18日の朝、小野監督の辞任が発表された。どういった背景がその中にあるのかはよく分からないが、不振の責任を自らがとったということのようだ。1ゲームも勝っていない事実、最下位という順位を考えれば、当然の結果だ。
このままでは来シーズンはJ2だ。早期の修正が必要であるわけだし、今の現状を、小野監督が立て直せる可能性は相当低いことは、磐田戦を見れば一目瞭然だった。
小野監督が就任してから、チームは明らかに成長したと思う。主力が抜けたなか1年でJ1に復帰し、公約通り昨シーズンは、1時期2位につけるなど、上位に顔を出した。成績は右上がりに成長し、今シーズンはタイトルを狙うという目標を、本気で掲げることができるようにさえなった。わずか3年でここまで来れたことは、素晴らしいことだと思う。
当然、今シーズンにかかる期待は大きいものだった。監督自身も十分な手ごたえを感じていたからこそ、契約を延長したのだと思う。
しかし、期待に応えられなかったというより、予想してもいなかった結果となってしまった。8ゲーム戦い勝ち星なし。ホームでは4連敗。3つ引き分けて勝ち点3で単独最下位。失点21はリーグワースト。散々な成績だ。
なぜこうなってしまったのだろう。
まず、戸田、ウェズレイが加入し、新たなシステムを試みたが、キャンプを通しても思うような形ができあがらず、不安を抱えたままシーズンに入ってしまったこと。
そして、開幕戦で4失点してしまい、さらに不安が増幅してしまう。その後も毎ゲーム失点を重ね、ゲームをこなしていくごとに悪い状態になっていってしまった。
京都戦がポイントだったと思う。勝たないといけないゲームだった。この京都戦で勝てなかったために、チームは完全に自信を失い、迷路へ迷い込んでしまった。その後のゲームは、システムを変えたり、選手を変えたりと試行錯誤をしたが、一向に改善されず、真っ暗闇に。
小野監督は、これまでの戦いを見ても、チームが苦境に陥ったとき、なかなか解決策を見出すことができない。J2時代の終盤戦もそうだし、昨シーズンもそうだった。
苦しいときこそ監督がチームを奮いたたせ、導かないといけない。監督のリーダーとしての資質が問われるところである。以前も書いたが、この部分で小野監督は、有効な手段を持ち合わせていない。
磐田戦を見た結果、小野監督では、もうどうしようもないと思った。もう、システムや、戦術云々ではないところまで来てしまっているなと。今後、改善されるとは1つも思えなかった。
僕は、このクラブの判断は正しいと思う。とりあえず中断するまでこのままでいくのかと思っていたが、1つでも勝ち点を得るためには、変化が必要だったのは間違いない。選手に強烈な刺激を与え、危機感を募らせ、チームに新しい風を吹き込まなければ、変わりようがないところまで来てしまっていた。
望月 一頼GKコーチが後任となった。どういったサッカーを目指し、どのような采配を振るうかは全く分からないが、まず一度リセットして、1からチームを作り直して欲しい。本当に厳しい状況での指揮となる。まず、チームの士気をどのように持っていけるかだ。