいな入り方、がもたらした結果だと思う。
なぜそうなったのかは、突き詰める必要がある。
ゲーム前から、相手が全快でゲームに入ってくるのは予想できたはず、磐田は前節の大差負けをホームで取り返そうとしていたはずだ。
そこでペトロヴィッチがどういう指示を出していたのか、また出していなかったのかはわからないが、しっかり受けようとしたDF陣と、相手の勢いを上からかぶせようとした攻撃陣との、意識の差があったんじゃないだろうか。
だから、中盤のスペースがあいてしまい、中盤がマークの確認さえ出来ないうちに失点してしまったんだ。

こういう流れが悪い時間を守りきれず、あっさり失点を許してしまうのも今シーズンの悪癖なのだが、このゲームにはそこに必然性を感じた。
ゲーム前に、対策を立てていたら違ったはず。意思が統一できていればしのげたはずだ。
悪い時間を作り出さない策があったはずだ。
一誠の先発。ただでさえ不安要素があったというのに、その策は見えなかった。
”自分たちのサッカー”ができれば大丈夫。選手はそう口を揃えるが、それが統一されえていないのではどうしようもない。

先制点を食らい、躍起になって取り返そうとする攻撃陣。
だが、守備陣は腰が引けてしまった。まあ、いきなり先制されたんだから致し方ないとは思うが、またここでどういう戦い方をするのか不明瞭になり、集中力を欠いたダバツがCKでマークを外し、失点を重ねてしまう。
どうしたかったのか? またわからない。
ゲームを落ち着かせるべきだったはずだ。
確かに攻める時間、ゴールに迫る場面もあったが、焦る時間でもなければ、まだ流れは悪く相手にペースを握られたままだった。
ちょっと待て、引いて守ろう。しっかりマークの確認をして、守備のブロックを築こう。
そういう判断も必要だったと思う。
どっちつかずのまま、またぽろっと失点。傷を決定的に広げてしまった。

ハーフタイム開け、広島の選手たちは、とんでもなく早く出てきた。
5分以上は早かったんじゃないだろうか。
ペトロヴィッチが落としたカミナリ。そして指示。ロッカールームが想像できる。
怖がるな、走れ、攻めにいけ、点をとれ。
後半に広島が見違えたのは、チームの意思統一がはかれたからだと思う。
やること、目的が、すっきりしたはずだ。
強制的2点ビハインドだ。そうなりやすかった。またそうならなければいけなかった。

そして、さすが寿人、のゴールがいきなり飛び出して、その勢いにさらに火がついた。
その後も、攻めた。チャンスを作り、ゴール前を立て続けに迎えた。
だが、同点ゴールがこの時間に奪えなかった。
自分たちのサッカー、いいサッカーが出来ている時間に、重要なゴールが奪えない、決めきれない。
これも今シーズンの課題となってることなのだが、そうこうしているうちに、カウンターに沈んだ。

3失点目、4失点目、DF陣が耐えてくれれば、とは思う。
だけど、僕は責められないと思う。
あの時間に同点ゴールを奪っておかなければならなかった。
リスクを背負っていたわけだ。決定打を打たなければ、返ってくるものだ。
好循環ではない、ことが象徴されている。
悪い時間に我慢しきれず失点し、いい時間にゴールを奪えず失点する。
得点ランキング1位と2位がいながらこの順位。
何かがおかしいのは明らかだ。

まず、しっかりチームの意思統一をはかることが大事だと思う。
ゲーム中に起こった状況に対して、今はどういう時間なのか。個々がその状況で何をするべきなのか。チームで共有して、流れを見極めて、ゲームを運べるようにならないといけない。
自分たちのサッカー、だけを考えていたのでは、通用していない。
相手のストロングポイントを消したり、ゲームの流れを見極めたり、もっとミスを減らしたり、基本的1対1に負けなかったり、自分たちのサッカーをする為に必要なものが欠けている。

大宮、大分、横浜FCと下位の相手が続く。
力でねじ伏せれる相手かもしれない。2トップで勝てるかもしれない。
でも、相手はそこを徹底的につぶしてくるだろう。
そこで、つまった時、もしくはこのゲームのように開始直後にアクシデントが起こった時、どういう対応を見せるか。
当然相手の流れの時間帯もくる。そこで我慢できるか。
チームの意思を統一させるためには、強烈なリーダーシップを発揮するべき選手が必要だ。
戸田はディフェンダー。寿人はアタッカー。僕は適任ではないと思う。
その間をつなぐ浩司に、その役割を求めたいと思っているのだが。

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日程・結果

天皇杯 4回戦
 vs東京V(西が丘) 1-0


42節 vs仙台(A) 1-1


天皇杯 5回戦 11/15
 vs川崎(長崎)

43節 11/22 vs草津(H)

44節 11/30 vs熊本(A)

45節 12/6 vs徳島(H)